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業界ニュース 2018.7.14

日産「セレナe-POWER」の実燃費は? 徹底的にいろいろな状況を走って計測してみた

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■注目の「セレナe-POWER」実燃費を徹底チェック

 日産自身もビックリするほど売れまくっている「ノートe-POWER」につづいて、大人気ミニバンのセレナにも電動パワートレインを搭載した「セレナe-POWER」が追加されました。日産では「e-POWER」のことを「電気自動車の新しいカタチ」と表現しています。そのドライブフィールや燃費がどのような感じか、気になっている人は少なくないことでしょう。さっそくいろいろなシチュエーションを走ってみました。

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 日産のグローバル本社は横浜のみなとみらいにあります。まずはそのあたりを走って市街地燃費を計測。走行モードは推奨の「S」を選択。まずは踏んだ瞬間からリニアに加速し、スムーズに車速が伸びていくモーターならでは走り味が、とても好印象です。

 1年あまり前にできたばかりの首都高速の岸谷生麦インターまで12.4kmを平均速度30km/hで走ったところ、燃費は15.7km/Lとの表示。このときは距離が少ないせいもあってか平均燃費の表示が目まぐるしく変わる印象があり、あらためて計測すべきと思ったので、それについてはのちほどお伝えします。

 第三京浜を港北ジャンクションから起点の玉川まで、制限速度が80km/hのところ平均車速72km/hで10.7kmの距離を走ったところ、燃費は21.8km/Lをマークしました。そして、一般道の環状8号線を少し走って、高速燃費を計測すべく制限速度が100km/hの東名高速へ。バッテリー残量は東名高速に乗る時点で約半分だったところ、走るにつれて増えていき、制限速度が80km/hに下がる秦野中井まで31.7kmを走って、平均車速は92km/h、燃費は16.7km/Lと表示されました。

■セレナe-POWER:高速道(東名高速) 実燃費[16.4km/L]

 セレナのドライブコンピュータは表示機能が非常に充実しているので、こうしたテストにも向いています。秦野中井から御殿場までの区間は高低差もあり、高速ワインディングが続くので、燃費はどうしても落ちますが、御殿場インターで走行距離84.7km、平均車速は86km/h、平均燃費は16.4km/Lとなりました。正直なところ高速燃費は思ったほど伸びませんでした。

 そこからしばらく、参考までに郊外燃費を計測したところ、バッテリーがいっぱいになってモーターだけで走るシーンが増えると、数百メートル走っただけでグンと上がったり、逆にバッテリーがなくなって一気に下がったりしながら、27.0kmの距離を平均車速28km/hで走ったところ、燃費は15.7km/Lとの表示。ちなみにピークで18.4km/Lまで上がったことを確認しています。

 そこでいったんリセットし、長尾峠という、制限速度が30km/hの狭いつづらおりのワインディングをのぼります。すると、しばらくずっと上り坂がつづくので燃費には厳しいと思ったのですが、e-POWERはこういう状況に強いのか、上手く発電しながら駆動している印象で、そのまま制限速度が40km/hの箱根スカイラインに入って間もない地点まで10.5kmの距離を平均車速32km/hで走ったところ、燃費は6.9km/Lと表示されました。エンジンはときおり平坦なところで止まる以外はほぼ回りっぱなし。それでも30km/hを目安に走ればバッテリーは微妙に増えいきました。

 また、アクセルオフだけで強く減速する「ワンペダルドライブ」は、ワインディングでも走りやすいことがわかりました。加えて、箱根スカイラインのように、上りと下りの勾配が交互に訪れる道を低速で走っていると、上手いこと充電してその電力を使って走ることがくりかせされて、バッテリーもあまり減りません。燃費も後半に行くにしたがい上がった意外と伸びて、芦ノ湖スカイランンの箱根峠側の料金所で、距離は20.8km、平均車速は38km/h、燃費は9.1km/Lとの表示。全体としては上り勾配が多いわりにはまずまずです。

■セレナe-POWER:ワインディング路 実燃費[10.4km/L]

 そしてターンパイクへ移動し、さらに燃費を計測。制限速度の50km/hを念頭に走り、ヒルクライムのみでは5.9km/L、そのままダウンヒルすると、積算で10.4km/Lとなりました。バッテリー容量が小さいので、表示を見るとターンパイクのような道では頻繁にいっぱいになったり減ったりすることがよくわかります。e-POWERは50km/h程度まではけっこう力強くのぼってくれます。

 ところで、5月下旬の16時半ぐらいで、夕方とはいえまだうすら明るいときに、AUTOモードでヘッドライトが点灯しました。最近の日産車は早めに点灯する設定となっているのもよいことだと思います。

 帰路はまず、制限速度が70km/hの自動車専用道である小田原厚木道路へ。ご参考まで、ここでの燃費をお伝えすると、37.8kmの距離を平均68km/hで走行して燃費は21.9km/Lと、最初に第三京浜を走ったときと似た感じになりました。

 海老名サービスエリアを出てからは、100km/hにACCをセット。Sハイブリッドのセレナが、ACCを入れていても前走車との車間距離の維持にもたつく印象があったのに対し、e-POWERはそうでもなく、ストレスを感じさせません。バッテリーを上手く使って車速の維持と燃費のマネージメントを効率的にこなしている感じがします。また、同一車線自動運転を実現したセレナならではの「プロパイロット」は、こういうときにドライバーの負担を減らしてくれて助かります。

 ところが、快調に走っていたところ、横浜町田インターの手前でちょっと渋滞していたので仕切り直し。この時点で燃費は17.0km/L。渋滞を抜けるとほぼ巡行できて、東京出口の時点で、走行距離が22.5km、平均車速が92km/h、平均燃費は17.1km/Lにとどまりました。

■セレナe-POWER:一般道(街乗り) 最良の実燃費[18.8km/L]

 日をあらためて、市街地燃費を再計測すると、片道20kmあまりずつ走って、往路はなんと今回最良となる18.8km/Lをマーク。ところが帰路は13.3km/Lと、同じような道を似たような感じで走ったのにけっこう差が出ました。

 条件としては、帰路のほうが外気温はだいぶ高かったのでエアコンの動作が影響したことや、帰路のほうが交通量の多かったことが影響したのではと思われますが、車両を借り出して最初に走ったときにも感じた、状況によってかなり燃費が変わるという印象は間違いではなかったように思います。

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(くるまのニュース 岡本幸一郎)

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