マツダは2018年8月9日、「燃費及び排出ガスの抜取検査の不正事案を受けた確認の実施等について」(国自審第674号)に基づき、当社における完成検査に係る燃費および排出ガスの抜取検査についての調査。その結果、検査データの取り扱いに関して調査台数1,472台中72台に不正があったことを国土交通省へ報告したことを発表した。
これはスバルおよび日産自動車スバル及び日産自動車の燃費及び排出ガスの抜取検査に係る不正を受け、2018年7月9日に国土交通省からの調査および結果報告の要請を受けてのもので、マツダ以外にもスズキ、ヤマハ発動機での不正が報告されている。
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今回のマツダでの調査では、トレースエラーを有効とした事案が調査台数1,472台中72台存在あったとしている。
この調査結果を受け、マツダではエラーが出た測定結果を自動的に無効にする機能追加といったシステムの改修、複数の検査員によるチェックを実施などの再発防止策を提示している。
【主な報告内容】
JC08モード(以下、JC08)および WLTC モード(以下、WLTC)について調査を実施し、以下を確認した。
(1)いずれのモードにおきましても、検査データの不正な書き換え(改ざん)はなかった。
(2)JC08において、一部の検査データの取り扱いに適正を欠いたもの(速度トレースエラー)が調査台数1,472台中72台存在した。
なお、すべての検査データを再検証した結果、燃費および排出ガス諸元値への影響がないことを確認。
WLTCにおいては、上記の事案は存在しなかった。
上記(2)の原因は、
(1)速度トレースエラーが生じた場合、その測定結果を自動的に無効にするシステムになっていなかったこと
(2)速度トレースエラーの判定を担当検査員にゆだねる工程設定(手順)になっていたこと
の2点。
【再発防止策】
以下を実施することを決定した。
・速度トレースエラーが生じた場合、測定結果をシステムで自動的に無効にする機能の追加
・速度トレースエラーを含めた検査データの複数の検査員によるチェックを実施
完成検査時の燃費および排出ガス測定に関する国土交通省への調査報告について(PDF)(マツダ)
マツダ オフィシャルウェブサイト
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