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業界ニュース 2018.9.1

人と車/鍵と鍵穴──Vol.1 田中知之(FPM)

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●お名前
田中知之(FPM)

●車種名
アストンマーティン DB7

    MINI、公道を走るレースカー“GP”のコンセプトカーをNYショーで披露

●このクルマを選んだ理由は?
普通に街乗りできるところで、ギリギリ酔狂なクルマだから

●一番気に入ってるところ、または気に入っていないところはどこですか?
「よく壊れるでしょう?」と尋ねられるが、今までずっとエンジンが一発始動しているところ

●眺めるのに好きな角度、ポイントはどこですか?
斜め後ろから

●クルマとの一番の思い出は?
仕上がったばかりの自分の曲を、まずは自分のクルマで聴くのが習わし

●このクルマはあなたにとってオトコ? オンナ?
女性ですかねえ?

●鍵に付いているキーホルダーを選んだ理由は?
いつ買ったか忘れたビバンダム。何となく

●普段、このクルマをどんなふうに使っていますか?
お酒を飲むことも多いので。あまり普段使いはしないですね。たまに気分転換に

●いままでの車歴を教えてください
いろいろ乗りましたが、思い出深いのは実はジウジアーロがデザインを手掛けていたスズキ フロンテとBMW 318i(初代)

●どんなクルマが魅力的だと思いますか?
これは相性かなあ

●次に欲しいと思うクルマはどんなクルマですか?
たくさんありすぎて。クルマは選んでる間が一番楽しい

まだ残暑も厳しい東京。平日の旧山手通りにスルリとアストンマーティンDB7で登場した田中知之(FPM)さん。自ら収集マニアと語る田中さんの理想的なクルマとのつき合い方とは?

意外と簡単に直っちゃう

このDB7、買ってから一度も乗り換えようと思うほどの致命的な故障はありません。まあ、それほど乗ってもいないんですけれどね。でも、みんなからは相当壊れるでしょ?ってよく言われます(笑)。

購入してすぐのころ、オイルが地面に垂れたシミがあったんですが、いつの間にかそれも止まって。今ではまったく漏れなくなりました。あちこちチョコチョコは壊れるんですけれど、意外と簡単に直っちゃうんです。

ぜんぜん乗り慣れない

やや電気系統が弱いところはありますが、例えばクーラーの接触がおかしくなったりしても、配線を裏で直結してもらってマニュアル操作はできる程度には直しています(笑)。

このクルマには10年くらい乗っているので愛着もあります。でもぜんぜん乗り慣れない。バックすることなんてまったく考えないで設計したんじゃないの? って思うくらいバックしにくいんですよね。でもバックモニターを付けるのも恥ずかしいし……。

僕の仕事柄、アルバム作りの最後にマスタリングという作業があるんです。その作業をするスタジオが川崎にあるのですが、そこへクルマで行って仕上がった音源をCDでもらい、それを帰りのクルマの中で聞きながらドライブするというのが習わしだったんですが、ある日、マスタリングスタジオが家の近所になっちゃったんですよ。クルマで行く距離じゃなくなっちゃって……。

普段お酒を飲むことも多いし、駐車場を探したりするのも大変なので、それならタクシーの方がいいやってなっちゃうことが最近はますます多くなってしまいました。夢のない話ですが。

でもやっぱりクルマの運転は気晴らしになるんですよね。別に飛ばすわけではないんですが、本当に楽しい! いつもはだいたいひとりで乗っていますね。

クルマはひとりになれる空間なんだと思います。仕事の時は常に誰かと一緒にいるので、ひとりになることって少ないんですよね。だから自分ひとりになりたいときはクルマに乗るってことが良いのかも知れませんね。

アストンマーティン≒日産マーチ!?

アンケートには、このクルマのボディラインが女性的だから女性と書きました。アストンマーティンも新型になると、どんどんマッチョな感じになってきて、ヴァンキッシュなんかは特に男前。僕のDB7は、前から見るとナマズっぽいんですけれど……でも、リアのラインは女性っぽいんです。

ところで、アストンマーティンって今でこそメジャーなクルマになりましたけど、「アストンマーティン」と「日産マーチ」を昔はよく聞き間違われましてね(笑)。このクルマ、95年製で僕は2人目のオーナーなんです。当時日本のディーラーに正規輸入された車両は10台くらいしかなかったみたいで。

僕はスーパーカー世代ど真ん中なので、クルマ好きなのが当たり前ですし、死ぬまでに乗ってみたい!って思うクルマがたくさんあります。でももはや買って手に入れてしまうより、買わずにあれが欲しい!ってずっと思っている方が幸せなんじゃないかなって最近思うんです。クルマに限らず。

僕はコレクター気質があって、古着、時計、レコードとか欲しい物がたくさんある方がやっぱり幸せなんですよね。欲しい物を全部手に入れてしまったら幸せが終わってしまう。欲しい物が多ければ多いほど、お店に行ったときにドキドキできるんです。

クルマも欲しい車種が多い方がドキドキできるんです。次に何に買おうかな?って思っている時間が良いわけです。アーリー・ブロンコが欲しいなとか。できるならバハがいいな、バハだったらオートマが最初期からあるなとか。そういうことを調べているのが好きなんですよ。町乗りならオートマだなとか。

実はトヨタ2000GTにもオートマがあるんですよ、もちろん純正で。しかもボディカラーがグリーンのをちょっと前に見たんです。エンスーの人たちなら多分、2000GTのオートマなんて邪道なんでしょうけど。でも僕は街乗りしたいんで、そう考えるとベストなんですよね。

今の状態がベストなのかも

最近ジャガーEタイプも欲しいなって思っています。シリーズ3のV12。でも車内が狭いんですよね、壊れそうだし。

レストアひとつにしても、アメリカなら最新のV8を載せても許されるけれど、イギリスならダブル6を載せつづけないとダメなのかな、とか買ってもいないクルマの壊れた時の心配も勝手にしたりして(笑)。でもそうやって想像しているのが本当に楽しいんですよ。

もちろん、いまのDB7にも十分満足しているんです。だからこのクルマに乗りながら次のクルマをずっと想像している状態というのが、僕のクルマとのつき合い方としてはベストなのかも知れないですね。

PROFILE
田中知之(FPM)|Tomoyuki Tanaka(FPM)
DJ / プロデューサー。1966年7月6日生まれ。京都市出身。田中知之のソロ・プロジェクトとしてFPM=Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスチック・マシーン)を立ち上げ、1997年に『The Fantastic Plastic Machine』でデビュー。活動の幅は音楽のみに留まらず、時計やクルマなどへの造詣も深く、特にヴィンテージ・ウェアのコレクター/マニアとしては知る人ぞ知る存在である。

INNE'N'AUTO(インネンナウト)って何?
写真とイラスト、そして文字を使って様々な「クルマが好き!」を表現するアートユニットであり、プロジェクト。クルマと人の向き合い方は千差万別。でも、オーナーは「鍵」を、そしてそのクルマには「(鍵)穴」があり、その恋人同士の様な偏愛関係を見つめてみたい。そんな事を話していた時に、メンバーの一人が発した、in and outのヒドイ発音、それが「インネンナウト」。このユニットは、そんなゆるいエンジンスタートで動き出しました。
メンバー:フォトグラファー 河野 マルオ、イラストレーター 朝倉 洋美(Bob Foundation/Bell Foundation)、プランナー 鈴 琢磨(Bell Foundation)&助っ人/ライター竹村卓

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(GQ JAPAN )

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