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業界ニュース 2018.5.16

約10億円のものも!? 大型トラック、救急車など…働く車の意外な値段

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身の回りにたくさんあるのに、私たちとは縁遠い乗り物たち。重機や救急車、大型トラックなど種類は様々ですが、それらの価格はいくらぐらいなのでしょうか?調べると、意外なプライスが見えてきました。文・山崎友貴

意外と高級車だった大型トラック

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もっとも身近で、かつ特殊な車両と言えば「トラック」ですよね。高速道路を走っていると、流通に8トン以上の3軸式がよく使われているのを見かけます。大抵は運輸会社の名前が描かれており、なかなか個人で持つことは少ないと思いますが、SUVの価格などから予想すると、部品代だけでも相当高そうです。
大型トラックは、基本的にキャビン(運転席部分)とシャシーを合わせたベースで販売されています。つまり「素」で購入しても、何も積むことができません。一般的には、このシャシーに「ウイング」と呼ばれる荷物を入れる箱を載せるのですが、これにも冷凍機付きや箱だけのものなどタイプがいろいろとあります。
運送会社は自社の仕事に合わせて、様々に仕様を考えていくのだとか。そして見積もりが決まっていくわけですが、昨今は乗用車だけでなくトラックも値上がりの傾向を見せています。厳しい排ガス規制に対応するための装置や、外装も見栄えがいいようにメッキやアルミのパーツが多く奢られています。
その結果、標準的なウイングを載せた3軸式の8トン車でも、2,000万円は下らないのだとか。某社のトラックで「社長、俺をコレに乗せてくれ!」というCMがありますが、簡単にOKとは言えない金額ですね。

大きなトラック、というカテゴリーでやはり多く見かけるのが、22トンのダンプカーです。建築用の砂利や土を運んでいるアレです。ダンプカーはほぼそのまま使える仕様で売られているようですが、価格は1,000万円台後半から2,000万円台。やはり、とても高額です。
こちらは個人で購入して、持ち込みで仕事をする人も多いと聞きますので、大変な元手がかかるわけです。

救急車やパトカーは割高?

スペシャルな車の代表と言えば、救急車やパトカーですね。一般人が乗る機会は滅多にありませんが、中を見てみると様々な機器を積んでいるのが分かります。それだけでもすごい値段になりそうです。
ではまず、パトカー。パトカーにもいろいろ種類があって、白黒のパンダパトカー、捜査用の覆面パトカー、そして交通取締用の覆面パトカー、ミニパトなど多種多様です。
今回スポットを当てるのは、白黒のパンダパトカー。正式には「無線警ら車(警ら用無線自動車)」と言います。いわゆる、街を巡回しているフツーのパトカーです。地方によって車種が異なっている場合もありますが、最近多く見かけるのはレガシィB4と210系クラウン。レガシィB4は平成25年から、そして210系クラウンは平成28年から導入が始まった最新型です。
見た目の通り、パトカーにはベース車両と異なるパトランプやサイレン、アンプが付いていますが、メーカーは納入時にこれを装着して納めなければならないそうです。
それだけでなく、無線や各種端末、ラジオも搭載されているので、一般車両よりも高そうなイメージがあります。ですが、実際は逆。厳密に言えば仕様がまるで異なるため比較は難しいのですが、市販車の210系クラウン・ロイヤルが409.32万円なのに対して、もっともベーシックな2WDのパトカーで275.9万円、4WDの雪よけカバー付きで304.46万円。
つまり、市販車よりもかなり安いのです。ですが、これは大量に購入しているゆえのプライス。特別な価格というわけです。しかも入札や個別契約という一般ではない購入方法を取るため、価格が変動することも少なくありません。

では、今度は救急車を見てみましょう。救急車には一般的に2タイプあって、人を病院などに運ぶためだけの一般車両と、中に救急救命用の医療設備を搭載した高規格救急車(ハイメディック)があります。どちらも、全国で多く見るのがトヨタのハイエースをベースにしたもの。
救急車は自治体の消防本部だけでなく、民間の会社が購入することがあるので、基本的にプライスが付いているそうです。
さて価格ですが、標準の救急車はおおよそ500万円。ハイエースをベースにしたバンコンバージョンキャンパーと、それほど差はない価格です。一方、様々な医療装備を積んだハイメディックは、1,000万円強。
なお、ハイメディックはトヨタのレース部門でもあるTRD、トヨタ・テクノクラフトが製造を担当しています。


究極の“働く車”の価格はケタ違い

さて、水道などのインフラ工事で活躍しているのが、ショベルカーです。ショベルカーは大小いろいろなサイズがありますが、一般的にはミニショベルカーと大型油圧ショベルカーに分けることができます。メカ好きの人なら、一度は自分で操縦してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたに、ずばり価格をお知らせしましょう。ミニショベルカーで300万円から800万円ほど、大型はさらにピンキリで700万円から7,000万円。大型の油圧ショベルカーはとても庭では扱える代物ではありませんので、買うならミニショベルカー。ちなみに中古であれば、100万円以下で買える車両もかなり多いようです。
究極の働く車と言えば、なんと言っても自衛隊の車両ではないでしょうか。自衛隊の中でもっともベーシックと言えるのが、「1/2トントラック(旧称73式小型トラック)」です。
昔は三菱Jeepを使っていましたが、1996年から当時のパジェロをベースに特別なボディを持たせたモデルに変わりました。一般道などでも、よく走っているのを見かけます。さて、こちらのお値段は幌の基準車で423万円。パジェロ・ショートとして考えれば、少々高い気がします。
ちなみにPKO活動で一躍有名になったコマツ製の「軽装甲機動車」は2,000万円台後半から3,000万円台前半、コマツ製96式装輪装甲車は約1億3,000万円(2003年度納入価格)、三菱重工製の10式戦車は約9億7,000万円となっています。
最近、超高級SUV「ロールロイス・カリナン」がデビューして話題になっていますが、英国価格で約3,100万円。比較対象になりませんが、自衛隊車両がいかに高いかが分かりますね。
今回は、様々な仕事で活躍する車の価格をお伝えしました。広い土地を持っているなら、ミニパワーショベルあたりを買ってみたい気がしますが、やはりいずれも一般庶民には縁遠い車ですね。

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(CarMe カーミー)

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