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業界ニュース 2018.7.3

クルマは超メジャーなのに滅多に見かけないファン感涙の激レアグレード3選

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 あまりに何かに特化しすぎたマニアックすぎるモデルたち

 新車当時はそれほど人気がなかったのに、生産終了後に何かの拍子に人気が出てレア車扱い……という車種や、今も昔もそれほど人気がなく、ただただタマ数のないレア車というのは多く存在している。しかし、今回は販売ランキングの上位に位置するほど台数が売れたにもかかわらず、あまり市場に出まわらなかったグレードというかなりスキマ産業な車両をご紹介しよう。

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 1)日産・サニー VZ-R

 1998年にフルモデルチェンジを果たした9代目かつ、最後のサニーに用意されていたスポーツグレードであるVZ-R。日産の可変バルブタイミング・リフト機構であるNEO VVLを搭載した直列4気筒1.6リッターのSR16VE型エンジンは175馬力を発生し、組み合わせるトランスミッションは5速MTのみという硬派な仕様だった。

 当然のように足まわりは強化され、フロントストラットタワーバーやビスカスLSD、リヤディスクブレーキなど、走りに振り切ったグレードだったのである。

 しかし、すでに当時のサニーのユーザーはすっかり高齢化が進んでおり、そんなグレードを求める人はほとんどいなかったのか、登場から2年弱であっという間に消えてしまった。総販売台数は400台にも満たないようで、年間5万台ほど売れていたサニーからすればかなり少数であることが分かるだろう。

 なお、同時期のカローラにも「GT」という4A-G型エンジンを搭載したスポーツグレードが存在していたが、こちらはそこそこ売れていたようだ。というのも、2WDのガソリン車の最上級グレードという扱いでATもあったため、「一番いいやつくれ」という要求に応えられたからだろう。

 残念ながらサニーVZ-RはATもなく、一番いいやつとなると1.8リッターエンジンにCVTを組み合わせ、ナビなどを標準装備した「スーパーサルーンGパッケージ」だったのだ。

 2)トヨタ・ノア YY/ヴォクシー トランスX

 5ナンバーサイズのミニバンとして圧倒的な支持率を誇るトヨタのノア/ヴォクシー。今は3代目モデルが販売中だが、今回紹介するレアグレードは初代の後期型から2代目までに設定されていたもの。じつはリヤゲートには専用エンブレムが装着されるのだが、それさえ見なければ外観でのグレードの判別はほぼ不可能といっても過言ではないだろう。なぜならこのグレードの最大の違いは室内にあるのである。

 ノア/ヴォクシーと聞けば「3列シートミニバン」というイメージだろうが、なんとこのグレードには3列目のシートがない2列5人乗り仕様なのである。その代わりに3列目シートがあった場所にはデッキボードが備わり、ベッドやテーブルとしても使えるようになっていて、アウトドアレジャーなどに最適になっている。

 じつはもともとタウンエース/ライトエース時代から、2列シート仕様の「SW」というグレードが存在していたのだが、それはどちらかというと1年車検になってしまうバンを嫌う法人向けの側面が強く、外観もほぼバンと同等といった装いだった。ノア/ヴォクシーになってからは、一般ユーザーも取り込めるように通常グレード同等の内外装をもった、というのが実情と言えるだろう。

 3)ダイハツ・ブーンX4

 ベーシックグレードであれば新車でも100万円を切る価格帯ということもあって、法人ユーザーの営業車としても多くの台数が走っているダイハツ・ブーン(とその兄弟車のパッソ)。営業車にありがちなソリッドなホワイトのボディカラーに、リヤワイパーすら備わらない簡素な後ろ姿を見かけてもスルーしてはいけない。もしかしたらそれがレアグレードの可能性もあるのだ。

 そのブーンのレアグレードが「X4」というもの。後ろ姿こそ低グレードと同じ佇まいだが、フロントに回るとボンネットに異様なダクトが付いている。そう、ターボエンジンが搭載されているのである。元々は996ccの3気筒NAエンジンが搭載されているブーンだが(上級グレードには1.3リッターもあり)、X4には936ccの4気筒ターボエンジンが搭載されている。

 なぜ、こんな中途半端な排気量なのかというと、JAF公認競技に出場する際、ターボ係数の1.7を排気量にかけても1.6リッター未満のクラスに出場できるように考え抜かれたもの。つまり、スカイラインGT-RのRB26DETTと同じ考え方なのである。

 なお、想定されていたモータースポーツはラリーであり、フルタイム4WDの駆動方式や、クロスレシオの5速MT、そして最終減速比は5.545と超ローギヤード。5速での100km/h巡行でも4500回転弱ということからもその性格が伺い知れるだろう。

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(WEB CARTOP 小鮒康一)

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