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業界ニュース 2018.7.6

ホットハッチ3車種13年ぶり!フォルクスワーゲンUp! GTI試乗記

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今年6月上旬、新型ポロGTIとともに日本国内デビューを果たしたフォルクスワーゲンの小さなホットハッチ「Up!GTI」。そのテストドライブの機会も、ポロGTIと同時に与えられることになった。舞台となったのは今も昔もエンスージアストが聖地のごとく愛する、御殿場・箱根のワインディングロードである。文・武田公実/TakedaHiromi

初代ゴルフGTIの復活か

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ポロよりもさらに小さなセグメントAに属するベーシックコンパクト、Up!の最高性能バージョンとして誕生したUp!GTIは、フォルクスワーゲン社曰く「初代ゴルフGTIの復活を目指した」との由。
たしかにホイールベース2,420mm、全長3,625mm×全幅1,625mm×全高1,485mmというボディサイズは、42年前に登場した初代ゴルフGTIのホイールベース2,400mm、全長3,725mm×全幅1,610mm×全高1,410mmにほど近い。
一方、車両重量は現代の自動車に求められる安全対策などに対応するべく、初代ゴルフGTIの810kgから1,000kgに増加しているものの、専用チューニングを受けた999ccの直列3気筒ターボエンジンは、初代ゴルフGTIの直列4気筒SOHC1.6リッター自然吸気ユニットに匹敵する116ps/5,000-5,500rpmのパワーと、6.4kgmも上回る20.4kgmのトルクを発生。
その結果、0-100km/h発進加速タイム8.8秒、最高速度196km/hという、初代ゴルフGTIの0-100km/h加速9.0秒、最高速度182km/hを大幅に凌駕するパフォーマンスを獲得しているという。


「GTI」の伝統を巧みに表現した走り

とはいえ、116psのパワーと20.4kgmのトルクというのは、現代のクルマの中では「大したことのない」スペックと思われるかもしれない。ところが公道に出て走り出した直後から、スペックから予想されるよりも遥かに活発な走りを見せてくれる。今どきのターボ車らしくエンジンのレスポンスも良好で、低回転域からアクセルを踏んでも「グン」とトルクを立ち上げる。
そして危惧される向きも多かろう、3気筒エンジンであることの「ネガ」は、もはや皆無と言ってしまいたい。むしろ、スロットルを深く踏み込んだ時の「ヴァルルル~」という野太いエキゾーストサウンドは、たぶん大げさな物言いと笑われてしまうかもしれないが、筆者にはポルシェ911のボクサー(水平対向)6気筒エンジンを彷彿とさせるもの……!と本気で感じられたのだ。

これだけ気持ちの良いパワーユニットであれば、もうドライブが愉しくて愉しくて堪らなくなってくる。絶対的な軽さと、高い剛性のボディに良く吟味されたサスペンションは、「GTI」ブランドが長年培ってきた伝統を巧みに表現している。
軽くて正確なステアリングを右へ左へと操舵し、ひらひらとカーブを駆け抜けるさまは「ホットハッチ」のくくりを越え、あたかもリアルスポーツカーを操っている錯覚に陥ってくる。

ストレートなスポーツカー感

初代ゴルフGTIとそのフォロワーたちは、排ガス対策や受動安全対策、あるいは石油ショックでスポーツカーが「冬の時代」を迎えていた1970年代後半~80年代前半にあって、それまでの小排気量リアルスポーツの市場の一部を担う存在となったのだが、そのキャラクターは現代におけるUp!GTIにおいて、みごとな復活を果たしたと言えるだろう。
実は筆者の事前の予想では、今回の試乗会においてはあくまで新機軸満載の新型ポロGTIが主役。Up!GTIは「良きバイプレーヤー」くらいに思っていた。しかし、このストレートなスポーツカー感に、すっかり魅了されてしまう筆者が居たのである。

ところが、実はここで残念なお知らせがある。日本国内市場に正規導入されるUp!GTIは、現時点では限定600台のみで、しかも7月上旬の段階でも、既にほぼ完売というのだ。
フォルクスワーゲングループジャパンの皆さまには是非とも、Up!GTIを限定モデルから通常のカタログモデルに昇格させるようご尽力いただけることを願ってやまない。


新型ポロGTI画像ギャラリー

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