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業界ニュース 2018.7.28

初期型C100から最新C125まで! スーパーカブ60年の歴史を辿る

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1958年(昭和33年)8月に登場以来、今年で60周年を迎えるスーパーカブ。今年9月にはキャストホイールを標準装備した「スーパーカブC125」がされるなど、話題は尽きない。日本はもちろん世界各国で愛され続けるスーパーカブの60年の変遷を振り返ってみよう。REPORT●北秀昭(KITA Hideaki)/撮影協力:ホンダコレクションホール

 ホンダ モンキーに搭載されたエンジンのベースにもなった伝統ある横型エンジン、左手レバーでの操作を省いた自動遠心式クラッチ、17インチのスポークホイールなど、スーパーカブの基本設計は誕生以来変わることのない。

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 そんなスーパーカブではあるが、細部を見ると時代に合わせてハンドル周りやライト周り、レッグシールド、リヤの荷台などのデザインは変更されている。特に初期型のC100は、その緻密に設計された美観から「カブの中のカブ」と呼ばれ、フリークの間では特にリスペクトされており、今でも人気が高い。


1958年(昭和33年)スーパーカブC100

これがスーパーカブの1号機

 初代スーパーカブのC100は、OHV(オーバーヘッドバルブ)49ccエンジンを搭載。OHVとはプッシュロッドという長い棒を介してロッカーアームを動作させ、バルブを開閉させる機構。現行型のOHCエンジンに比べ、高回転域でのバルブ開閉が安定しにくいのがネックだが、レトロなOHVエンジンは正統派のスーパーカブフリークに根強い人気がある。



 初代のスーパーカブに標準装備された、飛び石等からエンジンを守る金属製のエンジンガード。舗装路よりも未舗装が多かった昭和30年代ならではのアイテム。


1964年(昭和39年) スーパーカブ90 CM90

87ccエンジンを搭載した“原付二種”仕様

 排気量87cc、出力6.5PSのOHVエンジンを搭載したスーパーカブ90(CM90)。二人乗りもできる原付二種の87ccエンジン(OHCエンジン版は85cc)を搭載したスーパーカブ90の第一号機だ。エンジンはスポーツモデルのC200がベース。パワーアップに伴い、フレームや足周りは強化されている。外観はC100とほぼ同じ。



 初代スーパーカブのC100にも採用されたビンテージムード満点のセミアップ型ハンドル。このハンドルはカモメが翼を広げた姿に似ているため「カモメハンドル」とも呼ばれる。


1966年(昭和41年)スーパーカブ C50

エンジンがOHV型からOHC型に変更

 スーパーカブで初めてOHCエンジンを搭載したのはC65(1964年)というモデル。同車のエンジンを49cc化して発売されたのが、写真のC50。OHC化により、静粛性、出力特性、燃費のアップを実現。

 エンジンパワーは4.3 PSから4.8 PSにアップされている。大型化されたヘッドライト周りやフラットなハンドル周りの形状は、2017年発売の現行モデルに近いもの。




 排気量は49ccだがスピードメーターは100km/hまで表示。


1981年(昭和56年)スーパーカブC50

105km /ℓの驚愕低燃費を達成

 点火方式がポイント式からCDI式に進化。またカムチェーンテンショナーは自動油圧式に変更。前モデルで4.2 PSにパワーダウンされていたエンジンは4.5 PSにアップされ、燃費は105km /ℓを達成した。

 1983年には吸排気ポート、吸排気バルブ、ピストン、イグニッションコイルを変更し、パワーは5.0 PSまでアップ。同年には、低中速を重視してトルクを0.51kgmから0.52kgmにアップされるが、逆に最高出力は4.5 PSにダウンされた。


1986年(昭和61年)スーパーカブ(C50)

6Vから12Vの電装系に変更

 安定した電力を供給し、メンテナンス性に優れた12VのMF(メンテナンスフリー)バッテリーを新たに採用。それまでの6V電装から、主流になりつつあった12V電装に変更することで、利便性を大幅に向上させた。

 1986年モデルでは、キー付ガソリンタンクも新たに導入。パンクを防止するタフアップチューブも採用されている。


1997年(平成9年)リトルカブ

前後14インチのカジュアルVer.

 前後のホイールを17インチから14インチに小径化し、シート高をスーパーカブの735mmから705mmに変更して足着き性を向上したリトルカブが誕生。

 デザインはスーパーカブの基本スタイルを踏襲しながらも、ハンドル周り、レッグシールド、フロントフェンダー、シート、リアキャリアなどの形状を変更。コンパクトで親しみやすいスタイルに仕上げられた。

 エンジンは当時のスーパーカブと共通の4.5 PS。


1996年(平成8年)

個性派カスタムの「カブラ(CUBRA)」とは?

