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業界ニュース 2018.4.15

今こそもう一度見つめたいオリジナル・ゲレンデ

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メルセデス・ベンツGクラスが約40年ぶりにモデルチェンジというニュース。ロングライフモデルがモデルチェンジするときに、嬉しさと共に寂しさも感じますが、「ついにその時が来たか」という気持ちの方が強かったというのが正直なところです。文・中込健太郎

最新のモデルが最善…はたして本当だろうか?

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よく自動車の世界で言われるのが「最新の○○が最善の○○」というような評価。確かに高年式であるほど、同じ車としての生産年数は長く、最新のテクノロジーが搭載されますから、便利で快適で、具合のいいクルマである可能性は高いでしょう。
しかし、それがすなわち、絶対的に最善なのでしょうか。
当初のその車の生産における志、ポリシー、意図が、絶対的に希薄になっていることは間違いないでしょう。なぜなら、登場した当初から一番時間が経っているのだから。
その当初の意思を受け継いでいればそれでいいのかという意見もあるでしょう。時に柔軟に、そして更なる高みへの追求。それもまた尊いものであり、工業製品の進化として、至極当然のことだと考えます。
けれども、それでも「進化してよりよくなりました!」では割り切れないものがあるのではないでしょうか。良くなっていなくてもいい。旧弊でも構わない。あのころのあれが好き。自動車趣味とは時にこういうものがあらゆる評価に優先させられるから悩ましいものです。


適度の日寄ったゲレンデ・ヴァーゲン

実にハイテクに、近代化が図られる新型Gクラス。それはそれでよいでしょう。でも私は今こそ、W463、乗用車として近代化が図られたフルタイム4WDになった乗用ゲレンデ・ヴァーゲンとでもいうべき、オリジナルのGクラスが愛おしく、見直してみたいと思っているのです。
NATO軍の要請で造られ、納められ、しかしその虚飾を排したタフネスとツールとしての魅力に満ちたオフロードモデルは、NATO軍への納入の縛りが説かれた後も、広く支持される万能なクルマでした。
ブリスターフェンダーなどを差し引くと、望外小さなボディ。小回りは不得手だが、どこに四隅があって、周りとの距離感がどんな風になっているかも把握しやすいため、日本で、特に都内などでも扱いやすい点なども、実はファンの心をとらえた部分かもしれません。
そんなファンの声に応えるべく、もともとW461というマニュアルタイプのトランスファースイッチを持ったゲレンデ・ヴァーゲンを民生向けに開発したモデルがGクラスでした。
今やディーゼルエンジンと、V8のガソリンしかないGクラスですが、当初は直4。色気はないかもしれませんが、タフネスでは定評のあるエンジンのみを設定していたゲレンデ・ヴァーゲン。直6にしたところで重厚な車体を走らせることを考えれば、控えめに見ても非力であるという評価は免れないモデルでした。
それでも、道を選ばない、時間を厭わない。戦地など過酷な環境でも耐えてきたクルマを始祖に持つこのクルマの走りは、平和であれば「牧歌的だ」と評価することだってできようというものではありませんか。
平和でよかった、と思いたいからでもないですが、今こそちょっと古い直6のGクラス、いい選択肢ではないか。そんな気がするのですが、いかがでしょうか?

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(CarMe カーミー)

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