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業界ニュース 2018.7.8

新型「ジムニー」はプロの道具 合理的で無駄の無い機能美を追求して出来たスタイリング

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■合理的で無駄のない機能美

 約20年ぶりに新型となったスズキ「ジムニー」。先代が乗用車的な方向に向かっていたところを逆戻りさせたようなスタイリングは、プロユースにも応える使い勝手を実現するための合理性から生まれたものです。

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 登場した4代目ジムニーはスクエアなデザインから先々代の2代目に似たレトロなデザインと感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、スズキは新型ジムニーを、オフロードで活用する専門家のためのプロの道具として「合理的で無駄の無い機能美を追求したデザイン」としているとおり、いずれも合理的な理由があります。

 たとえば直線的なデザインは車両の姿勢・状況を把握しやすくする手法です。角ばったボディは四隅を把握しやすくなりますし、ベルトライン(側面の窓の下のライン)が直線で水平となることで周囲に対する車両の状態が把握しやすくなります。

 ボディ上部までスクエアになった点は室内空間の拡大に役立ちます。上部まで車体を角ばらせることは室内の広さが拡大、ドライバーの右方向のヘッドクリアランスが45mm拡大、助手席は左側に50mm拡大しています。

■角ばった外見はルーフの積載量増加へ

 そして、角ばったことで、ルーフの広さが拡大。しかもルーフキャリアの固定場所はドリップレールなので、従来型に比べてルーフキャリアの幅が拡大され、ルーフ上の積載量が拡大するというメリットにもつながります。

 ドリップレールを装備したのはルーフキャリアを装着するためではなく本来の目的である水切りのため。ルーフから流れた雨や雪が側面窓に流れ、室内へ雨水の侵入を抑えることができます。

■雪が落としやすいエクステリア

 従来型よりも角ばったエクステリアは近寄って見ると凹凸は意外に少なく、こだわったという雪がたまりにくいデザインとなっています。ボンネットは従来モデルのようなインタークーラー用の空気取り入れ口がなくなり、フロントの見切りがわかりやすくなるほか雪下ろしという点でもメリットがあります。

 さらに、インタークーラーをラジエーター裏に置き換えたため、走行風による風圧でも冷却可能となり、冷却効率も高まっています。

 ちなみに、カタログなどで展開される新しい2つのボディカラーのキネティックイエローとジャングルグリーンはどちらもプロが選んだ機能色。欧州でハンターと森林協会の作業員の道具は目立つ色と目立ちにくい色をシーンに応じて使い分けていますが、目立つ色は悪天候時を想定したキネティックイエロー、目立たない色は森林警備隊が使うジャングルグリーンとなっています。

■インテリアも合理的で無駄の無い機能美を追求

 インテリアでも機能性を追求、インストルメントパネルに水平の部分を作ったのは、車両の傾きを把握しやすくするため。パネルの直線的なデザインと窓から見える外の景色を確認すればよく、これも合理的で無駄のない機能美といえます。

 そして、後席を折りたたんだ後の荷室サイズとフラットさを追求、ゴルフバックを横積みできる横幅を確保しているほか、リアゲートの開口部を拡大して積み下ろしも容易にしています。従来型ではリアの側面ガラスの周りにもトリムが貼り付けてありましたが、新型ではボディのむき出しで塗装が表面に出ています。なお、トリムの貼付けよりも塗装仕上げの手間が増えるためコスト削減ではないといいます。

 また、各所にフックなどを取り付けるためのネジを設定、天井にも釣り竿を固定するロッドホルダーなどを付けるネジ穴を設けています。

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(くるまのニュース くるまのニュースライター 正田拓也)

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