帝人は、今年6月に迎える創立100周年記念プロジェクトの一環として、ソーラーカーにより南極点到達を目指すプロジェクト「Clean 2 Antarctica」(C2A)を支援する。若者の挑戦へのサポートを通じて新たな価値を創造する。
C2Aは、オランダの冒険家であるEdwin ter Velde(エドウィン・テル・ヴェルデ)氏と、学生や若き専門家たちにより展開されるプロジェクト。「変革に向けた冒険」をテーマに、使用済みPETボトルやプラスチックごみなどのリサイクル素材を使用した環境配慮型のソーラーカーで、南極点への到達に挑戦する。
帝人は、このC2Aプロジェクトの趣旨に賛同し、ソーラーカーの車体や構造材向けの軽量・高強度素材の提供や、タイヤの設計解析サポートなどを通じて、当プロジェクトを全面的に支援する。帝人が提供した素材、製品は以下のとおり。
■ パラ系アラミド繊維「トワロン®」
鉄の6倍の強度と1/5の軽さという特性を有する「トワロン」を車体の床下に使用。南極大陸の鋭利な氷面から受ける衝撃への耐久性向上と、車体の軽量化に貢献。
■ パラ系アラミド繊維「テクノーラ®」
鉄の8倍の強度を持ち、耐衝撃性、耐疲労性、耐薬品性に優れる「テクノーラ」を、車体の補強用、およびソーラーパネルの角度などを調整するロープ用として使用。
■ 高機能ポリエチレンテープ「Endumax®(エンデュマックス)」
剛性、寸法安定性、耐久性に優れ、鉄の11倍の強度を持つ「Endumax」使用のロープをタイヤの周囲に巻きつけ、寸法安定性や転がり抵抗、牽引力の向上を実現する。
■ 炭素繊維「テナックス®」
3Dプリントによって成形されたPET製の車体を高強度、高弾性の「テナックス」でラミネートすることにより、車体の強度向上や軽量化を実現する。
■ ポリカーボネート樹脂「パンライト®」
軽量で寸法安定性に優れ、ガラスの200倍の耐衝撃性を持つ「パンライト」に、太陽光線を遮蔽するための加工を施した樹脂グレージングを、ソーラーカーの窓に使用する。
帝人グループは、C2Aへの上記の支援を通じて新たな価値の創造を図るとともに、これからの100年に向けて、未来の人々のQuality of Life向上を見据えたソリューションを創出していく方針だ。
なお、C2Aのメンバーは、8月27日に大型帆船でアムステルダム港から出航し、最初の寄港地であるカナリア諸島のテネリフェ島に到着する9月17日までの間に、課題として「将来、帝人が循環型社会を実現するリーダー企業となるための計画」を策定・提出する。そして、その後はアルゼンチン南部のパタゴニアに向けて航海を続け、12月にはソーラーカーで南極大陸西部のユニオン・グレーシャー・キャンプを出発し、南極点に到達する予定となっている。これによりC2Aは、往復で2300kmの距離を走破する。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダが新型「軽バン」発売!“ 柱無い”斬新モデル、反響は? 6速MT&CVTの「N-VAN」136万円から
新東名は“3年後”に全線開通!? 「あと少し…」でも2度延期なぜ? 反響は? 最後の25km「未完成区間」とは
「新大阪駅ほぼ直結高速」実現間近? 新御堂筋の“ぐるぐるランプ”が見えてきた 「淀川左岸線」万博の準備着々
「ランクル250販売前線」悲喜こもごも?? 意外に多い「辞退客」とは? ディーラーごとに対応は千差万別だった
日産が新型「和製スーパーカー」初公開へ! 1300馬力超えの「“R36型”GT-R!?」! “匂わせ”デザイン採用の「Hフォース」中国登場へ
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?