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業界ニュース 2018.7.31

真夏のD1GPは暑さとの戦い。必需品はなんと「園芸用品」!?【D1GP第5戦】

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7月21、22日の2日間、筑波サーキットで行われたD1GP第5戦は、35℃を超える猛暑のなかで行われました。15年間D1GPを取材しつづけてきた私にとっても、3本の指に入るくらいの暑さでしたね。

さて、真夏のドリフト競技はほかの季節にはない問題に対処しなければいけません。それは熱対策です。水温が上がりすぎてしまうので、それを抑える方策をとらないといけないんですね。

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公道での走行に比べると、アクセルを全開にする時間が長いサーキット走行は、ただでさえオーバーヒートしやすくなります。しかもドリフトの場合は、周回レースとは異なる独特のむずかしさがあります。

それは、クルマが横を向いて走るということです! 周回レースだと、クルマの向きと進行方向が合っているので、前部から空気を取り入れてラジエターを冷やしやすいのですが、ドリフトの場合はクルマの向きと進行方向が合わないので、周回レースの車両と比べるとラジエターに風が当たりにくいんですね。

しかも、以前にも紹介したとおり、現在のD1マシンは重量バランスのためにラジエターをリヤに搭載しているクルマが多くなっています。そうすると、フロントにラジエターを置いたクルマに比べて、概して冷えにくくなるようです。

RE雨宮は、少しでもリヤのラジエターを冷やそうと、リヤゲートに大きな導風板つきのダクトを装着してきました。

しかも、現在のD1GPマシンは700psを超えるようなハイパワーターボ車ばかり、スーパーGTのマシンよりもよっぽどパワーが出ているのです。パワーが出ているということは、そのぶん発生する熱量も多いので、冷却が大変になります。

ピットでは、電動ファンを使ってエンジンルームを冷ましている光景がよく見られます。

ただ、D1マシンの場合、周回レースのように連続して走り続けるわけではありません。審査コーナーはサーキットのほんの一部だし、競技本番では1、2本走ればだいたい休みが入ります。

というわけで、多くのD1マシンは連続して全開走行ができるようにはできていません。数周でクーリングが必要になる車両が多いんですね。また、走行しながらのクーリングではなく、待機しつつのクーリングという場面も多くなります。そこで活躍するのが、「水」です。

まず、ラジエター近辺にウォータースプレーを装着して、必要に応じて噴射するようにしている車両も多いです。けっこう冷えるんだそうです。

それから、ほとんどのチームが常備していると思われるのが、この園芸用品。蓄圧式の噴霧器です。

ハンドルをシュポシュポ押し引きして、タンク内の圧力を高めておくと、ノズルからシューッと水を噴くことができるデバイスです。本来は植木に水をあげたり畑に農薬や除草剤をまいたりするのに使うそうです。

ここではエンジンルーム内のオイルクーラーを冷やすのに使っています。

タイヤにも水をかけたりします。熱ダレを抑えるためですかね。

いっそのこと、ポリタンクからジョバジョバやっちゃうこともあります。

こんなふうに、真夏のドリフト競技は、ずっと走りっぱなしの周回レースとはちがう暑さとの戦いがあるのです。

さて、その暑さのなか、D1GP第5戦の単走では、TOYO TIRES GLION TRUST RACINGの川畑選手がものすごい振り返しを見せてなんと4連勝!

そして追走トーナメントでは、Team RE雨宮 K&Nの松井選手が、群を抜くスピードを見せて4年ぶりの優勝を決めました。

この大会の結果、末永(直)選手がランキング首位に立ちましたが、2位の川畑選手、3位の藤野選手、そして4位の横井選手までが10pts差に入る接戦になっています。

(まめ蔵・写真提供:サンプロス)

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(clicccar まめ蔵)

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