■聴ける範囲は「1か所」につき3km どういうこと?
「午前〇時〇分現在の高速道路情報をお知らせします。はじめに、△方面へ向かっている方に、交通集中による渋滞の情報です。およそ〇km先の△を先頭に、〇kmほど渋滞しています。現在、△まで〇分ほどかかっています――ハイウェイラジオ△よりお伝えしました」(〇は数字、△は場所を表す)
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これは、高速道路で聞ける「ハイウェイラジオ」の放送例です。「ハイウェイラジオ ここから」といった標識のある場所でカーラジオの周波数を1620kHzに合わせれば、行く先や周辺の交通情報、さらにはSAやPA駐車場の空き情報まで放送されることもあります。カーナビでもある広域の情報が表示されますが、画面を見る必要もないハイウェイラジオは運転中の情報収集に役立つことでしょう。
そもそも「ハイウェイラジオ」とは、NEXCO 3社で提供されている放送の呼び名で、NEXCO管内では全国300か所以上で運用されています。ラジオ放送なのに「か所」というとヘンに思う人もいるかもしれませんが、NEXCO東日本によると、1か所につき聴取できるのは約3kmと非常に限られた範囲だそうです。
なぜなら、ハイウェイラジオのような放送は「路側放送」といい、路肩または路側帯に設置された漏洩同軸ケーブルから電波が送信されていて、そのケーブルの長さが1か所あたり約3kmというわけです。一般的なラジオのように広いエリアに向けて電波が発せられているわけではなく、高速道路だけで聴けるようになっているのです。
■放送内容は自動で生成される!
渋滞先頭のキロポストやバス停名まで放送されるなど、その場所に合わせて詳細な内容が提供されるハイウェイラジオですが、じつは、係員がその都度読み上げているわけではありません。NEXCO東日本によると、コンピューターがあらかじめ録音された単語をつなぎ合わせた合成音声とのこと。
その内容は、道路管制センターへ集約された気象や車両感知器などの情報をもとに自動で作成、しかも内容は約5分おきに更新されています。ただし、情報を提供すべき重大な事象が発生した場合には、管制官などが内容を随時変更して放送することがあるといいます。
放送は1回の放送につき基本的に60秒。これは、約3kmのうちにその放送を最低2回聴くことができるようになっているそうですが、情報が多い場合には120秒に延長されることもあるそうです。
ちなみに、1620kHz以外の周波数でハイウェイラジオが提供されているところもあります。それは北関東道の壬生PA(栃木県壬生町)。このエリアでは、FMの86.7MHzでハイウェイラジオが放送されており、エリア内のみで聴くことができます。
なお、音声による交通情報サービスとしては、携帯電話から「#8162」にダイヤルする「ハイウェイテレホン」もあります。現在地から最も近い局に自動でかかるので、ハイウェイラジオのない場所で情報を得るのに便利かもしれません。固定電話からは、各地の局固有の番号にダイヤルすると同様に情報を聴くことが可能です。
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