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業界ニュース 2018.7.30

クルマのルームミラーなぜ小さい? ミラーモニターも徐々に普及、今後はどうなる

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■小さいからちょっとズレると後方が見えない…

 クルマのフロントガラス内側に設置されているルームミラー(バックミラー)は、後部座席の様子や、車両後方の状況を確認するのに重要です。自分に適した位置に向きなどを調整してから運転することは教習所などでも習いますが、運転中に少し顔の位置がずれたり、坂道で車体が傾いたりすると、思うような視界が得られないこともあります。

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 カー用品店などでは、ルームミラーの上から取り付けるワイド型のミラーが数多く売られています。当然ながら、見えないところをより見やすくしたり、視界のズレを少なくしたりするためのものですが、逆にいえば、純正のミラーが小さいからこそニーズがあるわけです。

 ルームミラーの大きさはどのように決まるのでしょうか。自動車用ルームミラー製造大手で、純正用品も数多く提供している村上開明堂(静岡市葵区)は、次のように話します。

「基本的には、リアウインドウも含めた後方の視野範囲をしっかりと確保することが求められますが、(前席上部の)サンバイザーと干渉せず、かつ直接視界があまり塞がれないように配慮しています」(村上開明堂)

 同社ではこれらの条件を踏まえ、ミドルサイズとラージサイズのルームミラーから、車両にマッチした大きさのものを提供しているといいます。

■荷物や人がいても後方視界良好の電子ミラー化で変わる?

 最近ではルームミラーがモニターになるものもあります。車両後方や側面のカメラ映像を映し出したり、マルチディスプレイになったりし、スイッチなどで切り替えれば鏡としても使えるものです。すでにいくつかの車種で、おもにディーラーオプションとしても設定されています。

 村上開明堂でもこのような電子ミラーを開発しており、「ハイブリッドインナーミラー」と呼ばれる商品については量産車への搭載も決まっているとのこと。電子ミラーが普及してくると、ミラーのサイズも変わってくるのでしょうか。

「電子ミラーは、必ずフェールセーフ(誤作動や異常時において常に安全側に動作すること)機能として、通常のミラーになることを各社配慮していますので、サイズの考え方としては基本的に通常のルームミラーと同じです」(村上開明堂)

 2016年6月には、国の保安基準で設置が義務付けられているルームミラーを、「カメラモニタリングシステム」で代用することが認められました。法規的には、ルームミラーをなくして別のモニターで代替したり、ドアミラーをなくしてカメラに置き換えたりする「ミラーレス車」とすることもできるようになっています。

「たとえば電子ルームミラーに車両後方と左側の2画面を表示するといったことになれば、もう少し大きなモニターが要求されるかもしれません。しかし、ミラーレスでもルームミラー部分には後方の映像しか映さないとなると、サイズの考え方は通常のルームミラーと同じだと思います」(村上開明堂)

 ちなみに、村上開明堂では車体後方と左右のドアミラーに取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する「マルチミラーシステム」の技術も開発しています。3方向のカメラ映像を継ぎ目なく合成し、ひとつの映像としてルームミラーに映し出すほか、バック時にはギアに連動して後方および側方下部の画像を拡大表示するそうです。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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