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業界ニュース 2018.7.7

初代クラウンってどんなクルマだったの?

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15代目となる新型がデビューし話題となっていますが、初代クラウンが誕生したのは1955年と半世紀以上も昔のことでした。量産乗用車として、うぶ声をあげたばかりのクラウンは、いまのような”トヨタを代表する重厚なモデル”というイメージではなく、時代とともに成長してきたという側面を持っています。今回は、そんなクラウンの最初のモデル、トヨペットクラウンについて、振り返ってみましょう。

初代クラウンはどんな車?

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初代クラウンのボディサイズは、全長4,285mm×全幅1,680mm×全高1,525mmで、現行のカローラアクシオ(全長4,400mm×全幅1,695mm×全高1,460mm)と比べると全高こそ65mm高いものの、それ以外は下回っているという、現代の目からみれば随分とコンパクトでした。
丸目のヘッドライトや丸みを帯びたシルエットなど、いかにもクラシックカーらしいスタイリングのクラウンには、ところどころにアメリカ車の影響が見て取れます。
当時、日本のメーカーがつくる乗用車は、トラックベースか海外のノックダウンばかりでした。ノックダウンは、海外メーカーの技術を学ぶのにも最適で、いすゞがヒルマンミンクス、日産がオースチンA40/A50、日野がルノー4CVを生産・販売していました。
そんななか、トヨタは国産の技術だけで、国際水準の量産乗用車をつくることを決断。トヨペットクラウンを開発します。これにより、クラウンは国産の技術で初めて生産された量産乗用車であると同時に、技術力を世界にアピールするきっかけとなったのです。


初代クラウン、注目のメカニズム

初代クラウンに搭載されていたエンジンは、排気量1,453ccの直列4気筒OHVエンジンで、最高出力48ps/4,000rpm、最大トルク10kgm/2,400rpmをそれぞれ発生。コラムシフトの3速MTで、最高速度は約100km/hに達したそうです。
現代からしてみれば、かなり控えめなスペックですが、当時の日本ではこれが最先端の技術。前述したノックダウン生産モデルのエンジンに比べても、排気量、パワーともに上回っていました。
またトランスミッションは、2、3速にシンクロメッシュ付き常時噛み合い式ヘリカルギアを採用することで、シフト操作も容易になっていました。さらにデフには国産車では初めてのハイポイドギアを採用したこともトピックでした。
1960年のマイナーチェンジでは、1.9Lエンジンに2速AT(トヨグライド)を装備した、上級モデルがラインアップに加わっています。
一方、足まわりは、前輪のダブルウィッシュボーン式サスペンションを日本ではじめて採用。リアは、リーフスプリングを使ったリジッドアクスルという組み合わせ。この恩恵により、乗り心地も飛躍的に向上させることに成功したといいます。


初代クラウンのアイデンティティ

初代のクラウンは、Bピラーを起点に左右に開く観音開きのドアを採用していました。いまでは超高級車など、ごく一部のモデルにしか採用されていませんが、乗り降りがしやすいと好評だったそうです。
現在では、豊富なラインアップが魅力ともいえるトヨタですが、その礎となったモデルが初代クラウンだったのです。クラウンは、今後、トヨタが存続し続ける限り、ラインアップから消えることはないと思います。クラウンは、それほどトヨタが大切に育ててきたモデルであり、トヨタのアイデンティティとも言えるモデルなのですから。

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(CarMe カーミー)

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