1度だけ作動させるMISTや間欠の時間を変更するダイヤルなども
本格的な梅雨はまだ先だが、筍が生え始めるこの時期に降り続く長雨のことを指す「筍梅雨」という言葉もあるので、今回はワイパーの使い方についておさらいを。国産車の場合、通常、ハンドルの左側にあるレバーがワイパーのスイッチになっている。そのワイパーのスイッチは、四段階の使い方が選べるようになっているのが一般的。
1 )「INT」
OFFの状態から、ワイパーのレバーを1つ下げると、「INT」。「INT」は「Intermittent」の略で、いわゆる間欠ワイパーのこと。小雨などで絶え間なくワイパーが動くとかえってうっとうしいようなときは、間隔を開けてゆっくり作動してくれるこの「INT」が重宝する。ワイパーのレバーにダイヤルが付いていて、この間欠ワイパーの作動間隔を調整できるクルマも多いので、雨量に応じて微調整すると、ストレスが軽減するのでオススメ。
2)「LO」
「INT」の位置からもう一段レバーを下げると「LO」。「LO」はゆっくり、かつ連続でワイパーが動く。だいたい1分間に45回前後動くのが標準。小雨以上・大雨未満の雨なら「LO」。もっとも使用頻度が高いはず。「LO」でワイパーを動かすようなときは、昼間でもできるだけヘッドライトをつけて、被視認性を高めるようにしよう。
3)「HI」
「LO」の位置からさらに一段下、OFFの位置からだと三段目=一番下の位置が「HI」。大雨・豪雨のときに、ワイパーをもっとも速く動かせる。毎分70回ぐらいの速さで連続して動くのでかなり高速。「HI」でワイパーを動かすときは、そうとう視界も悪いので、ヘッドライトの点灯は必須。ハイドロプレーニングなどのリスクも高まるので、速度を控えめに注意深い運転を。
4)「MIST」
OFFの位置からレバーを押し上げると「MIST」になる。「MIST」はライトでいえばパッシングのようなもの。レバーを押し上げたときにだけ、ゆっくり1往復だけワイパーが動く。霧や何かの拍子に水滴が付いたようなときに、サッとひと吹きするのに便利。
その他にもレバーを手前に引くと引いている間は、ウォッシャー液が出てワイパーがゆっくり動く。花粉や虫の死骸、鳥の糞、油膜、泥などでフロントガラスが汚れたら、ウォッシャー液を使ってきれいに拭く。 自動車用のワイパーは、約100年前に発明され、原理・構造はほとんど変わっていないが、雨水だけでなく、その他の汚れを除く役割もあるので、大きな変化が見られない……。
ただ細かいところでは雨滴感知式ワイパーは、1980年代半ばに実用化され、かつてのメルセデス・ベンツのパノラマワイパー(伸縮式シングルワイパー)や、速度に応じて拭き取り角度を変えられるボッシュのECUワイパー、メルセデス・ベンツのマジックビジョンコントロール(ワイパーブレードからウォッシャー液を噴霧)、マクラーレンの「超音波撥水技術」を使ったワイパーレス化など新しい試みはいくつかある。しかし、当面はコストの兼ね合いもあり、現行のワイパーシステムが主流であり続けるはずなので、まずはいまのワイパーを十全に使いこなせるようにしておこう。
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