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業界ニュース 2018.7.1

AIの登場によってクルマはこう変わる

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かつては夢のような話であったAI(人工知能)機能、この機能の「クルマへの応用」については、業界内でさまざまな議論がなされています。さて、自動車の世界では、これからAIをどう活用していくべきなのでしょうか。文・吉川賢一

AI(人工知能)とは何か?

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人工知能の研究には、二つの種類があります。一つは、人間の知能をもつ機械を作ろうとする研究、もう一つは、人間が頭脳を使ってすることを、機械にさせようとする研究です。実際の研究のほとんどは後者であり、人工知能の研究といっても、人間の頭脳のような機械を作っているわけではないのです。
AI(人工知能)は会話などの音声データや、センサー・カメラなどの画像データを使い、パターンを統計的に解析して「学習」し、「新しい結論」を導き、「将来使えそうな知識」を見つけていきます。
将来的には、クルマ自身がドライバーの表情などで感情を認識し、自ら感情を生成するという、まるで、ペッパー君がクルマになったかのような、クルマができるのかもしれませんね。


AIは自動運転に欠かせない技術

クルマの運転には、道路状況や周囲を走る自動車、自転車や歩行者等によって、刻々と変化する状況に合わせて対応する技術が求められます。自動運転には、人間が記述するプログラムだけではすべての事象に対応することが難しく、「自ら学習するAIが欠かせない」と言われています。
ゲーム用GPU(画像処理半導体)で有名なNVIDIA社のグラフィック処理や高速演算処理の技術は、既に自動運転に活用されています。NVIDIAが試作したAIカーBB8は、コーンを使った道路の自動走行だけでなく、レーンや道がなくても障害物を避け、自ら判断して走行する、というところまで至っています。
この完成度を求め、テスラモーターズ、アウディ、ボルボ、BMW、メルセデス・ベンツ、ホンダなどの自動車メーカーは、実際にNVIDIAの自動運転用ソフトウェア開発キットを導入しています。


AIで事故のないクルマを目指すトヨタ

※画像はトヨタConcept-愛i
トヨタは、「交通事故ゼロを目指すため、ドライバーをサポートするクルマを作る。その開発の選択肢に自動運転を設ける。私たちは事故ゼロを目指すためにAIを使う」と宣言しています。
例えば、運転が苦手なドライバーは、AIによるアシストがあれば、運転するときの不安は取り除かれるかもしれません。また、最近目立つ高齢者の運転事故に関しても、AIによって先読み予測による事故回避ができれば、高齢者の方も運転を継続できるかもしれません。
積極的に「ドライバーを楽しくさせる」ことは考えにくいですが、クルマによって「行きたいところへ移動する楽しみ」や、「生活が便利になる幸せ」は、感じられるといえるでしょう。


AIのサポートはどこまで必要か?

すでに実用化に向けて進んでいる自動車向けのAI技術があります。ドライバーの表情や動作、心拍数などをデータ化し、ドライバーの疲労度を測り、休憩を促したり音楽を聴いたりすることを勧めてくれるシステムです。
今後は、ドライバーの過去のSNS投稿や会話の履歴から、そのドライバーの好みを推定し、少し遠回りしてでも、ドライバーが楽しめる運転ルートを提案するシステムなどが計画されています。
ただし、こういった提案がドライバー全てに喜ばれるとは限らず、ドライバーによっては鬱陶しいと感じることもあるでしょう。そのため、自動的にエアコンを付けてくれたり、窓の曇りを消してくれたり、ワイパーを付けてくれたりといった、ドライバーのストレスを軽減してくれる程度のサポートが嬉しいのかもしれませんね。


2016年にホンダとソフトバンクがAI分野で共同開発を進めることを発表しています。クルマにおけるAIの活用は、事故回避や自動運転にとどまらず、ドライバーを「絶妙にもてなす」というところまで、至っています。今後もAIが人とクルマをつなぐ、素晴らしい機能に進化してくれることを期待します。

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