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業界ニュース 2018.7.2

いい感じの国産車が増えていることで、拙者がひっかかるリアルなプロブレムとは?

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輸入中古車評論家を自称している拙者ではあるが、決して「輸入車以外はダサい」とか思っているわけではない。「自分が買える範囲のプライスで、なおかついい感じのモノ」を探した際に、たまたま中古の輸入車がそこに該当してきただけの話だ。

だが最近は先週ここで取り上げた新型スズキ ジムニーやダイハツ ミラ トコットなど、「自分が買える範囲のプライスで、なおかついい感じの国産車」というのが増えているため、一部の国産車、特に軽自動車にも並々ならぬ関心を抱いている。

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星野源ならミラ トコットも似合うのだろうが

だが問題もある。いざそれを真剣に買おうかなと思ってみても、「軽自動車が似合うおっさんになるのはなかなか難しい」というリアルなプロブレムにぶち当たってしまうのだ。

まぁ新型ジムニーは男子っぽいデザインであるため、拙者のような中年のおっさんが乗っても「まったく似合わない」ということはなかろう。だが最近拙者が憎からず思っているダイハツ ミラ トコットみたいなモデルになると、ちょっとお手上げである。

まずは下の写真をご覧いただきたい。これがいわゆるひとつのミラ トコットである。

ミラ トコットはどうやら女性ユーザーを仮想ターゲットとして開発されたクルマのようだが、往年のフィアット車などにも通じるシンプルきわまりデザインは、おそらく男性ユーザーにもけっこう似合うはずだ。

ダイハツとしては、妙齢のいい感じのご婦人がコレに乗ることにより、写真上のような世界観を作り上げたいのだろう。たしかに、いい感じである。

だが、ここに写っているのがニット帽をかぶったいい感じのご婦人ではなく、例えば「星野源」だったとしても、このビジュアルの世界観は崩れないはずだ。

もう一度写真を見て、強くイメージしてほしい。後ろに写っているのがこの女性ではなく、テレビ等でおなじみの星野源だと。

……なかなか悪くないはずだ。

「クルマのヒエラルキーとか? そういうのってもう古いっていうか、ボク興味ないんですよね。クルマに限った話ではないですが、とにかく等身大で生きることこそが今の時代は重要なんじゃないかな……なんて思ってます。あ、すみません、炭酸入りのミネラルウォーター、おかわりお願いできますか?」

などと、おしゃれ雑誌のインタビューで答えていそうである。

拙者はもちろん、福山雅治すらもトコットに完敗セリ!

であるならば、同じ男性である拙者がミラ トコットに乗っても「いい感じ」になるはずだ。

……ということで、拙者は脳内で強くイメージしてみた。コレ(↓)に、ニット帽のしゃれたご婦人ではなく、

コレ(↓)が写っていると。

……ダメな感じが満ちあふれてきた。

もともと貧相なおっさんである拙者がよりいっそう貧相に見えるだけでなく、せっかくのミラ トコットもなんだか色あせて見える気がしてならない。ついでに言えば、背景にある白い壁のしゃれた建築物のおしゃれ感も台無しだ。

うむう。ならば拙者ではなく、拙者とほぼ同年齢だがすこぶるイケメンな福山雅治氏だとどうなのだろうか?

再びイメージしてほしい。コレ(↓)に、福山氏が写っていると。

うむう……。もちろん拙者の場合と比べれば20倍ぐらいはいい感じだが、それでも、すこぶるカッコいいはずの福山氏のカッコ良さが、ミラ トコットとのコンビネーションにより減じてしまう気がする。同時に、ミラ トコットの魅力もだ。

このような感じで拙者はさまざまな著名中年男性を、脳内でこの写真に当てはめてみた。

が、結果は散々であった。

ほとんどすべての著名中年男性が、それこそ桑田佳祐氏やイチロー選手から俳優の渡辺謙氏までが、ミラ トコットの魔力の前に敗れ去った。もうね、どうにこうにも似合わないのだ。似合わないというか、互いの魅力を打ち消し合ってしまうのだ。

普通のおっさんにとっての最適戦略を地道に考えていきたい

だが唯一、拙者が脳内シミュレーションを繰り返したなかで「……こ、これは!」と、ビビビと来た男性がいた。

ミュージシャンの(?)内田裕也氏である。

想像してほしい。この写真(↓)に、ニット帽のご婦人ではなく、ホワイトヘアード・デビルのごとき内田氏が、白いスーツ姿で白いステッキを持ち、写っていると。

……「ステキ」なのかどうかはわからない。だが少なくとも「なんだかわからない迫力」というか妖気のようなものがそこに発生し、その結果、内田裕也氏とダイハツ ミラ トコットの双方に良い影響(というのか何というのか)を与え合っている……ように、拙者には思える。

以上の脳内検証から、拙者は次のことを理解した。

ダイハツ ミラ トコットや、トコット的なる軽自動車が本質的に持っているパワーというか既成概念、つまり「こういうのは女性が乗るものだ」という思い込みに基づく何かは、思いのほか強烈である、と。

その強烈パワーに対抗し、そして伍していくためには、内田裕也氏のごとき強烈すぎる個性をトコットにぶつけるか、もしくは星野源氏のような同化戦略(女性っぽいクルマに、草食っぽい=中性的な男性が乗ること)を取るほか手はないのだ。

これはなかなか難しい……。

「ミラ トコットが買いたい!」と真剣に考えている拙者ではあるのだが、今さら星野氏のような30代草食風男子には戻れないし、かといって内田氏のごときホワイトヘアード・デビルになるにもまだ時間がかかる。

だがトコット的なクルマに乗るという夢をあきらめたくはない。

ということで、とりあえずはミラ トコットではなく初代フィアット パンダ(これならばおっさんにも似合うはず)の中古車を検索しつつ、何らかの方策を地道に研究していく所存だ。研究結果はそのうち、またどこかで発表したい。敬礼。

[ライター/伊達軍曹]

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