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業界ニュース 2018.8.23

人気は高いが台数減…大衆車は5ナンバーから軽の時代? 排気量課税でも3ナンバーとの区分もなぜ残る?

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■違いはサイズと排気量の「枠」のみ

 日本の乗用車は、ナンバープレートの3桁数字(分類番号)が300番台と500番台、いわゆる「3ナンバー」と「5ナンバー」の区分けがあります。

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 道路運送車両法において、3ナンバー車は「普通乗用車」、5ナンバー車は「小型乗用車」に分類されています。後者は全長4700mm以下、幅1700mm以下、高さ2000mm以下、排気量2000cc以下のクルマのこと。この条件をひとつでも超えれば普通乗用車に分類され、3ナンバーが付けられます。

 サイズが大きく大排気量の高級車が3ナンバー車、というイメージを持っている人もいるかもしれません。実際、1989(平成元)年まで、3ナンバー車は5ナンバー車よりも自動車税が高く設定されていたため、かつては大衆的なクルマといえば5ナンバー車が一般的でした。

 しかし現在、ナンバーの分類番号による課税額の差はなくなり、排気量に応じて決められています。ナンバープレート関係の中央団体である全国自動車標板協議会(東京都文京区)の担当者は、「昔は、3ナンバー車は贅沢品とみなされていましたが、5ナンバーとの極端な差が是正されて排気量に応じた課税額になりました。技術の進歩により、排気量が小さくてもいいクルマがつくれるようになったので、現在は3ナンバー車が必ずしも『高級車』というわけではないでしょう」と話します。

 貨物車の場合、小型貨物車には「4ナンバー」、普通貨物車には「1ナンバー」がつけられ、ナンバーによる課税額の差はありませんが(おもに最大積載量に応じて異なる)、両者で高速道路料金(通行区分)や自賠責・任意保険の料金も異なってきます。一方、乗用車における3ナンバーと5ナンバーは、車両サイズと排気量に応じて「枠」が決まっているものの、車検の印紙代が3ナンバーは100円増しというくらいで、実質的な違いはほぼありません。

 では、3ナンバーと5ナンバーを統一すればよいのでは、と思う人もいるかもしれませんが、全国自動車標板協議会の担当者によると、そのような機運はなかったのではないかといいます。「ひとつには、5ナンバーは軽自動車も使うので(軽自動車の分類番号は580番台および590番台)、課税額の差が是正されたあとも、普通乗用車、小型乗用車という枠はそのまま残りました」とのことです。

■売れているのは5ナンバー車 しかし台数は減少

 売り上げの面では、5ナンバー車、3ナンバー車でどのような違いがあるでしょうか。

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表している、2018年1~6月における乗用車の通称名別売り上げ順位(軽自動車を除く)を見ると、1位「ノート」、2位「アクア」と、トップ10は軒並み5ナンバー車です。手頃な価格のコンパクトカーだけでなく、4位「セレナ」、6位「ヴォクシー」、7位「シエンタ」というように、5ナンバーサイズのミニバンも売れています。

 コンパクトカーは必然的に5ナンバーになるケースが多いですが、ミニバンの場合は、あえて5ナンバーにこだわって作られている車種もあります。たとえば「ステップワゴン」についてホンダの担当者は、女性ユーザーなどに「取り回しのよさ」を視覚的に実感してもらえることから、5ナンバー規格を標準としていると話していました。

 一方、前出の自販連による2018年1~6月の売上ランキングを見てみると、3ナンバー車は3位に「プリウス」がラインクイン。10位以内ではこれだけですが、11位に「C-HR」、14位に「ヴェゼル」と、徐々に3ナンバー車が増え、50位まで見れば約半数に達します。

 各ナンバーの登録台数という点では、別の傾向が見られます。自動車検査登録情報協会(東京都千代田区)によると、5ナンバーの小型乗用車は2008(平成20)年3月末時点で約2471万台だったのが、2018年5月末には約2057万台に減少(営業用車含む。以下同)。一方で3ナンバーの普通乗用車は、同期間で約1676万台から約1892万台に増加しているのです。ちなみに、(5ナンバーの)軽自動車については、同期間で約1608万台から約2220万台に増え、普通乗用車、小型乗用車の台数を上回っています。

 昔は5ナンバーにこだわってクルマを作っていたものの、最近はそれほど強いわけではない――ホンダの担当者は以前このように話していました。近年は、コンパクトカーに近い車種ですら、幅が広がり3ナンバー化するケースも増えています。5ナンバーに抑えることで取り回しの良さを視覚的にアピールできるというミニバンのような例はあるものの、やはり、5ナンバーへのこだわりはメーカー、ユーザーとも希薄になっているのかもしれません。

 ちなみに、小型乗用車の分類番号には、じつは700番台(7ナンバー)も割り当てられています。全国自動車標板協議会によると、これはもともと3輪乗用車の分類番号だったのが、登録台数の減少により小型乗用車に当てられるようになったのだとか。任意の一連指定番号(大きな4桁数字)を選べる「希望ナンバー」で500番台の分類番号との組み合わせを使い切ると、700番台が使用されます。なお、4ナンバーの小型貨物車にも同様に、600番台(6ナンバー)が割り当てられています。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • bg5*****|2018/08/23 07:06

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    パワーとか排気量よりも車両価格で課税しようよ、そしたらメーカーも車両価格下げてくるって。
    V6ハイブリッドで自動車税減税で田舎の足のファミリーカーのが自動車税高いっておかしいやん。
    大事に乗ってる車は13年なんて今は当たり前なんだから20年で税率あげようよ…ホントに
  • gyb*****|2018/08/23 07:29

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    ユーザーは5ナンバーサイズに拘るが、メーカーが3ナンバーを作ってしまう。
  • nob*****|2018/08/23 06:40

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    日本にもパワーに応じた課税を取り入れるべき。過給器付きの小排気量全盛の時代なんだから…

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