「技術の日産」、「チャレンジングなホンダ」。絶対的な王道のトヨタに対して、日産・ホンダは常にそんなイメージで語られてきた。事実、就職人気企業ランキングでホンダが上位の常連に入るなど、ニッチな自動車ファンに限った話ではなく、人々が「トヨタにはない何か」をナンバー2、3のホンダや日産に感じていたことを表わしている。
もちろん日産、ホンダは、世界的に見れば2017年度の世界生産台数がともに過去最高と絶好調だ。でも、「何か」が物足りない。そうした現状に対して過去にあった両社のピンチを救った救世主的なモデルの意義を振り返りながら、今の両社に足りない部分を考えていきたい。
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