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業界ニュース 2018.8.12

パワーやスピードは関係ない!? ホンダ「CR-X デルソル」の魔性の魅力とは?

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スポーツカーに一番大切な要素は、大排気量エンジンでも大パワーでもなく、官能性かもしれません。FFスポーツ"CR-X"の3代目として市場に投入されたCR-Xデルソルは、まさにそんな性能を追求したモデルでした。一部のマニアには、魔性の魅力を持っている、と言われるCR-Xデルソルとはどんなクルマだったのでしょう。

ホンダCR-Xデルソルとは?

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CR-Xデルソルは、CR-Xの3代目として、1992年3月に登場しました。もともとCR-X(バラードスポーツ)は、FFのライトウェイトスポーツを標榜した2+2の2ドアクーペでした。
最高出力130ps(グロス)を発生する1.6L直4DOHCエンジン(ZC型)を800kg前後の軽量ボディに搭載し、スポーティ度の高いコンパクトなクーペというコンセプトは2代目モデルにも受け継がれ、1989年のマイナーチェンジでは最高出力160ps(ネット)を発生する1.6L直4DOHCVTEC(B16A)エンジンが搭載されました。
しかし販売に苦戦し、3代目へのモデルチェンジの際に大きくコンセプトを変え、クローズドボディからオープンボディとなります。それが、CR-Xデルソルです。


CR-Xデルソルのオープントップに注目

CR-Xデルソルは、メタルトップを備えたハードトップです。”新しいスポーツの楽しみ方”の創造をめざしたCR-Xデルソルは、数値やデータで表現することができない、いわゆる官能評価に重きをおいたクルマです。ちなみにデルソルは、スペイン語で「太陽の」という意味です。
ボディ形状は、ルーフの取り外しができる、いわゆるタルガトップで、アルミニウム素材を使用しており軽量で取扱いやすい設計。その開閉は、1.5LのVXiと1.6LVTECのSiRに手動の「マニュアルオープンルーフ」、SiRに電動の「トランストップ」の2タイプが用意されていました。


マニュアル式オープンルーフは、トランクリッド裏に専用ホルダーがあり、そこに収納する仕組みで、オープン状態でもリアトランク容量をほとんど犠牲にしませんでした。

CR-Xデルソル最大の注目装備は、電動の「トランストップ」です。当時の国産車では、同様の開閉方式を採用する車種が他になかったほど、独自性に富んでいました。その開閉方法は、次の通りです。
1、室内からルーフ両サイドのロックを解除し、メーターバイザー右の開閉ボタンを押し続けることでトランクリッドが上昇を開始。
2、トランクリッドが上がりきるとルーフ後端がチルトアップし、スライドユニットにルーフに差し込まれたら、ルーフ後端にあるセンターロックでルーフとスライドユニットを接続。
3、スイッチを押すとスライドユニットがトランクリッド内に後退し、ルーフを収納。
4、トランクリッドが下降して収納が完了します。
所要時間は約45秒。スライドユニットがトランクリッドからせり出してルーフを収納する点が非常に独特で、当時は「まるでサンダーバードの秘密基地」とも言われました。


リアウインドウが開閉式

CR-Xデルソルの面白い装備として、コクピットの後ろに備え付けられた開閉可能なリアウインドウがあります。開けばエアクルージングの爽快感が増し、閉じればサイドからの風の巻き込みを防ぎます。
Bピラーはロールバーの役割をはたし、車両が横転した場合、乗員の安全性を確保します。



CR-Xデルソルは、CR-Xシリーズの走りにオープンエアの爽快感を加えた意欲的なスポーツモデルでしたが、1997年に生産を終了。CR-Xの歴史に幕が降ろされました。

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(CarMe カーミー)

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