■新型「ジムニー」はどんなモディファイが似合う?
スクエアなフォルムで、各部に初代、2代目のレトロな香りを漂わせる新型ジムニー。3代目がSUVを意識してデザインされたのに対して、新型は「道具感」を演出したものになっています。
ジムニーやハイエースを戦車化? 公道も走れる究極の4WDシステム「クローラー」とは
日本のみならず海外でも非常に好評で、大ヒットの予感があります。多くのユーザーは、メルセデス・ベンツのGクラスに似ていると感じたようで、海外ではすでに「ベビーG」などという気の利いた愛称が付けられています。
初めて実車を見た時、非常に完成度の高いクルマだという印象を受けた一方で、ジムニーファンの多くが手を出すモディファイという面では、正直「これは難しい」と感じました。
歴代のジムニーのドレスアップやチューニングを手がけている専門ショップ「アピオ」の河野仁社長も、「新型は完成度が高すぎて容易に改造ができないだろう」といいます。
さらに「サスペンションについてもノーマルは文句の付けようがありません。安易に車高アップをすれば、かえって走りをスポイルしてしまう恐れがあるので、本来の良さをどう活かすかが課題。またドレスアップするのであれば、さりげなくやったほうが効果的だと思います」ともおっしゃいました。
では、純正のオプションパーツはどのようなものがラインナップされているのでしょうか。
カタログを見ると、ジムニーとジムニーシエラでは多少違うアプローチがなされていることが分かります。
これは個人的見解になりますが、両モデルとも平坦な面が多く、特にサイドは若干間延びした感じがします。メルセデス・ベンツGクラスはウエストラインにプロテクターを装着することで、その間延び感を抑えているのが分かります。
スズキ純正オプションでは、ドアシルやウエストラインに装着するデカールが多くラインナップされています。ジムニーにはオーバーフェンダーが装着されていないため、サイドの面でアクセントになる部分があまりありません。こうしたデカールを付けることでグッと引き締まるのが、カタログを見るとよく分かります。特にドアシルガード風のデカールは、ジムニーを実にシャープに見せてくれます。
2代目時代に採用されていたサイドデカールが、現代風にアレンジされて復刻しているのは、往年のファンにとってはうれしいかぎりです。このレトロフューチャーなデザインのデカールは、シエラ用もラインナップされていますが、ジムニーの方がマッチングがいい気がします。
■純正で用意!? 下回りのガードやLSDまでしっかりカバー
両モデルで非常にドレスアップ効果が高いと感じたのは、メッシュタイプのフロントグリル。スズキのマークもフォントタイプにすることができ、スッキリとシャープな感じにマスクをイメージチェンジできます。
シエラはよりフロントにボリューム感があるため、スキッドプレート風のアンダーガーニッシュに装着で、少し締まった表情にすることができます。ドアシール下に付けるアンダーガーニッシュも用意されており、フロントから連続したラインを構成することも可能。ただ、若干“重い”印象になってしまいます。
注目は、純正で下回りのガードやLSDがラインナップされていること。リアルオフローダーを標榜しているジムニーとは言え、昨今のSUVでは考えられないことです。特にブレーキLSDトランクションコントロールの標準化で、LSDの設定はないかと思われましたが、ハードユーザーに向けてしっかり出してきました。
さて、純正オプションを付けて楽しむのも、もちろん悪くないのですが、これから登場するアフターマーケットのパーツをチョイスして、自分だけの1台を創り上げていくのもジムニーの楽しみ方です。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?