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業界ニュース 2018.8.27

「ペダル踏み間違い」は駐車場がダントツ! 自動車メーカーの対策とは

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■事故要因に高齢ドライバーが多い理由とは

 近年、交通事故で問題となっている「アクセルとブレーキペダルの踏み間違い事故」。かなりの頻度でニュースに取り上げられています。では、踏み間違い事故の要因はどのようなものなのでしょうか。

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 問題となっている「アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違い」による事故を年齢別に見てみると、高齢ドライバーといわれる65歳以上のうち、75歳以上のドライバーの割合が高くなっています。 

 また、過去10年間で運転免許を保有する高齢者は約2倍に増加。今後も高齢ドライバーは、増え続けることが予想され、同時に「アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違い」による事故件数増加が懸念されています。

 ペダル踏み間違い事故の要因としては、『慌て、パニック』が最も多く『高齢』『乗り慣れないクルマ』と続いています。『慌て、パニック』とは、ドライバーが何らかの危険を察知して、回避する際に慌てるなどパニックに陥る状況です。続く『高齢』は、年齢的な衰え(視覚機能、注意力の低下や情報処理の遅れや誤り)が影響しています。

■ペダル踏み間違い事故は駐車場がダントツ

踏み間違い 駐車場ダントツ

 ペダル踏み間違いの発生場所は、年齢に関係なく駐車場での発生が大半を占めます。駐車位置を探すために場内を徐行し、枠に停めるまでの間に「発進・直進・後退」と複合的な操作の連続が大きな要因です。

 ペダルの踏み替え回数増加や細かな速度調整など、運転操作の要素と前述の『慌て、パニック』や『高齢』が重なり合うこととで、駐車場での事故が多くなります。  また、高齢ドライバーでは建物や塀などに衝突する事例が多く見られます。これは、場内の限られたスペースで運転操作を行なう必要があるため、車両の切り返し操作や加減速調整が『高齢』により若年層に比べ反応しづらくなっていることを示しています。

 また、高齢ドライバーの事故率が高い要因には、着座姿勢(ドライビングポジション)が関係しています。通常の運転時も同様ですが、正しい運転姿勢が重要です。

 とくに、駐車時は「発進時」や「直進時」とは違い、「後退時」における運転姿勢の変化が必要になる場合があります。高齢ドライバーは、身体の柔軟性や瞬発力が低下し、この部分でも瞬時のペダル踏み間違いに影響を及ぼします。

■ペダル踏み間違いの対策や正しい運転姿勢とは

 ペダル踏み間違いの要因や発生場所に関する問題に対して、自動車メーカーはどのような対策をとっているのでしょうか。

 現在、国内自動車メーカーのほとんどが「セーフティ・サポートカーS(以下:サポカーS)」対象車をラインナップしています。「サポカーS」とは、高齢ドライバーの交通事故防止対策の一環として『自動ブレーキ』や『ペダル踏み間違い時加速抑制装置』などを搭載したクルマの総称です。

 コンパクトカーからハイエンドモデルまで「サポカーS」を対象にし、『ドライビングポジション』の講習会なども実施しているマツダ株式会社にペダル踏み間違いの対策などを伺いました。

――「ペダル踏み間違い」問題に対してどのような対策をされているのでしょうか。

 現在、マツダの先進安全技術『SCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)』を装着したAT車には、『AT誤発進抑制制御[前進時]』という機能が備わっています。これは、前方に障害物がある(と検知した)場合にアクセルを踏み込んでも、エンジン出力の抑制や運転手に対して警報するなどで、衝突軽減を図っています。

 例えば、ペダルの踏み間違えでブレーキと勘違いしてアクセルを踏んだ場合でも、この制御が働けば衝突被害を防止軽減できる場合があります。

――先進安全技術以外での対策方法はありますか。

 マツダは『人間中心』を根本としたクルマ開発をしており、設計の核となるコクピットも人が理想的な姿勢で座り、運転できる状態を目指して開発しています。また、足元に並ぶ各ペダルも、シートに座ったドライバーの足が自然に伸びた先にある場所に配置しています。

 踏み間違いの原因の一つとして、踏み込み時に足の位置がズレて、自分の感覚と実際の位置が異なることが、交通事故分析センターのレポートにも記載されていますが、その要因である高齢化による股関節の稼働角低下や、駐停車プロセスにおける姿勢の変化などで、つま先が自分の位置感覚・想定とは違う方向・場所に伸びているということも考えられます。

※ ※ ※ ※

 「サポカー」制度を推進している経済産業省や国内自動車メーカー、日本自動車連盟(JAF)は全国のディーラーや商業施設などで自動ブレーキなどの体験試乗会を実施しています。

 高齢ドライバーをはじめ、交通事故を減らす意味でも正しい運転姿勢や先進技術を理解することが重要です。

 出典:公益財団法人交通事故総合分析センター(イタルダインフォ124)

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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