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業界ニュース 2018.7.31

最近、月間6000キロ以上運転していて思うこと。

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筆者は、なんだかんだで月間に6000キロ以上はコンスタントにクルマを運転しているかもしれません。そこで感じるのは「輪だろう!交通は」ということです。時にいがみ合い、時に他を退けるような運転に遭遇すると悲しい気持ちになるものです。

ベートヴェンの交響曲第9番、ご存じの方も多いと思いますが、いわゆる「第九」です。世界でも日本が屈指の演奏回数を誇る国ではないでしょうか。演奏を聴いても、どんな名だたるマエストロが指揮を執り、著名なオーケストラ、オペラを歌うような合唱団が合唱に加わっているものでも、日本の演奏ほどには感動しないことがあります。場数を踏んでいる国内のオーケストラに対して「第九は上手い」なんて言うと怒られてしまうでしょうか。しかし、しっかりと自分たちのものにしていることは間違いないでしょう。そして、その演奏回数以上にソウルミュージックのようになっているのではないかと思うのです。

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第九の話はきっかけのつもりだったのですが、終楽章の途中から歌が入る。これ、初演を聴いた人の衝撃たるや、相当のものだったのではないでしょうか。想像するだけでワクワクします。そしてその歌詞、シラーの詩の一部ですが、ここに実はいつも道路での振る舞いを考える際に思い出す部分があります。

Ja, wer auch nur eine Seele
Sein nennt auf dem Erdenrund!
Und wer’s nie gekonnt, der stehle
Weinend sich aus diesem Bund!

そうして、地球上でただの一人だけでも心を分かちあえる魂があると言えるなら、あなたは大いに歓呼すべきだ。しかしそれがどうしてもできないというならば、残念だがこの輪から泣く泣く去るがよい!

意訳するとこんな感じでしょうか。昔合唱で参加した際のメモにはこんなことが書いてありました。

道路交通とは私個人のものではありません。しかし、あなた一人のものでもないのです。それだけにいろいろな人がいることは仕方がありません。では、今どうしたいのか?「大いに示すべきだ!」と思うのです。心ある人はそれに応えてくれるでしょう。でもあなたがどうしたいのか示さぬなら、隣人は心開くことはありません。こんなに寂しいことはありません。ですので、まずは叫ぶこと。それができないならあなたはそっとこの場から立ち去るべきだ・・・。

飛躍しすぎと言われるに違いありません。しかし、この部分、ウィンカーを出さない奴は去るがいい!に聞こえてならないのです。そして私は、ウィンカーを出さないドライバーに対して、いつも去るがいい、否、猿でいい。もとい、猿に失礼だ!などと思ったりしながらクルマを運転しています。

入れてもらうためにウインカーを出すのではなく、何もしないで体制を変える=車線変更することに恐怖を覚えないでいることにちょっとびっくりしてしまうのです。ですので、本当のこと言うと、「やらされてる感」で、ウィンカーを出す運転の人もどうかと思うのです。動き始めてからウィンカーを出しても、その直後にはもうぶつかっているかもしれないのです。危機管理能力の欠如以前に、想像力の欠如だとしか言えません。

そもそも車線変更用のウィンカー。高級車には装備されていますが、個人的には短すぎです。3回とか、見落としている可能性もあるでしょう。そのため、ピコっとウィンカーをしっかり出して5回以上。結構10回くらいチカチカ光らせます。

これは決して「入れてください」のお願いではないのです。「私が車線を変更する」という意思表示なのです。意思表示をしないのはよくないですよね。「あなたが好きです」という意思表示は緊張するでしょう。拒まれるかもしれません。でも車線変更で入れてくれないのは、多くの場合、あなたの意志がわからないからであります。ピコっとやるだけなので、まずウィンカー出してほしいんです。タクシーとかでもいます、左でお客さん乗せて、ウィンカー出す前に2車線くらい突進してきたりします。あれは勘弁してほしいですね。プロの風上にも置けないドライバー、それこそ「去るがいい!」であります。

そのうえで、「入れてやれよ」と思うのです。車線変更で何とか自分の前に入れまいとするクルマ。入れたら負けだとでも思っているのでしょうか?頑張って詰めて、急ブレーキかけるので、渋滞をひどくさせてるのは「あなた」なんですよ!と言ってもわからないかもしれません。経験的に、たらたらと停止しない速度で動き続け、スムースに合流を受け入れる運転をした方が流れますね。基本は合流部分の一番先で一台ずつ交互に入ればいいのですが、そんなに空いてもいないのに付根の部分で割り込んだりする人、対外その先では入れてあげないですね。進むペースが遅いのならそれ以上に速くは進まないのです。であれば、一台でも多く入れてあげながら前に進む。これに限ると思うわけです。渋滞を乗り切るのに「できるだけ止まらないこと。流れを止めないこと」の方が、「自分ひとり前にクルマを入れさせないこと」よりも効果的ですね。

こういう光景をイライラしてしまうものですが、それでもできるだけイライラしないようにしたいものです。いろんな人がいるのが交通なのですから。こういう人もいることもわきまえておかねばならないのです。

なかなか経済的にはゆとりがないのでアレですが、ドライバーとしてはできる限り大きな心でいたい。いつもそんな風に思っているものです。皆さんはいかがでしょうか。

[ライター・画像/中込健太郎]

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(CL 中込 健太郎)

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