■雨天時のドライブ、油膜はストレスを感じる大きな原因の一つ
まもなく梅雨シーズンが始まります。気象庁の発表によると、今年の梅雨入りは例年(関東地方6月8日頃)よりやや早く、多雨傾向にあるそうです。雨天時のドライブにストレスを感じる人も多いと思いますが、なかでも油膜はストレスを感じる要因の一つです。油膜は何が原因でつくのでしょうか?
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雨の日の運転は、視界が悪くなったり、路面が滑りやすくなっていたり、ただでさえストレスを感じることが多いです。フロントガラスの油膜は特に不快です。フロントガラスが汚れて視界が悪いまま運転していると、運転の疲れも倍増しますし、自動ブレーキ(被害軽減ブレーキ)などの作動に影響を及ぼすともいわれています。
油膜の原因は大気中の排ガス成分や車のボディワックスやコーティング剤と言われています。
雨が降った後、車の屋根部分から流れてくるワックスの油分がガラスに付着し、水分だけが蒸発することにより、日差しでフロントガラスが熱せられてシリコンが固着する、という流れで油膜が形成されていきます。冬場はあまり気にならない油膜ですが、梅雨~夏にかけて多く発生するのは、降雨量や日差しの強さなどが関係しています。
■油膜がウォッシャー液で落ちないのはなぜ?
普通に洗車したり、ウォッシャー液+ワイパーでふき取ったりというだけでは油膜は落ちません。油膜の成分はそのほとんどがシリコンだからです。同じ主成分のボディコーティングやボディワックスは水をはじいてボディの輝きを保つよう、強力な被膜を作るものですから、それが窓ガラスに流れてくると頑固な油膜となるのは当然です。
油膜を落とすには自動車ガラス用に開発された研磨剤(コンパウンド)入りの油膜落としを使うことがおすすめです。市販の油膜落としの多くは、油膜よりももっと頑固な油膜が太陽熱によって焼きついた「被膜」を落とす効果もあります。また、油膜を落とす際は、ガラス面だけではなく、ワイパーブレード(ガラス面に接するゴムの部分)も同時に油膜落としで綺麗にしておくとより効果があります。
■油膜落としのポイントは最後の仕上げ!
油膜落としをする際、多くの方は油膜を落とすことに集中すると思います。つまり、ゴシゴシとフロントガラスを研磨してシリコンを落とす、ということです。もちろん、頑固な油膜を落とすにはこの作業はとても大切なことなのですが、最後の仕上げ=濡れタオルでの仕上げやから拭きが重要というのです。
最後の仕上げが重要とはどういうことでしょうか? 1976年から油膜落としの代名詞「キイロビン」を販売しているプロスタッフ社に聞いてみました。
――油膜落としの最後にカラ拭きをしますが、「綺麗なタオル」を使う以外に何か注意点はありますか?
油膜落としの仕上げに使うタオルという点では、単に洗濯をしたばかりの綺麗なタオルというだけでは十分ではありません。最近は柔軟剤を洗濯の最後に使う方が増えていると思いますが、柔軟剤=油分です。柔軟剤入りのタオルでフロントガラスを拭くとまた油分を窓にこすりつけてしまうことになります。
また、柔軟剤を別途使わなくても、洗濯用洗剤には柔軟剤入りのものもありますし、商品に記載されていなくても柔軟効果を得るために少量の油分が含まれている場合もあります。
――では、最後の仕上げにはどんなものを使えば良いでしょうか?
おすすめはキッチンペーパーです。キッチンペーパーには油分と言えるものがほとんど含まれていません。ティッシュペーパーも最近のものは柔軟効果のために油分を含んだものがあります。キッチンペーパーは食品に使うことが前提なので余計なものは入っていないのです。
また、ティッシュよりも分厚く丈夫で、濡らしても使えますから、油膜落としの最後の仕上げにも使いやすいと思います。
※ ※ ※
油膜落としの仕上げにキッチンペーパーとは、少々驚きましたね。キッチンペーパーなら安価で入手もしやすいです。ワイパーブレードの油分を拭きとる場合は油膜落としをキッチンペーパーに染み込ませてゴム部分を数回拭けばOKとのことでした。油膜落とし効果のあるウォッシャー液や、撥水効果のあるワイパーも油膜の原因になりそうな油分をすぐに除去できるので効果的です。
なお、キッチンペーパーは家のキッチンにあるものではなく、車内専用を備えましょう。台所のキッチンペーパーは食用の油が飛んでいる可能性があります。
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