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業界ニュース 2018.7.13

トヨタ子会社、アメリカでベンチャー企業向けファンドプログラム立ち上げ! 自動運転の深化にも影響する!?

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トヨタ自動車の子会社で米国において人工知能等の研究開発を行うToyota Research Institute(TRI)が昨年設立したベンチャーキャピタルファンド「Toyota AI Ventures」(TAIV)は、TRIとともに、ベンチャー企業支援に関するグローバルプログラム「Call for Innovation」を立ち上げた。

TRIは自動運転やロボティクスの研究などを目的に、各種の研究機関・企業と連携しているが、このプログラムは重要な技術課題を特定し、ベンチャー企業によるソリューションを募集することを通じてイノベーション促進を目指すもの。募集する技術領域において、有望なベンチャー企業に対して、50万ドルから200万ドルをTAIVから投資するほか、TRIとの実証プロジェクトの実施を検討していく。
※参考記事:トヨタ子会社のTRI、オープンソースの自動運転シミュレーター開発を支援

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第1弾はTRIのロボティクスチームが参画し、家庭内や周辺で人々を助ける支援ロボットに使われる「モバイルマニピュレーション(日常の不特定かつ多様な環境下においても、必要に応じて人とも協調しながら、ロボットが複雑な操作やタスクを行うこと)技術の向上」を募集領域とする。将来的には、認識技術、機械学習、シミュレーションなど、ロボティクスや自動運転におけるTRIの研究開発の他の領域を対象として、技術課題を選定することも検討していく。

TAIVのマネージングダイレクターであるジム・アドラー(Jim Adler)は、
「Call for Innovationを通じて、難易度の極めて高い課題を解決し、実ビジネスにつなげていける勇気にあふれる優秀で粘り強い起業家を求めています。関連製品の技術に取り組むベンチャー企業や、起業したくてもまだしていない起業家がいるかもしれません。本プログラムが、そのようなイノベーターたちが行動を起こすきっかけになることを願っています」
と述べている。

第1弾の「Call for Innovation」は、ハードウェア・ソフトウェアの技術を持つ世界中のベンチャー企業を対象としていて、次の要件を満たすことが条件。

(1)これまでの資金調達額が300万ドル未満であること
(2)試作モデルを通じてソリューションのデモを行えること
(3)お客様への価値を提供する強固なビジネスモデルを有していること

モバイルマニピュレーション技術におけるハードウェアを通じたソリューションの例としては、安全で軽量なロボットアーム、家事タスクを数多くこなせるグリップ部、触覚センサー技術など。ソフトウェアにおいては、ハードウェアの認識レベルや忠実性の低さを補う方法、データから学んだりデータをタグ付けしたりするアルゴリズム、シミュレーションから得る学びを適用する方法などだ。

TRIのロボティクス部隊のダイレクターであり、モバイルマニピュレーション開発チームのトップを務めるマックス・バジュラチャーリアー(Max Bajracharaya)は、
「ロボティクスは産業の自動化において大きなインパクトをもたらし始めていますが、家庭内外での支援ロボットにおいては技術的な難題が存在します。人々の日常ユースを前提に、『安全・安価で便利なロボットを作る』という究極目標の達成を助けるような革新的な技術やビジネスモデルを私たちは求めています」
と語っている。

TAIVは、7月11日から10月末にかけて今回の応募を受け付け、提出され次第、随時、応募内容の評価をしていく。応募するベンチャー企業の組織、技術、ビジネスモデル、市場化戦略などの観点に基づく評価、および通常のデューデリジェンスを行った後に、投資決定を行っていく。

【Call for Innovation説明ビデオ(英語)】



プログラムへの応募(Toyota AI Venturesのウェブサイト)

なお、TAIVは、人工知能、データ・クラウド、自動運転モビリティ、ロボティクスの分野における設立間もない有望なベンチャー企業への投資を行うべく、2017年に1億ドルのファンドとして設立されて以降、投資先を拡充してきた。そして、これまで投資を行ってきた10のベンチャー企業に加え、このほど11社目の投資先として、ロボティクスと人工知能の領域に取り組み、介護・ヘルスケア領域に革新をもたらすコンパニオンロボットの開発を手掛ける「Embodied.me」への投資を実施している。
【参考:TAIV の投資先ベンチャー企業(2018年7月11日時点)】
・Blackmore(米国モンタナ州)
 小型で信頼性の高いLiDAR やソフトウェア等の開発
・Boxbot(米国カリフォルニア州)
 自動運転技術を活用した物流・配送におけるラストワンマイルを実現する技術・サービスの開発
・Connected Signals(米国オレゴン州)
 交通信号データ収集・予測
・Embodied.me(今回公表)(米国カリフォルニア州)
 コンパニオンロボットの開発
・Intuition Robotics(イスラエル)
 交流ロボット「ElliQ」などのロボティクス開発
・Joby Aviation(米国カリフォルニア州)
 電動垂直離着陸機の開発
・May Mobility(米国ミシガン州)
 自動運転技術開発とそのモビリティサービス事業
・Metawave(米国カリフォルニア州)
 メタマテリアルや人工知能を活用した革新的なイメージングレーダーの開発
・Nauto(米国カリフォルニア州)
 コンピュータビジョンによる走行データ収集・予測
・Realtime Robotics(米国マサチューセッツ州)
 ロボティクス開発における障害物回避軌道の超高速計算・ルート作成の技術開発
・SLAMcore(英国)自動運転車・ドローン技術向け周辺地図情報・位置情報生成アルゴリズム開発

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(Auto Prove Auto Prove 編集部)

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