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業界ニュース 2018.8.4

猛暑で激売れ、クルマのサンシェード しかし過信は禁物? 効果はどれほど

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■「もうたまらん!」売上が前年比300%越えの日も

 炎天下で駐車していると、車内はときに60度近い高温になることも。そんな暑さ対策の定番といえるグッズのひとつが、車内からフロントガラスを覆うサンシェードです。

    暑い車内を一番早く冷やすには エアコン使用? 窓全開? それとも…

 カー用品店「オートバックス」を展開するオートバックスセブン(東京都江東区)によると、2018年7月には全国的に猛暑日が続いたことから、サンシェードの売上が大きく伸びたそうです。7月10日くらいまでは西日本豪雨の影響もあり、売上も前年割れだったのが、暑くなった12日ごろから急増。7月23日、24日には全国平均で前年比300%を記録し、7月30日時点の前年同月比は140%だといいます。

 同社子会社がホームセンターなどにサンシェードを卸していますが、こちらは品薄になっているとのこと。これまでサンシェードを使っていなかった人も、暑さに耐えかねて買い求めている傾向があるそうです。

 そもそも、サンシェードによってどれほど車内の暑さは変わるのでしょうか。

 JAF(日本自動車連盟)が2012年8月に、同じミニバンタイプのクルマを複数使い、炎天下における車内温度を比較するユーザーテストを行っています。これによると、午後0時から4時間、外気温35度の環境で放置した車内の温度はそれぞれ、無対策の黒いクルマで57度、白いクルマで52度、フロントガラスにサンシェードを装着した白いクルマでは50度まで上昇したそうです。

 サンシェードをしていれば車内温度の上昇を劇的に抑えられるわけではないようです。オートバックスセブンも、「サンシェードをしているから、少しのあいだならば車内にお子さんをひとり残しても大丈夫と思っている人もまれにいます。絶対にしないでください」と話します。

■サンシェードが本当に効果を発揮するのは…

 一方で、前出のJAFユーザーテストでは、サンシェードの有無が大きく影響を与えた要素もあります。それはダッシュボードの最高気温。無対策の黒いクルマでは79度、白いクルマでは74度まで達したところ、フロントガラスにサンシェードを装着した白いクルマでは52度に留まったそうです。

「サンシェードは車室内の温度上昇を抑えるというより、直射日光を防ぐことで、ダッシュボードやハンドル、シートなどが熱くなるのを抑えられる効果が大きいでしょう」(オートバックスセブン)

 JAFユーザーテストではこのとき、直射日光の当たるダッシュボードに様々な物を置いて状態の変化を調べてもいますが、たとえばクレヨンは約1時間で溶け出したり、フライパンに出した卵が約2時間で目玉焼きになったりしています。このように熱くなったダッシュボードは、換気をして車内温度を下げ、そのあとで窓を閉めてエアコンを全開にしても、なかなか冷えないものです。

 ちなみに、オートバックスセブンによると、売れ筋のサンシェードの中心価格帯は1500円から2000円。機能性の高い厚手のものや、特定の車種専用のものが人気だといいます。「汎用品だとどうしても浮きやスキマができてしまうところ、その車種専用に設計されているものは、フロントガラスにぴったりくっついて覆ってくれます」とのこと。

 また、近年はドライブレコーダーが普及したこともあり、レコーダーと干渉する部分だけが布やカーテンになっているタイプも売れているそうです。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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