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業界ニュース 2018.7.15

なぜ、RX-8はRX-7直系の後継車ではないと言われたのか?

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現在のところ、"最後のロータリーエンジン搭載市販車"となっているのが、マツダRX-8です。2012年6月に生産終了し、先代のRX-7ともども後継車の目処はまだ立っていません。そもそもRX-8そのものがRX-7の直系では無いと言われますが、その理由はどんなものなのでしょう?

ピュアスポーツだったRX-7

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1970年代半ばの日本は、オイルショックの影響で「パワーはあるけど燃費があまりにも悪すぎる」と、ロータリーエンジンへの逆風が激しい時代でした。
そこで実用車へのロータリーラインナップ拡充を断念したマツダが、ピュアスポーツ路線に転換したロータリースポーツとして、1978年に発売したモデルが、初代サバンナRX-7(SA22C)でした。
2人乗り、あるいは2+2の4人乗り3ドアファストバッククーペとして生まれ、優れた動力性能を持ちながらも安価だったことから、日産フェアレディZともども”プアマンズポルシェ”と呼ばれたRX-7は、ストリートだけでなくレースやラリーでも活躍しました。
リトラクブルヘッドライトを採用して空気抵抗を減らし、ロータリーエンジンでしか実現できない低いボンネット、さらにフロントミドシップのエンジンレイアウトは、それまでのロータリーエンジン搭載実用車とは全く異なる、わかりやすいスタイルのピュアスポーツだったのです。
その意味でSA22Cは、初めてロータリーエンジンを搭載したコスモスポーツへの回帰とも言えるモデルでした。
2代目FC3Sでは少々太り、インタークーラー装備の関係もあってボンネットも高くなったものの、前置きインタークーラーに変更された3代目FD3Sでは、再びボンネット高の低い流麗なボディとなり、これがロータリーファンにとっての”RX-7最後の姿”として、現在まで目に焼き付けられているのです。

FD3Sの後継になれなかったRX-01

環境性能に厳しいFD3Sの後継車の開発は、早くから進められていました。決まっていたのは、燃費向上のため13Bロータリーからターボチャージャーを廃し、NAに回帰してさらに吸排気ともペリヘラルポートからサイドポート化、高回転型パワーユニットとした新しい13BRENESISREを搭載すること。
NA化によって低下するパワーとトルクを補うため、後継車は運動性能の向上を目的としたコントロール性の高いマシンとして開発されることになります。
そのパッケージは、NAドライサンプ化でコンパクトになったエンジンを、さらに後ろに、低くマウントし、その他の重量物も徹底してホイールベース内に配置することで、重量物によるヨーモーメントを低減。
また足回りも、バネ下重量低減のためにアルミ製ブレーキローター/キャリパー、マグネシウムホイール、FD3Sから引き続き採用する4輪ダブルウィッシュボーン形式のアルミ製サスペンションなどを採用。サスペンションジオメトリーを始め、マツダの考えるピュアスポーツを実現するため、あらゆる技術が注ぎ込まれていました。
こうして1995年の東京モーターショーに出品された新型ロータリーピュアスポーツ、マツダRX-01は、メディアなどによる試乗会まで開催され、RX-7後継としてのデビューを懇願されながらお蔵入りとなってしまいました。
そして2002年9月にFD3Sは生産を終了し、マツダからロータリーピュアスポーツは消滅します。


フォードの要請で誕生したRX-8は、RX-3の系譜?

マツダはRX-01を断念したとはいえ、RX-7後継者の開発までは断念していませんでした。
当時、経営不振のマツダを傘下に収めていたフォードとしては、スポーツカーの保険が非常に高額で、プアマンズポルシェ的なポジションにあるRX-7の購買層相手では、新車を開発しても量産化できないことを知っていました。
ただし、保険会社のスポーツカーの基準は曖昧で、4ドア車であれば小型ファミリーセダンとして切り抜けられることに着眼し、後継車は4ドアセダンとして作り直されたのです。それが、RX-8でした。

それ単体では開かず、フロントドアを開けて初めてリアシートにアクセスできるミニマムなリアドアなど、4ドアセダンというよりは限りなく2+2ドアスポーツとでも呼べるものでしたが、家族4人が乗れる十分なスペースを持ったキャビンに、最新の衝突安全性を実現するための補強も加えた結果、コンセプトモデルのRX-01より車重は200kg以上重くなっていました。
エンジンはRENESISREを熟成し、220psから250psにパワーアップして搭載。とはいえ、”ロータリーロケット”と言われた13Bターボ搭載のRX-7を知っているロータリーファンの間では、ピュアスポーツとしてならともかく、スポーツカーと呼んでいいものかどうか議論が分かれました。
実際、過去には4ドアでファミリー用途に使えるRX-3(日本名サバンナ)やルーチェなどがあったので、RX-8はコスモスポーツやRX-7直系というより、RX-3(サバンナ)の系譜に属するスポーツセダンまたはスポーツクーペと言ったほうが正しいのかもしれません。

当時は賛否両論あったものの、RX-8以降、マツダはロータリーエンジンを搭載した市販車を世に送り出していません。はたして、次のロータリーエンジン市販車は、どんな姿で登場するのでしょうか。楽しみですね。

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(CarMe カーミー)

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みんなのコメント

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  • yur*****|2018/07/15 15:42

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    違うから、RX-7ではなくRX-8なんでしょう!
  • jqx*****|2018/07/15 15:29

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    時代の流れの中で誕生した両車は全く別のキャラと言うぐらいの違いがありますが、どちらも素晴らしい車であった事だけは共通していると思います。
  • iro*****|2018/07/15 15:44

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    現在RX-8を所有して乗っています。周りからの意見は否定的な意見も多々ありますが、実際に走らせてみれば十分すぎるくらいに楽しいと思います。確かにNAだからターボ付きと比較したら早さはないですが、NAならではの良さも感じています。

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