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業界ニュース 2018.7.30

昔の車では頻繁だった「窓落ち」の原因と対処法

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自動車のサイドウインドウは、上下に開閉するものですが、ときにはストンと落ちてしまいっぱなしになったり、閉じたままになることがあります。こうなると、どんな操作をしてもサイドウインドウは動きません。この現象は「窓落ち」と呼ばれますが、原因は何でしょうか。

自動車のサイドガラスが昇降する仕組み

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自動車のサイドウインドウは、ドアの内部にウインドウガラスを昇降させる仕組みが格納されています。この仕組みがレギュレーターと呼ばれるものです。
レギュレーターは大きくアーム式とワイヤー式があり、一般的に手動ウインドウにはアーム式、パワーウインドウにはどちらも使用されます。
アーム式にはさらに、シングルアームとXアームの2種類があります。どちらもサイドウインドウは窓受けに固定されており、ハンドルを回すことでギアを介しガラスを上下に昇降させます。
一方ワイヤー式の構造は、モーターを介しワイヤーでを上下に移動させます。サイドウインドウを安定して動かすための直線状のガイドラインが用意され、その上をサイドウインドウと接続する窓受けが動きます。
では、手動式ウインドウとパワーウインドウの窓落ちの原因と対策をそれぞれみていきます。


手動式ウインドウの窓落ちの原因と対策

手動式ウインドウで窓落ちの原因となるのは、ギアの故障と、窓受けからサイドウインドウが外れる(落ちる)ことの2つです。
ギアは物理的に他部品と接触し、サイドウインドウを昇降させますから、長年の使用や使いすぎの場合、ギアが摩耗し、他部品と噛み合わなくなることがあります。この対策方法はありません。修理代金惜しさに愛車のサイドウインドウを閉めっぱなしにするのは、おかしな話です。そういうものだと思って潔く修理に出しましょう。
窓受けから外れる原因の多くは、かつてはハンドルをはやく回すなどして手荒く扱うことでした。また昭和の時代には、未舗装路を走行中に開閉するとサイドウインドウが落ちることもありました。現代ならオフロード走行中の開閉を慎めば窓落ち予防になります。


パワーウインドウの窓落ちの原因と対策

パワーウインドウで窓落ちの原因となるのは、モーターの故障、ワイヤーの切断、窓受けから窓ガラスが外れることの3つです。
モーターの故障で窓落ちが発生した場合、不具合箇所はモーターの故障とスイッチの故障に切り分けられます。モーターが焼け切った場合は交換が必要となります。またスイッチが故障してモーターにオンオフの指示が飛んでいない場合、モーターに問題はなくスイッチ自体の故障や配線の故障が考えられます。
ワイヤー切断の原因は経年劣化や、想定外の開閉が考えられます。1秒ごとにスイッチを上下させるなど無茶な開閉は慎みましょう。
ガイドライン上の窓受けとサイドウインドウは、通常樹脂部品で連結されています。この樹脂部品にも経年劣化は起こります。開閉時にガタガタと異音が発生しだしたら、窓落ち間近のサインです。
ワイヤー式レギュレーターの故障原因を切り分けて紹介しましたが、アッセンブリー(部品の集合体)として提供されるケースがほとんどです。パワーウインドウを昇降中に異音や動作の緩慢さ、レスポンスの悪さなどを感じたら、早めにディーラーに相談しましよう。年に1度の法定点検を欠かさないことが、窓落ちの一番の対策です。


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