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業界ニュース 2018.6.28

新型センチュリーとレクサスLSはどう選ぶ? トヨタ最高級車の存在意義とは

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■「センチュリー」は後席優先のショーファーカー

 トヨタは2018年6月22日、「センチュリー」を21年ぶりにフルモデルチェンジし、ハイブリッド化させました。3代目となった新型は「継承と進化」が開発テーマといいます。トヨタのフラッグシップではレクサス「LS」があるなか、センチュリーの存在意義はどこにあるのでしょうか。

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 新型センチュリーとレクサスLSの違いとは? と、ずばりトヨタに聞いてみると「センチュリーは後席優先の最上位ショーファーカー、レクサスLSは居住性を確保しつつも走りを追及したドライビングカーです」といいます。

 ちなみにショーファーカーとは運転手付きのクルマのことです。わかりやすく言えばセンチュリーは後席に座る人が偉く、運転手に運転をさせるクルマということになります。そして、後席ユーザーは皇室、大臣を含む政治家、法人トップなどVIPを想定しています。それは、室内に「折り上げ天井様式」を取り入れ、後席の天井は「紗綾形崩し柄」の織物を採用、後席の格の高さを表現していることからもわかります。

 そして、日本的な「正装」を演出しているのもセンチュリーです。伝統と品格を守りながら「華」を感じさせるデザインとし、車両側面にあるキャラクターラインは「几帳面」という平安時代の屏障具の柱にあしらわれた面処理の技法を採用しています。

 センチュリーの「鳳凰」エンブレムは工匠が金型を約1ヶ月半かけて手で彫り込んだもので、躍動する翼のうねりや繊細な羽毛の表情を鮮やかに描き出しているといいます。また、フロントグリルは一見、縦格子だけに見えますが、奥には七宝文様を配置して前後二重構造とし「品位ある華」を表現しています。

 ボディカラーも特別で、他のクルマと一線を画する輝きがセンチュリーにはありますが、「神威(かむい)エターナルブラック」と名付けられた黒色の塗装は7層の塗装に、3回の水研ぎを施し、鏡面仕上げをしたもの。トヨタも鏡面仕上げで「一点のくもりも残さない」としています。

■ハイブリッド化で燃費は大幅改善

 今回のモデルチェンジで、これまでは信頼性の高い伝統的なメカニズムを採用していたセンチュリーもハイブリッドカーとなり、電気モーターとエンジンで走行するように変化、高い環境性能を得ることになりました。

 ベースとなるエンジンの排気量は5リッターと変わらないものの、従来のV型12気筒エンジンからV型8気筒エンジンへと気筒数が減り、燃費は従来型の7.6km/L(JC08モード)から新型ではモーターによるアシストとエネルギー回収もあって13.6km/L(JC08モード)と大幅に向上させ、高い環境性能を備えています。

 これまで、環境性能を重視してセンチュリーを敬遠していたユーザーもこれでセンチュリーに戻ってくるかもしれません。

 一方で従来型のV12型エンジンは片側の6気筒分が故障してももう片方の6気筒分で動き続けることができるなど、二重化で高い信頼性をアピールしていましたが、新型ではそれよりも大幅な燃費向上による環境性能や後述する安全性能に重きを置いているようです。

■自動ブレーキも搭載、万一の際はドクターヘリも呼ぶ?

 新型では自動ブレーキなど安全装備も充実しています。「トヨタセーフティセンス」の搭載によって前方の車両や歩行者も検知して衝突回避支援や被害軽減を図るほか、ステアリング制御機能付きの車線逸脱警報も搭載しています。

 ヘッドライトは片側24個のLEDを使い、先行者や対向車に対して眩しい部分を遮光しながらハイビームを照射する「アダプティブハイビームシステム(AHS)」を搭載します。

 そして、万一の際はドクターヘリ等の早期出動判断を行なうD-Call Netに対応しています。これは、事故や急病時に専門のオペレータが警察や消防に取り次ぎ、エアバッグ作動時には自動通報する「ヘルプネット」を搭載してますが、車両データをもとに重症度を推定する機能となっています。

 起こってはならないことですが、起こってしまった事故の後のサポートも充実していることがセンチュリーが真のVIPカーである理由ではないでしょうか。

■新型はさらに高価な1960万円

 国内のさまざまなエグゼクティブに愛用されているというセンチュリー。3代目ではメカニズム、内外装ともに進化し、価格は1960万円となりました。従来型が1200万円台だったことからすれば、新型では値上げとなります。この点についてトヨタに聞いてみると「トヨタの最上位ショーファーカーに相応しい、デザイン、技術、品質のクルマに仕上げたため」といいます。

 価格だけ見れば高いクルマかもしれませんが、塗装表面の鏡面仕上げの上質さを見ただけでも1000万円クラスの量産車の上を行くものを感じます。内装はもちろんエンブレムやグリルなど細部に渡って念入りに仕上げられ、工芸品とも言える域に達したセンチュリーには、一度実際に接してみれば1960万円の価値も納得できるのではないでしょうか。

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(くるまのニュース くるまのニュースライター 正田拓也)

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