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業界ニュース 2018.7.31

初代「GT-R」はハコスカの高性能グレードとしてレースに勝つために誕生!?

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■ツーリングカーレースへの参戦を目的として登場

 日本が誇る世界的スポーツカーといえば、日産「GT-R」です。現在では、日産「GT-R」となっていますが、もともとGT-Rの歴史はスカイラインの中のグレード名称としてスタートします。

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 初代「GT-R」は、1969年に「通称:箱スカ」とよばれた3代目「スカイライン」にS20型エンジンを搭載したグレードとして登場しています。

 初代「GT-R」登場の背景は、2代目「スカイライン(2000GT-B9)」にさかのぼります。1964年、前回の東京オリンピックの年にツーリングカーレースのベースモデルとして開発した「スカイラインGT」。その後、市販モデルとして1965年に登場した「スカイライン(2000GT-B)」の後継として、3代目「スカイライン」にレース仕様の高性能グレード「GT-R」を登場させたことがはじまりです。

 1969年に登場した、初代「GT-R」に搭載されたS20型エンジンは、日産の純粋なレースカー、プロトタイプレース車のエンジン技術をもとに開発されたものです。

 エンジンは、2リッター直列6気筒を搭載。最高出力は、当時の高性能車向け燃料の「有鉛ガソリン」仕様で160PS。現代の出力から比べると物足りないイメージですが、当時のスカイライン(2000ccモデル)が105PSから115PS、トヨタ「カローラ」が60PSから70PS程度だったことからすると高出力だったといます。

 初代「GT-R」は、当初4ドアセダンとして登場。一見すると当時の上級セダンですが、タイヤの取付幅を広げたため、よく見ると通常モデルとの違いがわかる程度でした。

 その後、「GT-R」はマイナーチェンジの末、2ドアハードトップモデルに移行し、4ドアから2ドアになるという変化を遂げています。2ドアモデルになることで、ホイールベースを短縮。運動性能の向上や軽量化も実現しました。また、外見では広がったタイヤの幅に対応するため、オーバーフェンダーを装着したことも初代「GT-R(後期型)」の特徴となっています。

■快適装備全くナシ、走りのためだけのモデル

 また、当時のGT-Rはレース仕様のため、快適装備はないクルマでした。冷暖房をはじめ、ラジオ、時計など今では当たり前の装備もオプションのほか、助手席シートベルトまでもなかったというレース用に割り切られた仕様だったといえます。

 市販車のカタチをしたツーリングカーレースの参戦を目的として開発された「GT-R」。時代背景は、異なるものの歴代「GT-R」のなかでもトップの成績を残しています。

 初代「GT-R」のレースデビューは、1969年のJAFグランプリレース大会。そのデビュー戦で優勝を飾ります。とはいえデビュー戦は簡単に勝ってしまったというわけではなく、相手チームに対してペナルティが与えられたための優勝という苦しいスタートとなりました。しかし、その後は順調に勝利を積み重ねていき、通算50勝という記録を打ち立てました。

 いまや日本を代表する名車「GT-R」の歴史はこうしてスタートしたのです。

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(くるまのニュース くるまのニュースライター 正田拓也)

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