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業界ニュース 2018.8.11

世界最速のインディアン伝説、ソルトフラッツにふたたび!

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今年、8月11~16日のボンネビル「スピードウィーク」に、世界最速のインディアンが200mph突破を目指して還ってくる。

 アメリカ合衆国西部、カリフォルニアのロサンゼルスから北東に約850km。ユタ州にある、琵琶湖の約2/3ほどの広さを持った巨大な塩湖跡「ボンネビル・ソルトフラッツ」。
 あたり一面が塩で覆われた--そして少し生臭い--標高1280mに位置するこの平原は、年に一度、8月のおよそ1週間にわたって世界中のスピードに取り憑かれた者たちから注目を浴びることになる。
 1912年から行なわれてきた地上最速を目指すイベント、「ボンネビル・スピードウィーク」が開催されるからだ。そして、あまたの最速伝説が生まれてきたこの地で、頗る付きの伝説=レジェンドがある。

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 バート・マンロー(Burt Munro)。
 1962年8月20日に排気量1000cc以下のクラス(AMA 1000cc S-AFクラス)で288.026km/h (178.971mph) の世界記録を樹立した、ニュージーランドのインバーカーギルからやってきたライダーである。なんと当時、63歳!!

Getting old ain’t for the faint of heart.(老いるということは心臓が弱るということじゃない。)

 彼がこの記録を叩き出したのは、アメリカ最初のバイク会社(ハーレーダビッドソンに先駆けること2ヶ月)として知られるインディアン・モーターサイクルの1920年製953ccの「スカウト」の改造車、ストリームライナー(=流線型バイク)「マンロー・スペシャル(Munro Special)」だ。
 この挑戦にインスパイアされ、名優アンソニー・ホプキンスをバート・マンロー役に迎えて2005年に製作された映画が『世界最速のインディアン(原題:The world's fastest Indian)』である(実話に基づくが完全にノンフィクションではない)。
 その後も彼は世界最速の夢を追い続け、記録を更新し続けた。

1966年8月22日、公式速度記録270.476km/h(168.066mph)を樹立。

1967年8月26日、エンジンを850cc(52in3)から950cc(58in3)にボアアップして公式速度記録295.453km/h(183.586mph)を樹立。

 彼は1978年に亡くなったが、1000cc以下の流線型バイク世界最速記録は今でも彼のものだ。

You live more in five minutes on a bike like this going flat out than some people live in a lifetime.(こんなバイクでアクセル全開で走っている5分は、他の人々の生涯に勝る。)

 出身地であるニュージーランド、インバーカーギルにある彼の記念碑には、彼が遺した有名なこの言葉が刻まれている。

 そして今年。
 8月11日~17日に開催される「スピードウィーク」に、偉大なるレジェンドであるバートの実の甥、リー・マンロー(Lee Munro)が「スピリット・オブ・マンロー(Spirit of Munro)」と名付けた最新のインディアン「スカウト」のストリームライナーで200mph(321.8688km/h)を目指して参戦するという。
 参戦するのはMPS(Modified Partial Streamliner)-G 1350 ccクラス。かの偉大な叔父とは異なるクラスだ。
 実はリー・マンローとインディアン・モータースはバートが最後の記録を樹立してから50周年にあたる昨年も参戦、残念ながらマイナートラブルなどを抱えたため記録樹立は成らなかったが、191.286mph(307.844976384km/h)をマークしている。

「インディアン・モーターサイクルの素晴らしいチームとともに、僕らは200mphを超えるという夢を実現できる」とリー。

 そう、映画『世界最速のインディアン』にこんな言葉があった。

If you don't follow through on your dreams, you might as well be a vegetable. (夢を追いかけないなら、野菜と一緒だ。)

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(MotorFan 高橋 昌也)

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みんなのコメント

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  • tak*****|2018/08/11 21:13

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    この映画は心に染みるよ!
    「燃費!」や「リセールバリュー」しか興味の無い人らにもっと観てもらいたい映画!
    やはりバイクも車も走らせてこそその価値が上がる!
  • kam*****|2018/08/11 22:22

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    映画では無かったが、レースに参戦した先でエンジントラブルに見舞われた際、近くの砂浜でエンジンのパーツを砂型鋳造したという、すごい爺さまだ。
  • hay*****|2018/08/12 02:24

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    90年代のカスタムリッターバイクで公道300キロオーバーを目指した世代。
    今のバイクでならしれっと300キロ出るけど、出そうと言う気概のある者は減っている。自分のバイクが何キロ出るかくらい、知っておこうぜ。今日、第三京浜保土ヶ谷PAに行ってきたけど、バイク5台だぞ!ピークには数百台が集まっていたと言うのに。
    寂しい思いで帰ってきたとさ。

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