レンジローバーには特別な憧れがあります。シンプルで上品なデザイン、上質なレザーと上等なウッドパネルでしつらえられた“たたずまい”は、SUVやオフロードといったカテゴリーやクラスに関わらず、他のいかなるクルマでも代替のきかない孤高の存在、それがレンジローバーではないでしょうか。多くのドイツ車ではなく、ラテンのクルマでもない。しかし、ブリティッシュプレスティッジをそのまま採用するのは芸がない、とでもいうのでしょうか。ちょっとおしゃれな方が乗っている印象がありますね。ドイツから、そんなレンジローバーのもっともコンパクトな「イヴォーク」のレポートが届きました。
ディーゼルエンジンモデルのイヴォーク
古いクルマは「走る文化財」として税制面が優遇される。ドイツを見習うべき点があるのでは?
日本に正規輸入されるものはダウンサイジング、2000ccのターボエンジンを搭載されたものですが、ドイツなどヨーロッパでは例によってディーゼルエンジンモデルがあるのだそうです。ベージュのレザーにウッドパネル…そんな組み合わせに代表されるようなビクトリア調のよくいえばクラシックな、斜めに見れば旧弊な英国の世界観と強く結びつくレンジローバー。しかし、このクリーンディーゼル搭載車はスタイリッシュな上にパワフルで経済的。非常に「攻めのスタンス」を強く感じさせるのです。
SD4というこのディーゼルモデルのエンジンは2200ccのターボディーゼルエンジン。最高出力は190馬力。42.7kg-mの最大トルクをわずか1750回転で発生します。コンパクトとはいえ、絶対的には決して軽量ではないこのタイプのクルマには実にふさわしいパワープラントではないでしょうか。遠く開けたカントリーロードをゆったりと流す。そんなクルージングにもこのエンジンは実にマッチするのではないでしょうか。このディーゼルのモデルは日本には正規輸入されていません。とても残念です。
レンジローバーのアイデンティティ
また、ボートやキャンピングトレーラーを引きましょうか…こうして写真を見ているだけで妄想が膨らみます。このクルマにはそういう「イメージを想起させる何か」があるのです。これがレンジローバーのレンジローバーたるアイデンティティだといえるのではないでしょうか。こんなクルマと一緒に暮らせる生活はさぞや幸せだろうな、いつもそんな風に思うのです。
それよりもこの赤いボディがまぶしいですよね。保守的な印象のレンジローバーながら、鮮やかで躍動的な印象。実に若々しく何よりおしゃれ。親しみやすさすら感じさますね。こういう仕様のモデル、グレード、エンジンと内外装の組み合わせ、もっと幅広く日本でも選べるようになるといいのですが。ドイツで走る英国の名門を見て少し妬いてしまいました。
[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]
※当記事は過去公開した記事の再編集版です
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