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業界ニュース 2018.7.27

なぜ新型Cクラスと日本の歌舞伎? メルセデス・ベンツに見た意外な共通点とは 

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■新型「Cクラス」と「歌舞伎」に通じるものとは

 現行のメルセデス・ベンツ「Cクラス」が登場してから4年。大幅に改良が施された新型「Cクラス」が2018年7月25日に日本デビューとなり、東京の新橋演舞場で発表会が行われました。

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 新橋演舞場で初となる新車発表会は、メディア関係者に加えて、抽選に当選した一般の歌舞伎ファンが見守る中、午前10時半に開幕しました。

 まず、歌舞伎役者の尾上右近氏が、この日のためにアレンジした歌舞伎舞踏の『石橋』を舞い、演技の途中で一瞬ポーズをつくって静止する動作「見得(みえ)」を切ると舞台が暗転したまま回転し、新型Cクラスが現れるという形で発表会が始まります。

 日本が誇る伝統芸能でありながら、常に新しいものを追求し続ける歌舞伎と、132年前から自動車を作り続けているメルセデス・ベンツの最新モデルに共通する「伝統と革新」を印象づける演出となりました。

続いて、チーフエンジニアのクリスティアン・フリュー氏が登場し、新型「Cクラス」に関する説明が行われました。

 フリュー氏は、「Never Stop Improving(改善を止めることはない)」というキャッチフレーズの元に、広範囲にわたる改良が施しました。今回、クルマを構成する全部品点数の半数以上となる、6500点にも及ぶパーツに改良が加え、セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの全てが、内外装からパワートレイン、シャシ、さらには運転支援システムなど広範囲にわたりアップデートしています」と述べました。

■進化した走行性能と「Sクラス」と同等の安全性能

 細部にわたるフリュー氏の説明でとくに力が入っていたのはパワートレインです。新型「Cクラス」の中心モデル「C200」のエンジンが、従来の2リッターから新開発の1.5リッターエンジンに変更されました。

 これは、ダウンサイジングではなくさらなる進化だといいます。最高出力184PS、最大トルク28.6kgmを発生させるこのエンジンは、タービン回転の立ち上がりが早いツインスクロール・ターボチャージャーを採用。

 さらに、ベルトを介してスターターとジェネレーターを兼ねるモーターをクランクシャフトに接続する「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」と、高効率な48V電気システムといった新技術により、加速時には最大で出力14PSとトルク16.3kgmを発生させ、エンジンをアシストします。

 また、足回りには、車高が15mmローダウンする減衰力連続可変スポーツダンパーとコイルスプリングを組み合わせた、新開発のダイナミックボディコントロールサスペンションを採用。クラス唯一の先進的なエアサスペンションシステムであるエアボディコントロールも用意されています。これらの改良により、新型は「史上最もスポーティなCクラスになった」とフリュー氏は語りました。  運転支援システムについても、カメラやセンサー類の性能向上により、安全性が大幅に高められたほか、自動的に車線と先行車両との距離をキープする『ディストロニック&アクティブステアリングアシスト』を採用。

 さらに、ウインカーレバーの操作だけで自動的に車線変更するアクティブレーンチェンジアシストが追加されるなど、「Sクラス」と同等の内容が盛り込まれています。

■「ベンツしか知らない子供時代」

 歌舞伎役者の尾上右近氏とメルセデス・ベンツ 上野社長のトークショーでは、メルセデス・ベンツを所有する親族が多かった尾上右近氏が、「小さい時からクルマといえばメルセデス・ベンツ。ベンツしか知らないような子供でした」と語り、自身は運転免許を持っていないものの「ボクもベンツが欲しいなぁ、と思いながらも、まずは免許を取ってベンツを購入させていただきたい」と、ベンツに対する想いを披露しました。

 そして、長く愛される、選ばれ続けるために必要なことを尾上右近氏に質問された上野社長は「常に最高のパフォーマンスを出し続ける事が選ばれ続けることに繋がっているのかもしれません。あと絶え間なく進化し続けること。このふたつが大事だと信じています」と答えました。

 尾上右近氏は、現代劇にも挑戦する自身の経験を踏まえて「進化し続けることは、壊さなければいけない部分もあるので、本当に難しい事だと思います」と共感していました。

 フリュー氏が、「メルセデス・ベンツ・ブランドのエッセンスを体現したクルマ」と胸を張る新型「Cクラス」は、伝統を受け継ぎつつも大きな進化を遂げたことで、ますます気になる存在になりそうです。 

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(くるまのニュース 竹花寿実)

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