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業界ニュース 2018.7.9

法則性はある!? フェラーリのモデル名はこうして決められている!

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1947年に登場した最初の125Sから、最新モデルの812スーパーファストまで、フェラーリのモデル名に付けられている謎の数字やアルファベット、あるいは耳慣れないネーミング。法則性はあるのでしょうか?今回は、そんなフェラーリのモデル名について解説します。文・西山昭智

125S

    ランボルギーニやフェラーリは、簡単に試乗できるの?

フェラーリが、最初に発表したモデル。1.5LV12エンジンを搭載したレーシングカーで、125とは1シリンダーあたりの容積(125cc)を表しています。つまり、125×12で総排気量(1,500cc)を求めることができます。
また”S”は、スポーツカーを意味するSPORTの頭文字をとっています。


250TR

1958年に登場したレーシングモデル。3.0LV12エンジンを搭載し、シリンダー1本あたりの容積は250ccなので250。
TRとはのちのフェラーリでモデル名にもなるTestaRossa(赤い頭)の頭文字。エンジンのカムカバーが赤く塗られていたことから命名されたといわれています。


250GTO

先日、52,000,000ポンド(約76億円)で売却されたことでも話題となった250GTO。1962年に登場したレーシングモデルです。
250は、前述の125S同様、1シリンダーあたり容積=250ccを表しています。その後に続くGTOは、GranTurismoOmologato(英語ではHomologate)の頭文字で、250GTの派生車種として、ツーリングカー選手権に参戦するために作られたホモロゲートモデル(認証車両)という意味です。


250LM

250GTOの実質的な後継モデルとして1963年に登場した250LM。250は、これまでと同じシリンダー1本あたりの容積で、それに続くLMはLeMans(ル・マン)の頭文字を表しています。


250P

現在でも評価の高いPシリーズ最初のモデル。1963年に登場したレーシングモデルで、ピニンファリーナが手がけた美しいスタイリングでも有名です。
250はこれまで通りのシリンダー1本あたりの容積。PはPrototipo(プロトタイプ)を表し、当時のレースに参戦するため製作されたプロトタイプカーに付けられました。


ディーノ206/246

歴代の市販フェラーリのなかで、唯一フェラーリの名称が用いられていないのがこのモデル。さらにフェラーリ唯一の6気筒モデルとしても有名です。
ディーノとは創業者エンツォ・フェラーリの愛息アルフレード・フェラーリ(AlfredoFerrari)の愛称。1956年に夭折した長男の愛称をモデル名にしています。
これまで市販フェラーリは12気筒モデルしかつくっていなかったため、12気筒モデルと差別化を図る意味でフェラーリの名前を使わなかったともいわれています。
1967年に登場した206は、1,957ccV6エンジンを搭載していたためディーノ206、1969年に登場した246は排気量を2,418ccに拡大し
ディーノ246と名付けられました。


365GTB/4

デイトナの愛称で知られる、1968年に登場したグランツーリズモ。4,390ccのV12エンジンを搭載し、1本あたりの容積が365ccなので365、GTBはグランツーリズモのベルリネッタ(クーペ)、4は4カムシャフト(DOHC)を表しています。
本来、デイトナというネーミングはなかったのですが、前年のデイトナ24時間でフェラーリのプロトタイプレーシングカーが圧倒的な勝利を収めたことから、デイトナの愛称が付けられました。


512BB

1976年に登場するフェラーリを代表するスーパーカーのひとつ。4,942ccの180度V12エンジンを搭載しているのですが、この512はシリンダー1本あたりの容積ではなく、”5.0Lの12気筒”を表しているのがこれまでと違うところ。
BBとはベルリネッタボクサー(ベルリネッタはクーペ、ボクサーは水平対向エンジン)の頭文字を表しています。※本来は、水平対向とV型は構造が違うのでボクサーの呼び名はふさわしくないのですが、当時のフェラーリは180度V12もボクサーとよんでいました。


モンディアルQV

1980年に登場したモンディアル。フロントシートの後ろにプラス2の座席を持つ4座のグランツーリズモで、モンディアルとは1950年代に活躍したレーシングカー、500モンディアルにちなんで命名。QVとはクアトロバルボーレの頭文字で、4バルブを表しています。
ちなみに500モンディアルは、2.0Lの4気筒エンジンを積んだレーシングカーで、数字は当時のルールに則った1シリンダーあたりの排気量を表しています。


288GTO

1984年に登場したGTOモデル。こちらもグループBホモロゲーション獲得のための公認車両で、GTOは、250GTOと同じ意味。288は、2.8リッターの8気筒であることを表しています。


F40

1987年にフェラーリ創業40周年を記念してつくられたアニバーサリーモデル。40は、創業40周年を表しています。
のちに創業50周年を記念するF50が製作されますが、こちらは50周年よりも2年ほど早い1995年に発表されています。


F355

F1マチックと呼ばれる2ペダル式のセミオートマチックトランスミッションを搭載したことで知られるF355シリーズ。3,495ccのV8DOHC5バルブエンジンを搭載していたことから、”3.5リッターの5バルブ”という意味で355と名付けられています。


550マラネロ

※画像は575Mマラネロ
FRレイアウトのグランツーリズモで、1996年に登場した550マラネロ。フロントに搭載されるエンジンは5,473ccのV12エンジンで、550は、それまでの法則とは異なり排気量を表しています。
マラネロとはイタリアモデナにある町の名前でフェラーリの本拠地としても有名です。
2002年には排気量が5.75Lに拡大したことを受けて、モデル名が575Mマラネロに改められました(M=Modicicato※改良の意味)。


FXX

2002年に創業者の名前を冠して製作されたエンツォフェラーリ。そのサーキットモデルとして開発されたのが、FXXです。FXは開発時のコードネームで、その後ろに無限の可能性を表した”X”を付け加えてFXXと名付けられています。


GTC4ルッソ

2011年に登場したフェラーリ初の4輪駆動モデルFF(FERRARIFOUR)の後継モデル。GTCとはグランツーリズモクーペを表し、4は4シーターで4駆、ルッソはイタリア語で贅沢の意味。どちらも過去のフェラーリで使われたことのある名称です。


ポルトフィーノ

2017年に登場したカルフォルニアの後継モデル。ポルトフィーノとは北イタリアにある港町の名前で、イタリアでもっとも美しい町としても知られています。

812スーパーファスト

2017年に登場したFRモデル。6,496ccV12エンジンを搭載し、812は"800psを有する12気筒"を意味しています。
その後に続くスーパーファストとは、1964年に製作した500スーパーファストにちなんでネーミングされたもの。ピニンファリーナの空力実験車からその名が付けられたといわれています。


レーシングモデルの生産から始まったフェラーリだけに、そのモデル名にはエンジンの排気量やシリンダー、バルブの数に由来するものが多いことがよくわかります。
ルッソやポルトフィーノなどイタリアにちなんだものも多く、その意味を知ると思わず納得してしまうのもフェラーリのモデル名ならではの魅力ですね。

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