三菱自動車が販売する「デリカ」が50周年を迎えるにあたり、現行モデルの改良と特別仕様車の発表に合わせて、50周年を記念するコンテンツが発表された。さらに発表会の会場にはデリカの歴代モデルが並べられ、そのヒストリーを振り返った。
50年の歴史を刻む「デリカ」のはじまり
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三菱「デリカ」の歴史は1968年7月にリリースされた「デリカトラック」に始まる。デリバリーカーを略して(「DELIvery」+「CAr」)「DELICA」を名乗るだけに、商用車がその根底にある。デリカトラックのワンボックス版であるデリカバンがラインアップに加わったのが翌69年。同年4月には9名乗車の「デリカ コーチ」が登場し、これが現在に至る乗用車としてのデリカの元祖となった。
79年6月にフルモデルチェンジし、この二代目モデルから「スターワゴン」を名乗ることになる。二代目デリカはAT車の追加、パワーステアリングの採用などイージードライブを可能としただけでなく、ハイルーフやサンルーフ仕様、対座シートなど、よりレジャービークル的性格を強めていく。特に82年10月に4WD車とディーゼルエンジンを追加したことが、今後のデリカのキャラクターを決定付けたと言えるだろう。
RVの申し子・スターワゴンとスペースギア
86年6月に三代目へとフルモデルチェンジ。フルキャブオーバーを継承しつつモノコックボディと新型エンジンを採用することで大幅に進化を果たした。このモデルは4WDキャブオーバーワゴンとしての地位を不動のものとして、レジャーシーンで大活躍していくことになる。特に三代目のモデルライフはバブル景気の真っ只中にあり、ユーザーのレジャー志向が高まったのもデリカの人気を高める追い風となった。
94年のフルモデルチェンジで四代目デリカは「スペースギア」を名乗る。三代目の開発時に見送られていた、エンジンをこれまでのフロントシート下からノーズ部に収めるセミキャブオーバーボディを採用。前席足元からラゲッジルームに至るフラットフロアと、座席のウォークスルー化が実現した。さらに、多くのメカニカルコンポーネンツをパジェロと共用することで、これまでも高く評価されてきたオフロード性能は、キャブオーバーワゴンの常識を超えたレベルに到達した。
「スペースギア」がこれまでから大きくスタイルを変える一方で、従来の「スターワゴン」も併売された。スペースギアがスターワゴンよりも大型化したことや、フルキャブオーバーのボディを求める層も少なくなく、この二台にパジェロを加えて三菱のタフなイメージを牽引していくこととなった。
RVからSUVへ……デリカD:5の登場
2007年1月に五代目となる「D:5」にスイッチし、この五代目が現行モデルとなっている。ミニバンブームを受け、これまでの“パジェロのワンボックス”的なオフロードイメージを一新。“ミニバンの優しさ”と“SUVの力強さ”が開発のテーマとなった。しかし、そこはあくまで三菱のクルマ。これまでと変わらぬ高いオフロードを性能やタフさを備える唯一のミニバンとして独自の世界を築いている。今風に言うのであれば、ミニバンとクロスカントリーのクロスオーバーSUVといったところだろうか。
デリカ50周年となる18年4月、デリカD:5の一部改良と特別仕様車が発表されている。
遊びの歴史を積んで走る50周年キャンペーン!
そんな歴史を踏まえつつ、「デリカ」50周年を記念した各種キャンペーンを開催。4月25日から2018年末まで様々なコンテンツを展開。「デリカ誕生50周年スペシャルサイト」を開設するほか、プレゼントキャンペーンや「デリカファンミーティング2018」出展が予定されている。
「デリカ誕生50周年スペシャルサイト」ではキャンペーンやイベント情報をはじめ、デリカの歴史や4WDの技術を振り返るコラムなど、多彩なコンテンツが用意されている。まずは特設サイトをチェック!
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