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業界ニュース 2018.9.2

島下泰久、ベントレーの聖地巡礼──伝統の工場、クルーを訪問しました

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最新のベンテイガV8で訪れたベントレーのクルー工場は、1946年に本拠とされて以来、このブランドのすべてのモデルを世に送り出してきた。現在、働いているのは総勢約5500人。親子、あるいは3代で働くワーカーも少なくないというから歴史の重みを感じてしまう。昨年は1万1089台という記録的な台数を生産した。とはいえ、求めているのはあくまで数ではなく質だという。それを象徴するのがインテリアの生産工程。何と1台分につき実に5週間をかけて手作業でつくり上げられている。

最初に驚いたのは、化粧パネルとして使われるベニヤの加工工程。3週間寝かせてしっかりと乾燥させた後、2週間かけてラッカーを5層に塗り、そのたびにサンドペーパーで丹念に磨き上げる。作業を行ないチェックするのはあくまで人間、職人である。

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肉牛の原皮(ハイド)も品質が厳選され、最適なカットの仕方を瞬時に計算するロボットで無駄を最低限に抑えつつ利用されている。それでもベンテイガ1台につき12~13頭分の原皮が使われるというから贅沢な話だ。

シートバックテーブルなどへの革の貼り込みはあえて手作業で。ステアリングホイールにも革を巻いて、ステッチを縫い上げるのも針子さんの手仕事だ。ステアリングをひとつ完成させるのに要するのはざっと3時間半~4時間。つまり1日に、最大2個しかつくることができない。

もうひとつ、興味深く思ったのは、工場のラインが頻繁に止まるということ。また、そのことをクルーのひとたちは、むしろ誇らしげにいう。なぜなら、ベントレーにとってそれは効率より品質の徹底を重視していることの証しである、と考えるからだ。

1919年の創業から来年で100周年を迎えるベントレー。時代は流れ規模は拡大しても、ずっと変わらない温もりある手仕事がそこにはある、と知ったクルー工場訪問だった。

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(GQ JAPAN 島下泰久)

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