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業界ニュース 2018.8.19

WRCで優勝した最後FR車 4代目「シルビア」 ラリーでも活躍した走りの進化

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■リトラクタブルライト全盛期にデビュー

 4代目「シルビア(S12型)」は、1983年8月に登場しました。この世代からドアミラーが標準となり、3代目「シルビア(S110型)」角型4灯ヘッドライトに対して、開閉式のリトラクタブルライトを採用し、見た目の印象は大きく変わりました。

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 ちなみに、この年は「東京ディズニーランド」が開園、任天堂から「ファミリーコンピュータ(通称:ファミコン)」が発売されました。

 ボディ形状は、クーペとハッチバックが用意され、ライバル車を意識してよりスタイリッシュなデザインに。「シルビア(S12型)」スペシャルティカーから、いわゆる「デートカー」への移行の過渡期でもありました。

 先代「シルビア」と同様にエンジンラインナップは多く、トップグレードには「スカイラインRS」に搭載されていた4気筒2.0リッターDOHCエンジンのFJ20E型エンジンに加え、「スカイラインRS-X」と同じくターボを装着したFJ20ET型エンジンも搭載。その最高出力は190PSと、メーカー間のパワー競争に対抗しました。機能面では、日本初のチルトアップ機構付き電動ガラスサンルーフが搭載されています。

 そして、先代と同じく姉妹車「ガゼール」を用意。基本的なスタイルは、変わりませんがフロントグリルやリアのテールライトのデザインなどが異なります。

■WRCで優勝した最後FR車となる輝かしい実績

 この時代はいまより安全基準も低く、ターボ、4輪独立懸架のサスペンション、4輪ディスクブレーキ、ラジアルタイヤといった“走り”に特化した機能に各社力を入れていました。

 日産では、ブルーバードやスカイラインなどの上級車に4輪独立懸架を採用。シルビアにも4代目からセミトレーリングアーム式の後輪独立懸架を搭載し、走行安定性を向上させています。

 また、モータースポーツでは、「WRC(FIA 世界ラリー選手権)」に参戦。市販車をベースに改造した車両で戦う「グループAクラス」は、もはや4WD車でないと勝てない時代になっていましたが、後輪駆動(FR車)のシルビアはその中でも活躍していました。

 1988年には、コートジボアールで開催されたアイボリーコースト・ラリーで優勝しています。その後、現在まで続くWRCの歴史のなかで、後輪駆動(FR車)の優勝はこのときの4代目「シルビア」が最後となっています。

 ニューシルビアと謳われた3代目「シルビア」とデートカーやドリフト車として注目される5代目「シルビア(S13型)」の間に挟まれた4代目「シルビア」ですが、歴代シルビアの中でも最新機能採用やWRCでの優勝など輝かしい実績を持つモデルでした。

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(くるまのニュース くるまのニュースライター 正田拓也)

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