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業界ニュース 2018.8.2

乗用車にキャタピラを装着して、一般道を走ることはできるのか

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この1ヶ月、豪雨や台風による災害で、交通が分断される被害が相次いでいます。土砂や流木などが道路を覆うと、通常のタイヤでは走行ができませんから、悪路走破性に優れた車両が求められることになります。なかでも、キャタピラは無限軌道と呼ばれるように、不整地での走破性に優れています。そんな災害の起動力確保のため、乗用車にキャタピラを装着したら、一般道を走行できるのでしょうか?

乗用車にキャタピラを装着して、一般道を走ることはできるのか

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建設重機や戦車など、キャタピラ(クローラ)を装着した車両による公道走行は原則禁止です。一般公道を通行できる車両は、タイヤを装着した車両に限定されます。しかし、キャタピラに改造した乗用車の一般道走行は可能です。
前述と矛盾していますが、乗用車を改造したキャタピラ車で一般道を走行するためには、構造変更や改造申請が必要。その手間や費用はかなりかかります。
また、乗用車ベースの場合、普通運転免許で運転できます。キャタピラ車専用免許(大型特殊自動車キャタピラ限定)は、建設重機や戦車を運転するためのもので、不整地運搬車には必要ありません。


乗用車を改造したキャタピラ車

キャタピラ車と言うと重量級の建設重機や戦車を想起しますが、軽量な不整地運搬車という作業車もあります。乗用車を改造する場合、キャタピラ(ゴムクローラ)をタイヤ代わりに装着することで、地面との接地面積を増大させグリップ力を増やし、悪路走破性を高めることが目的です。
乗用車ベースのキャタピラ車の用途は、スキー場ゲレンデ内の送迎、林業での物資運搬や警備、砂浜での作業などです。
キャタピラを製造・販売しているノースウエスト特殊車両の製品では、キャタピラの取り外しが可能で、必要に応じてタイヤとキャタピラを付け替えることができます。
キャタピラ装着時の最高速度は60~80km程度で、近所を走行するにはキャタピラを外す必要はありません。しかし高速道路を利用する場合には、タイヤに変更しなければなりません。
ノースウエスト特殊車両が公開しているキャタピラからタイヤへの換装ムービーを見てみると、タイヤハブのうえにキャタピラ装着用アダプターを取り付け、そこにキャタピラをボルト留めしています。
慣れると1点あたり20分ほどで交換可能とのこと。災害に備えて、愛車をキャタピラ車に改造しておくのは有効な手段かもしれません。

改造申請は難しい?

乗用車にキャタピラを装着する改造は、ホイールハブや周辺ボディの改造が必要になります。そのため個人で改造するのは、よほど自動車に通じていないと難しいでしょう。
乗用車のキャタピラ車への改造は需要も高いようで、専門ショップも存在するほど。もし改造を行うのであれば、ショップに依頼する方法が簡単で確実です。一般公道を走行するために必要な、構造変更申請や改造申請の代行も行ってくれるでしょう。


キャタピラ車に改造する時に注意すること

乗用車をキャタピラ車に改造する場合、構造変更届けや改造申請が必要です。申請が認められたら、「新しい車両」として車検を取り直すことになり、それまでの車検は途中で終了します。これでは各種税金や保険料がもったいないので、改造は車検の切れ目に行うのが経済的です。
また、合法改造とはいえ、改造車は改造車。任意保険の会社によっては、保険対象から外されたり、料率が変更になることもあります。改造前に改造後の保険事情を、あらかじめ保険会社に尋ねておくと良いですね。

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(CarMe カーミー)

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