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業界ニュース 2018.7.31

モリゾウがWRCの表彰台に。TOYOTA GAZOO Racingがラリーフィンランド連覇【WRC2018】

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WRC(世界ラリー選手権)ラリーフィンランド。TOYOTA GAZOO Racing WRT(World Rally Team)は首位発進の8号車オット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組が優勝。7号車ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組も3位に入り、W表彰台を獲得した。

Day2(7/27 金)から本格的な競技が開始した。SS2 モクシ1(Moksi 20.04km)から始まるDay2のスタート順はランキング上位から。シリーズリーダーのヌービル組(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)、オジェ組(フォード フィエスタ WRC)はコース上に浮いている埃を払う役となり、9位・7位とタイムが伸びない。

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しかし3番目のタナク組はトップタイムをマークした。2位はマッズ・オストベルグ/トルステイン・エリクセン組(シトロエンC3 WRC)。3位にはテーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC)。4位にはラトバラ組が7位からジャンプアップした。ラッピ組はSS内でスピンとエンジンストール、総合10位と順位を下げた。

SS3 ウッリア1(Urria 12.28km)ではラトバラ組がトップタイムを叩き出し、3位に浮上。タナク組は3位であったが、オストベルグ組との差を広げる。しかし、SS4アッサマキ1(Assamaki 12.33km)で、オストベルグ組がトップタイムでこのイベントで初めて、タナクから首位を奪う。

SS5 アーネコスキ(Aanekoski 7.71km)ではタナク組が再び首位を奪い返す。昼のサービス終了後、午後最初のSS6 オイッティラ1(Oittila 19.34km)では再びオストベルグ組がトップタイムを奪い首位を再奪取。SS7モクシ2でもオストベルグ組が首位を奪うが、タナク組も同タイムで差は開かない。

SS8ウッリア2ではクレイグ・ブリーンスコット・マーティン組(シトロエンC3 WRC)がトップタイムを奪う。このイベントからダンパーメーカーとサスペンションレイアウトを変更して来たシトロエン。昨年のリサーチデータを反映したマシンが躍動する。2位にはラッピ組、3位にはラトバラ組が入り、トヨタ勢が昼のサービス後から調子を上げる。

SS9アッサマキ2では、SS8で後れを取ったタナク組がトップタイムでオストベルグ組を逆転。2位に入ったラッピ組は順位を8位に上げた。SS10アーネコスキ2でもタナク組はトップタイムで、オストベルグ組に4.3秒の差をつけた。

SS11ハルユ2はDay1にSS1で走った出走順の影響が少ないターマック路面。オジェ組、ヌービル組が1-2と気を吐いた。しかし、タナク組も2位と同タイムの3位。8位に終わったオストベルグ組との差を5.8秒迄開いた。

迎えたDay3(7/28 土)。圧巻のトヨタデーが幕を開けた。SS12パイヤラー1(Paijala 23.92km)をタナク組が2位ラトバラ組/オストベルグ組(同タイム)に8.5秒の差を付けると、SS16トゥオヒコタネン2(Tuohikotanen 2 8.95 km)迄5連続トップタイムを奪う。

SS17,18ではラッピ組が首位を奪うと、この日のSSを全てTOYOTA GAZOO Racing WRTがステージウィンを飾った。

Day3終了時点で、首位タナク組と2位オストベルグ組の差は39.0秒迄広がった。ラトバラ組は総合3位でオストベルグ組と5.4秒差迄接近した。ラッピ組は総合4位迄浮上した。

Day4(7/29 日)のSS20ラウカー1(Laukaa 11.74km)はオストベルグ組がトップタイムだが、3位タナク組とのタイム差36.1秒と2.9秒しか詰まらない。ラトバラ組は2位。ラッピ組はここで横転・リタイアを喫した。

SS21ルーヒマキ1(Ruuhimaki 11.12km)はラトバラ組がトップ。オストベルグ組は2位。しかし、タナク組は5位だが33.3秒の差を維持している。

SS22ピーラヤコスキ1(14.90km)トップはラトバラ組、2位はオストベルグ組。3位にはタナク組が入り、差は32.2秒。一方、オストベルグ組とラトバラ組の差は2.5秒迄縮まった。最終SSのルーヒマキ2はパワーステージ。上位5台にはボーナスポイントが付くので、フルアタックとなるこのSSを制したのはタナク組。優勝に華を添えた。

