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業界ニュース 2018.7.30

【試乗】ショートサーキットでは物足りない! VW最強モデルGTIシリーズの「up!」と「ポロ」に乗った

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 カタログ値で1000kgという超軽量モデル

 フォルクスワーゲン(VW)にとって「GTI」というブランドは無くてはならないものだ。大衆車VW・ビートルを引継ぐ近代的な大衆モデルとして初代ゴルフが登場したのは1974年。だが翌年の1975年にはフランクフルトモーターショーでゴルフGTIをデビューさせていた。

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 元祖「羊の皮を被った狼」として独・アウトバーンで高性能車を追いかけ回し、世界中で話題のホットハッチとして拡大していった。その歴史は途切れることなく進化し続けている。そして今年、2018年はVW社の中核モデルに成長したゴルフとコンパクトクラスのup!、ポロの3モデルに同時にGTIが揃うという記念すべきイヤーとなったのだ。

 今回は新型のup! GTIそしてポロGTIを、富士スピードウェイのショートコースで思い切り走らせたのでレポートしたい。

 まずはup! GTIに乗り込む。このクルマの最大の特徴はその車重にある。カタログ値で1000kg丁度という超軽量モデルなのである。それに直列3気筒直噴ターボで116馬力、200N・mを発揮するパワーユニットをフロントに横置き。前輪を駆動するFFモデルだ。最高速度196km/hを可能とし0~100km/h発進加速タイムは8.8秒と俊足の動力性能が与えられている。丁度初代ゴルフGTIと同様な車体寸法だが、内容は大きく進化しているのは言うまでもない。

 コクピットの乗り込みエンジンを始動すると3気筒特有のサウンドが聞こえるが、コンパクトカー的な大人しいものではなく、V6エンジンのカタ排的なドスの効いたサウンドに仕上げられている。

 そしてこの車は6速MT。3ペダルで軽量のマニュアルトランスミッションしかラインアップされていないところも軽量化への拘りが感じられる。

 コースインして第一ターンは回り込みながら勾配を加速していく場面。アクセル全開でフルパワーを与えるとトルクピックアップのいいエンジンは瞬時に反応するが、同時に内輪の空転を感知してトラクションコントロール(TC)が介入した。サーキットアタックではTC介入は不必要なのでオフスイッチを探したが見つからず。

 ピットインしてコクピットドリルを受けると電子制御は一切オフできないとのこと。マニュアルミッションなのにTCが介入すると使えるドライビングテクニックが制限されストレスが溜まってしまう。この場合早く走らせるコツは電子制御が介入しないようにフラットな姿勢を維持しステアリング操舵角を小さく保ってスムーズに走るしかないが、クイックなギア比制御の電動パワーステアリングはそのコントロールを容易にしてくれていた。1000kgしかないとは思えない重厚感とスタビリティの高さは流石でサーキットビギナーが「GTIデビュー」を果たすには最適なモデルとも言えるだろう。

 高速域でこそ実力を発揮する次男坊

 次にポロGTIへ乗り換える。こちらは6速DSGツインクラッチトランスミッション搭載車のみの設定だ。パワーユニットは2リッター直4直噴ターボで200馬力の最高出力を発揮。最大トルクも320N・mを1500rpm~4350rpmと広範囲に発揮する。車両重量は1290kgとup! GTIより重いがパワー・トルク/ウエイトレシオ的には高数値を示す。カタログ値で最高速度は235km/hに達するとされ、0~100km/h発進加速を6.7秒で可能とするという。

 実際このモデルにはローンチコントロール機能が搭載されており、アクティベートし作動させれば誰でもこの加速性能を再現できる。ローンチコントロールの設定は電子制御をオフにしたのちブレーキを強く踏んでアクセルを全開に踏み込めばメーター上にレーススタート可能と表示される。

 up! GTIと異なり電子制御系は完全にオフできるのが強みで、サーキット走行ではさまざまなドライビングテクニックを駆使できる。とはいえDSGの場合はDレンジで変速は機械任せにして走るのが最も速い。所々変速の合わない場面ではパドルを使わずアクセルのキックダウンスイッチで変速を促すのがポイントだ。

 ドライビングモードをスポーツセレクトでスポーツに設定しておけば、エンジンレスポンスやアクセルのキックダウンスイッチもよりシャープになり文句ないドライバビリティをサーキットで示せるようになる。XDSデファレンシャルロックシステムはFFスポーツ車として不可欠で旋回加速時には強力なアイテムとして機能した。

 動力性能はコンパクトカーとは思えないほど強力。その分ブレーキの負担が高まり富士スピードウェイ・ショートコースを何ラップでも安定して走れるup! GTIに対しポロGTIは前輪ブレーキ温度が450度以上に達しクーリング管理が必須だった。アウトバーンの長いような高速域を高速で走るのがメインステージのGTIにとって日本のショートサーキットでは器が狭すぎたようだ。

 両車とも高いボディ剛性とサスペンションの優れたダンピング特性がGTIらしさを物語っており、先進の安全運転支援機能もフル搭載しているのも魅力だ。最兄的存在のゴルフGTIも加え3モデルから選択できるのは嬉しい限りだ。

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(WEB CARTOP 中谷明彦)

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