現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 空冷20PS、本格派じゃないから愛される。新型セロー登場で蘇った、初代がデビューした頃の記憶。【ヤマハ・250cc】

ここから本文です
業界ニュース 2018.8.12

空冷20PS、本格派じゃないから愛される。新型セロー登場で蘇った、初代がデビューした頃の記憶。【ヤマハ・250cc】

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年9月から新排ガス規制(ユーロ4同等)が適応されたことで、一度はメーカーのラインナップからも落ちてしまったセローだったが、新型に生まれ変わって8月31日から発売される。8月初旬にメディア向けに行われた撮影会で久しぶりに触れたセローはやっぱりというか、相変わらずというかセローらしさにあふれていて、筆者の頭の中には、30年以上前の初代モデルのデビュー当時の記憶が蘇った。REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

ヤマハ・セロー250……564,840円

    新型フォレスター北米仕様、国内お披露目会 今後ターボあるかも?

 ヤマハはロングセラーモデルを輩出するブランドとしても良く知られている。60周年を迎えたホンダスーパーカブにこそ及ばないものの単気筒スポーツのSR400は1978年に、セロー225は1985年に登場。諸々の事情でラインナップからの一時的な消滅はあったが、いずれ劣らぬロングセラーモデルに違いは無い。
 とかく熱しやすく覚めやすい日本市場で長期に渡って根強い支持を集めたのには、それなりの理由がある。今回はセロー250復活にちなんで、長寿モデルとして定評のあるセローについて考察してみたい。

 初代はセロー225としてデビュー。各社のオフロードモデルがモトクロッサー並の高性能を求めて過激な進化を競い合っていた頃、トレッキングバイクという新しいカテゴリーを創出してデビュー。オフロードを2輪2足でトコトコ行く穏やかなツーリングバイクとしのキャラクターはとても新鮮だった。
 それまでオフロード系モデルが主流としていた、どちらかと言うと戦闘的なスタイルとは異なる優しいデザインや空冷エンジンの搭載等は、過激なレーサーレプリカ全盛の中に投入されて大ヒットしたカワサキゼファーにも通じる、どこか「ホッ」とさせる雰囲気が漂っていた。
具体的には、スマートな車体で足つき性に優れ、軽量であった事。穏やかで扱いやすい出力特性のエンジン。ワイドなギアレシオ。そして何よりも決定的だったのは45度という大きく切れるステアリングにあった。
 ザックリ言うとトライアル車とトレール車の中間的なポジショニングに新しい魅力が込められていたのだ。

 1985年、当時の発表試乗会では浜北にあるヤマハのオフロードコースを起点にそのまま林道ツーリングへ出発。そこは文字通りの獣道を抜けるつづら折れのタイトターンが連続した。
 トレール車では曲がり切れない所もセローは難なく進む。急斜面も具合よく路面をグリップしながらトコトコ登れてしまう。その優しく柔軟な乗り味に感激したのを今でもハッキリと覚えている。しかも絶妙な魅力を覚えたのは華麗なトライアルテクニックが求められるのではなく、無理せず足をついて進めば良いと言う、気分的に極めて“楽”な乗り味がとても嬉しかったのだ。
 オフロードへ誘うビギナー向けにも断然お薦め。足つき性が良いから、小柄な女性ライダーも不安なく乗り始められ、そこにもセロー人気の要因のひとつがある。林道好きライダーにとっても、その多くはカッ飛び派ばかりではなく、大自然の美しい景色や空気を楽しみたい人は多い。そんな自然散策にもセローはまさにピタリとはまったのである。

 1989年にはセルモーターが装備されて人気は益々確かなものに。当時スポーツニッポン新聞が主催するキングオブカーの二輪車部門賞にも輝いた。その後2005年にフルモデルチェンジされてセローは250に進化。現在は最新の排気ガス規制をクリアして復活した。33年もの間熟成を重ねた最新モデルはいかなる乗り味を発揮するのか、その試乗レポートは改めてお伝えする予定だ。

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(MotorFan MotorFan編集部)

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

  • tou*****|2018/08/13 03:12

    違反報告

    手頃な値段もヒットの要因だった。
    しかし、かなり高くなってしまいました。
  • qct*****|2018/08/12 22:52

    違反報告

    ハンドル角は45じゃ無いでしょう?
    それに穏やかだけじゃなく、一部トライアル系のハードな面を持ち合わせたからでは?
  • od2*****|2018/08/13 07:46

    違反報告

    「小柄な女性ライダーも不安なく乗り始められ」と言うのは完全な男目線です。
    セローサイズでも両足ついてガレ場を走れるのはかなりの大女かデブだと思いますよ。
    日本人男性で本当にGSやアフリカツインやスーパーテネレを使ってガレ場を走ってるのは一部の人で特殊なケースなのと一緒です。

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します