 「カブラ」とは、ホンダアクセスがプロデュースした外装パーツ「カブラ」を装着したカブカスタムのこと。写真は車両込みの限定バージョン。

 レッグカバーやサイドカバーなどのドレスアップパーツで個性的なフォルムへと変身しているのがポイント。1998年にはリトルカブをベースにしたリトルカブラも登場した。



 元がビジネスバイクとは思えない斬新なフォルムに変身。

2007年(平成19年)スーパーカブ(JBH-AA01)

新設計のFIエンジンを搭載

 厳しい新排ガス規制に適合するため、吸気システムはキャブレターからFI(フューエルインジェクション/電子制御燃料噴射式/PGM-FI)に変更。マフラーには新たに触媒が装着された。

 エンジンはローラーロッカーアームやオフセットクランクを採用した新設計。点火方式はフルトランジスタ式に変更された。同年にはリトルカブもFIとなった。


2009年(平成21年)スーパーカブ110(EBJ-JA07)

パワフルな109ccモデルが登場

 スーパーカブ110が国内専用モデルとして発売。スーパーカブ90を上回る低燃費の109ccFIエンジン、新設計の角断面フレーム、2発進と変速にそれぞれ独立したクラッチ機構を備えた2段クラッチシステムなど既存のカブにはない新しい機構を随所に投入。カブフリークたちを驚かせた。

2012年(平成24年)スーパーカブ50/110(JBH-AA04/EBJ-JA10)

好評?不評? “四角い”スタイルに変更

 伝統的でオリジナリティのあるスーパーカブのスタイリングをベースに、スーパーカブ50と110は、丸みのあるデザインから四角さを取り入れたデザインに変更。

 また、国内から中国の新大洲本田摩托有限公司に生産拠点を移行。部品の調達から生産までの効率化を図ることで、従来モデルよりも2万円のプライスダウンを実現した。

 デザインを一新したことで、「スーパーカブが大きく進化した」という意見があった一方で、熱心なファンの間から「これは本当にスーパーカブなのか?」という声が上がるなど賛否両論を生んだ。写真はタンデムステップを装備したスーパーカブ110。




 2012年モデルは足周りも充実。大型のフロントフェンダーで半分隠れているフロントフォークは、50&110ともインナー径φ26の正立タイプを装備。

2013年(平成25年)クロスカブ(EBJ-JA10)

アウトドア派から熱烈支持!

「ハンターカブ」を彷彿させるレジャーモデル、クロスカブが登場。スーパーカブ110を基本骨格に、レッグシールドを備えたスーパーカブ伝統の実用的な車体構成を踏襲しつつ、タフなイメージのヘッドライト周りや幅広ハンドルなどでクロスオーバースタイルを強調しているのがポイントだ。

エンジンはスーパーカブ110に搭載の空冷4ストOHC109cc。フレームは剛性に優れたバックボーンタイプのパイプフレームを採用。前後サスペンションは、「スーパーカブ110プロ」に採用しているストローク量の多いタイプとし、アウトドアでもより快適な走行を実現している。

2018年にはレッグシールドを廃止するなどデザインを一新(写真)。またタンデムステップを備えた110cc版に加え、50cc版も新たにリリースされた。



2017年(平成29年)スーパーカブ50/110(2BH-AA09/2BJ-JA44)

国内生産&丸みのあるフォルムが復活

「スーパーカブ50」と「スーパーカブ110」は、2012年に変更された角型ヘッドライトから、丸型ヘッドライトにチェンジ。「スーパーカブらしい」フォルムが復活した。

 外観はレッグシールドからリヤフェンダーにつながる、滑らかな曲面で構成されたデザインに一新。生産拠点も中国から日本の熊本製作所に移管されている。写真はスーパーカブ50。


2018年(平成30年)スーパーカブ C125

ラグジュアリーモデルが9月に発売!

 2017東京モーターショーや2018東京モーターサイクルショーでも話題を呼んだスーパーカブ C125が、9月にいよいよ発売。

 歴代スーパーカブシリーズの特徴的なデザインである、レッグシールドからリヤフェンダーにつながる滑らかな曲面で構成されたシルエットに、初代モデルの「スーパーカブ C100」を彷彿させる“鳥が翼を広げたような形のハンドル”部から、フロントフォークまでを一体とした「ユニットステア」を採用。

幹線道路走行やタンデム走行も余裕でこなすパワフルな125ccエンジン、高級感溢れる切削加工仕上げの17インチ専用アルミキャストホイール、安心感ある制動力を発揮するフロントディスクブレーキなど、贅沢なアイテムが投入されている。

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(MotorFan MotorFan編集部)

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