現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 世界ではまだまだ現役!現行車で買えるW12エンジン搭載車4選

ここから本文です
業界ニュース 2018.7.15

世界ではまだまだ現役!現行車で買えるW12エンジン搭載車4選

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本車では2代目センチュリーの生産終了とともに姿を消した12気筒エンジンですが、世界に目を向けるとまだまだ現役です。しかもV型ではなくW型という変則的なブロック配置です。W型エンジンの特徴や搭載車を紹介しましょう。

W型12気筒エンジンとは?

    999台限定、アウディR8の2WDモデル「RWS」はクワトロと別モノ

聞き慣れないエンジン型式のW型12気筒は、フォルクスワーゲングループの専売特許ですが、過去に製造された記録がいくつか残っています。
そのひとつ、イギリスのネイピア・アンド・サンが製造したW12は、直列4気筒のシリンダーを3つ、60度のバンク角で結合したもので、1917年から1930年にかけて航空機用エンジンとして生産されました。
また1960年代後半には、イタリアのエンジンコストラクターがF1用エンジンとして製造しました。このエンジンも、ネイピア・アンド・サン同様に、直列4気筒を3つ繋げたものでした。しかし、このエンジンは予選を通過することなくプロジェクトは消滅しました。
それから約30年、フォルクスワーゲンは、新しいW12エンジンを公開しました。シリンダー配置は、狭角のV型6気筒エンジンVR6を2つ繋げたもので、WR12とも呼ばれます。
VR6は、直列6気筒の各シリンダーを15度だけずらした狭角V型6気筒で、シリンダーヘッドはひとつ。WR12はそれを2つ繋げた構造。WR型エンジンを簡単に言ってしまえば、V型12気筒なのです。
WR型の最大の特徴は、片側バンクのシリンダーをオフセットして配置していることで、マルチシリンダー車としてはコンパクトになっています。
では、現行車で買えるW12気筒搭載車を見ていきましょう。

アウディA8LW12quattro

アウディの最高級サルーンA8には、標準ボディとロングボディが用意されます。ロングボディに搭載されるエンジンは2種類あり、そのひとつが、6.3LのWR12です。
A8Lは後席重視のショーファードリブンのため、WR12エンジンの強大なトルクはスムーズな発進のために使用されます。また、12ものシリンダーを備え、エンジンのフリクションを低減。静寂性と不快な振動が抑え込まれています。
乗車定員は4名。後部座席は航空機のファーストクラスのような独立シートで、中央には大型コンソールが備えられます。足元空間は広く、標準ボディよりも130mm長いホイールベースは、ほぼすべて後席の足元空間拡大のために使われています。
■A8LW12quattroのスペック
全長×全幅×全高:5,275mm×1,950mm×1,465mm
ホイールベース:3,120mm
車両重量:2,200kg
乗車定員:4名
タイヤ:255/45R19
サスペンション:(前)5リンクウイッシュボーン/(後)トライペソイダルウイッシュボーン※前後ともアンチロールバーとエアサス装備
エンジン:6.3LW型12気筒DOHC
最高出力:368kW(500ps)/6,200rpm
最大トルク:625Nm(63.7kgm)/4,750rpm
トランスミッション:8速ティプトロニック
駆動方式:クワトロ(フルタイム4WD)
JC08モード燃費:8.9km/L
車両本体価格:22,620,000円~

ベントレーコンチネンタルGT

新型コンチネンタルGTには、ツインターボを装着したWR12エンジンが搭載されます。ターボの種類は2パラレルツインスクロールターボで、低回転から高回転まで十二分なパワーを提供します。
特に注目したいのは最大トルクで、900Nmを1,350回転から発揮。世界中の全市販車で、最高クラスのトルクを低い回転数で発生しています。
この大パワーを伝達する駆動システムが、アクティブ全輪駆動システムです。従来型では通常時のトルク配分が40:60に設定されていましたが、新型コンチネンタルGTでは限りなくフロントへの配分を0にし、燃費向上にひと役買っています。
■コンチネンタルGTのスペック
全長×全幅×全高:4,850mm×1,954(※ミラー開時は2,187)mm×1,405mm
ホイールベース:2,851mm
車両重量:2,244kg
乗車定員:4名
タイヤ:(前)265/40ZR21105Y/(後)305/35ZR21109Y
サスペンション:(前)ダブルウイッシュボーン/(後)マルチリンク
エンジン:6.0LW型12気筒DOHCツインターボ
最高出力:467kW(635ps)/6,000rpm
最大トルク:900Nm/1,350-4,500rpm
トランスミッション:8速デュアルクラッチトランスミッション
駆動方式:アクティブ全輪駆動システム
車両本体価格:25,680,000円~

ベントレーフライングスパーW12S

ベントレー車のフラッグシップセダンがフライングスパーです。そのフライングスパーシリーズ頂点となるのが、6.0LWR12エンジンを搭載したフライングスパーW12Sです。
贅を尽くした世界最高峰のラグジュアリードライビングカーでありながら、最高速度は325km/hに到達する性能を秘めています。これはベントレー社の4ドア車としては、初めてとのこと。スポーツセダンとしても、世界トップクラスの性能を誇ります。
■フライングスパーW12Sのスペック
全長×全幅×全高:5,315mm×1,985mm×1,490mm
ホイールベース:3,065mm
車両重量:5,540kg
乗車定員:4名
エンジン:6.0LW型12気筒DOHCツインターボ
最高出力:467kW(635ps)/6,000rpm
最大トルク:820Nm/2,000rpm
駆動方式:フルタイム4WD
車両本体価格:26,650,000円~

ベントレーベンテイガW12

ベントレー初のSUVがベンテイガです。標準仕様は5人乗りですが、オプションでリムジン仕様の4人乗りや3列シートの7人乗りにも変更できる、カスタマイズ性と実用性の高さが特徴です。
搭載エンジンは、コンチネンタルGTと同じW12ツインターボ。最高速度301km/hとスポーツ性能も世界トップクラスです。
■ベンテイガのスペック
全長×全幅×全高:5,150mm×1,995mm×1,755mm
ホイールベース:2,995mm
車両重量:2,530kg
乗車定員:5名(オプションで4または7名に変更可能)
タイヤ:285/45R21
エンジン:6.0LW型12気筒DOHCツインターボ
最高出力:447kW(608ps)/6,000rpm
最大トルク:900Nm/1,350-4,500rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:フルタイム4WD
車両本体価格:27,860,000円~

日本で販売終了/未発売のW12気筒搭載車

2018年の北京モーターショーで新型トゥアレグが公開されたものの、日本導入はいまだ不明です。従来型モデルは2017年中に生産を終了。2018年初頭には在庫が残っていたものの、すぐに完売しました。2018年7月現在、新車での購入は不可能です。中古で探すしかありません。


2016年に生産を終了したVWのフラッグシップサルーン、フェートンは、日本に導入されることなく生産を終了しました。
2002年に発表され、年間販売台数は2万台の予定でしたが5,000台と大きく割り込み、2003年に予定していた日本導入を中止したという経緯があります。



世界的な環境意識の高まりで、マルチシリンダー大排気量車は年々数が減少しています。購入希望の方は、早めに決めたほうが良いかもしれませんね。

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CarMe カーミー)

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します