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業界ニュース 2018.8.11

世界初の二輪HV、ホンダ「PCXハイブリッド」はどんな乗り味? モーターアシストで圧倒的加速力

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■力強いダッシュ力は排気量125ccの原2スクーターの中ではズバ抜けている

 いよいよ9月14日に発売となるホンダ PCXハイブリッドですが、早速乗ることができました。内燃機関エンジンと電動モーターを併用するハイブリッドはクルマの世界ではもう珍しくなくなりましたが、バイクではありそうでなかった(量産二輪車としては世界初=2018年7月時点メーカー調べ)のです。いったいどんな乗り味なのでしょうか。速報でお知らせいたします。

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 走り出してすぐに感じるのは、ダッシュが力強いってことです。PCXには150ccエンジンを積む兄貴分もいますが、スタートのスムーズさはそれに負けず劣らず匹敵するかという加速力を感じます。アクセルを全開にすればグイグイ速度が伸びていき、後続車をあっという間に置き去りにしてしまうのです。

 クラッチが繋がるタイミングも早まって、キビキビした発進がより際立っているから面白いようにダッシュしていきます。普段、街乗り用に排気量125ccの原2スクーターに乗っている筆者(青木タカオ)ですが、この加速の鋭さはズバ抜けていると言えるでしょう。考えてみれば、当たり前かもしれません。排気量125ccのエンジンにモーター駆動も加えているのですから、速いに決まっています。

 モーターアシストはスロットル開度やエンジン回転数、リチウムイオンバッテリーの状態などによって異なりますが、通常は4秒間。たとえば停止状態からアクセルを開けると最大トルクを約3秒間継続し、その後1秒間で徐減させていき、シームレスにエンジン駆動のみとなっていきます。

 四輪車の場合、エンジンを停止した状態のままでも蓄積した電気で走行が可能なストロング式ハイブリッドもありますが、これはエンジンを主要動力源としてモーターでアシストするマイルドハイブリッドですので、エンジンは絶えず動いています。

 エンジン7000回転以上でモーターによるアシストはなくなるので、トップエンドの伸びは排気量が大きいエンジンが優位なのは変わりません。電動モーターの担当領域は発進および低速での加速で、ハイブリッドの恩恵はここで特に感じるのです。つまりストップ&ゴーの多い街乗り区間であり、『PCX』のようなシティコミューターからまず導入したというのも頷けます。

■量産二輪車初採用のハイブリッドとはいったいどのようなものなのか?

 エネルギー源として、シート下トランクの後ろ半分のスペースに単体重量2.6kgの48Vリチウムイオンバッテリーが積まれました。従来からある鉛バッテリーは灯火類を中心に担当しています。

 モーターは新たな改良を加えているものの、基本的にはエンジン始動用のACGスターターを利用していて、大幅な重量増にはなっていません。1.9馬力分のパワーがここで上乗せされ、4000回転でおよそ33%、5000回転で約22%ものトルク向上となりました。

 モーターのアシスト力は2つのモードから選べ、手元のスイッチで切り替えることができます。「Dモード」に設定すると、適度なアシストで低燃費にも寄与しますが、「Sモード」だとアシストが強まりよりスポーティな走りが楽しめるのです。アシスト力はメーターのインジケーターで確かめられ、「Sモード」だとバーグラフが伸び上がり、それだけバッテリーの消費は多くなりますから、シーンや状況によって2つのモードを切り替えるといいでしょう。

 いずれもアイドリングストップ機構が働き、停止するとエンジンが即座に停まります。従来では3秒ほど掛かっていたエンジン停止が、PCXハイブリッドではすぐに停まるという印象に変わり、目覚めもよりスムーズになっていることも付け加えておきます。

 ちなみに「D」と「S」の他にアイドリングストップをしない「アイドリングモード」に設定することもでき、このとき走行特性は「Dモード」と同じになります。信号待ちでこれも選びましたが、アイドリングストップに慣れてバッテリー残量に不安がなければ、このモードはきっと使わなくなるのではないかと思いました。タイムラグなくエンジンは目覚めそのままスムーズに発進でき、かつて感じたアイドリングストップへの不安感はもうPCXハイブリッドでは払拭されているのです。

 車体は『PCX』と共通で、ハイブリッド化によって車両重量が130→135kgへと増加しましたが、重さは感じませんでした。コーナーは軽快に駆け抜けますし、車体は安定していて落ち着いています。

 反転液晶表示のデジタルメーターは専用で、チャージ/アシストレベルや走行モードも表示され、すぐに知りたいことが把握できました。

 シート下のトランク容量は、ハイブリッドシステムを搭載しながらも容量23L(PCXでは28L)を実現し、ラゲッジボックスの収納力も必要最低限は確保してあります。

 本体価格はガソリンエンジン車の『PCX』が31万7000円(税抜き)ですが、『PCXハイブリッド』は40万円(税抜き)と、大きく上がらなかったのも魅力といえるでしょう。なんたって、友だちに自慢できること間違いなしです。“HYBRID”のエンブレムも誇らしげに見えます。

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(くるまのニュース 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト))

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みんなのコメント

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  • ate*****|2018/08/11 20:42

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    ノーマルPCXを9万円かけてカスタムしても劇的には速くならないし、車体のバランスを崩し、部品の寿命を縮め、場合によっては爆音マフラー?

    ということで、メーカーによるパワーの上乗せは、安心だし、非常に興味が湧く!今後の展開で他のマシンや、燃費に振ったハイブリッドシステムとかもあればワクワクする。併せて量産効果による値下げをしてくれたら選択肢も増えるな!

    次期マシンを選ぶ時に悩まして欲しいなー
  • dor*****|2018/08/11 20:33

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    燃費も大差無く、約9万円アップの価値は無いし、多分、買わないけど、乗ってみたい。
  • dac*****|2018/08/11 21:11

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    60kmまでの加速がどの程度なのか
    また中間加速がどのくらいかでしょうね

    250ccスクーターよりいいなら検討にはいるでしょう
    たいして変わらないならガソリンのPCXで十分

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