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業界ニュース 2018.7.14

水没車は乾いてもエンジン始動はNG! 保険や廃車など対応策は?

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 一見大丈夫そうに見えても始動前に点検・整備が必要

 このたびの西日本を中心とする豪雨により、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。7000人以上が避難生活を強いられ、家屋被害も2万4000棟以上という被災状況が伝わってきているので、少なく見積もっても、1万台以上のクルマが水没・冠水したと考えられる。こうした水没・冠水してしまったクルマは、水が引いてもエンジンをかけるのはNGとされている。

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 エンジンの吸気系からシリンダー内に水を吸ってしまうと、エンジンが壊れる可能性が高いからだ。また、水害によって水没・冠水した車両は、電気系統の漏電で火災が発生する可能性があるので、エンジンをかけようとするのは危険。

 国土交通省でも「浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ」として、『水に浸った車両は、外観上問題がなさそうな状態でも、感電事故や電気系統のショート等による車両火災が発生するおそれがありますので、以下のように対処して下さい』と書かれている。

 1)自分でエンジンをかけない。

 2)使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場にご相談下さい。特に、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないで下さい。

 3)使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して下さい

 と呼びかけている。

 上記を守ったうえでクルマを動かさなければならない場合は、JAFのロードサービスや販売店、保険会社のレッカーサービスなどに連絡するか、ギヤをニュートラルにして、人力で押し動かすようにしよう。なおクルマのダメージは、どこまで冠水したかによって変わってくる。水に浸かったのが、ドアの下までなら点検と清掃と簡単な修理で、乗り続けることが可能なはず。

 シートの下まで冠水した場合は、電気のハーネス類や内装などがダメになっているかもしれないので、30万円以上は覚悟しないとならないだろう。シートより上まで沈んだら、車両保険でも全損扱い。50万円、100万円と大金をかけてまで修理するかどうか、よく考える必要がある。

 いずれにせよ、冠水したクルマをそのまま放置しておくと、泥水の臭いもとれなくなるし、錆や電気系のトラブルも進行することがある。全損=廃車にして手放すと決めた人以外は、できるだけ早めに修理工場へ持ち込み、点検と修理の見積もりをお願いするのが一番だ。

 今回のように水害の被害が広域の場合、近隣の修理工場に修理依頼が殺到し、着手がかなり遅れることも……やや遠めの被害の少なかったエリアの修理工場に相談してみるのもひとつの手だ。気になる車両保険だが、大雨や台風でクルマが被害を受けた場合は、「一般型」と「エコノミー型(車対車+A)」のいずれの車両保険でも補償の対象となっているので、車両保険に入っていれば、やはり相当心強い。

 万が一、修理をあきらめて廃車にするときは、廃車買取業者に頼むと、全損車でもいくらか値段が付くことも! いずれにせよ、愛車が水害に遭ってしまった場合は、自走しようとせず、JAFやディーラーを呼んで工場に持ち込み、修理するのか廃車にするのかを早めに相談するしかない。

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(WEB CARTOP 藤田竜太)

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