2位にはオストベルグ組が入り、3位のラトバラ組から2.8秒差を守り切った。4位にはランキングトップのヌービル組が入り、総合9位(2pt)にパワーステージポイント(2pt)を加え4ポイントを獲得して153ポイント。

総合5位(10pt)を獲得して132ポイント迄積み上げたオジェ組に対し、6ポイント詰め寄られたに留めた。ランキング3位のタナク組は総合優勝(25pt)+パワーステージ優勝(5pt)の30ポイントを獲得。ランキングは変わらないが合計107ポイントとなり、上位2台を脅かす存在となった。

マニュファクチャラー(製造者)選手権ではTOYOTA GAZOO Racing WRTは201ポイントとなり、2位のM-SPORT FORD WORLD RALLY TEAMの202ポイントに1ポイント、トップのHYUNDAI SHELL MOBIS WRTの228ポイント迄27ポイントと迫った。

オット・タナク

「すべて自分が望んだように進む完璧な週末となりました。金曜は早い出走順によりかなり苦労しましたが、その後はリードを拡げて行く事ができました。完璧な準備をしてラリーに臨み、チームも手厚いサポートをしてくれました。私にとってホームイベントのようなこの1戦で、フィンランドに拠点を置くチームと共に挙げた優勝は特別なものです。そして、サポートしてくれた人々の前での勝利は格別な気分です。」

また、現地入りしていたチーム総代表で、トヨタ自動車社長 豊田章男氏も次のコメントを発表した。

「トヨタガズーレーシングワールドラリーチームの本拠地で母国とも呼べる、ここフィンランドでの勝利が、これほど嬉しいものとは思いませんでした。この感動をもたらしてくれたチームのみんなにお礼を言いたいと思います。この場に一緒にいさせてくれて、その一番高いところからの景色を見させてくれて本当にありがとう! 18年振りの復帰から2年目で、こんなにも我々が地元の皆さんに温かく迎え入れてもらえていることを知るとともに「母国」で勝利することの喜び、素晴らしさを知ることができました。応援してくださったファンの皆様に、あらためて感謝いたします。本当にありがとうございました。今シーズンの戦いはまだ続いて参ります。エストニア、フィンランド、日本の国旗が並んで掲げられる姿を今後もファンの皆様にご覧いただけるように、引き続き、チームのみんなと努力を重ねてまいります。応援よろしくお願いいたします。」

ラリー・フィンランド 総合結果1 オット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2h18m49.5s2 マッズ・オストベルグ/トルステイン・エリクセン(シトロエンC3 WRC)+36.1s3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +42.4s4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル(ヒュンダイi20クーペWRC) +1m31.1s5 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m49.1s6 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2m11.3s7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +2m23.3s8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン(シトロエンC3 WRC) +3m03.8s9 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3m43.7s10 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +8m12.1sリタイア エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC)

WRC次戦は第9戦ラリー・ドイチェランド。イツ西部のボスタルジーを中心に8月16日から19日に開催される。コースはターマック(舗装路)だが、ブドウ畑を縫う様にはしるツイスティな狭道、軍事演習場内の滑り易く両脇にブロックの並ぶコンクリート路、一般的な峠道など、様々な舗装路を走行する。

また、勝田貴元/新井大輝/足立さやかの3名はGAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの一環としてTOMMI MAKINEN RACINGよりフォードフィエスタR5でWRC2クラスへ参戦した。

足立さやか選手がコ・ドライバーを務めるヤルッコ・ニッカラはSS2でコースアウト、デイリタイヤとなった。翌日(Day3)再出走。大量ペナルティを受け上位争いの可能性が無い中、クラス上位に伍するタイムも記録した。Day4は細かなトラブルに悩まされつつもクラス14位/総合48位でフィニッシュ。

新井大輝選手はSS1でバリアーに接触、Day2のSS3でコースオフ。再走したものの上位争いから脱落。Day3もSS12でスタビライザー破損に始まり、一日を通して細かなトラブルに悩まされが、Day4はトラブルなく走り切ってクラス7位/総合24位で完走を果たした。

勝田貴元はDay2にWRC2クラスで6位を走行、上位を伺っていたが、SS8:ウッリア(Urria)2でパワステのトラブルから、マシンの左後輪が千切れるクラッシュを喫し、修復不可能でこのラリーを終えた。

(川崎BASE・写真:TOYOTA GAZOO RACING/Jaanus Ree/RedBull ContentPool)

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(clicccar 川崎BASE)

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