プライメタルズテクノロジーズは、中国の河南亚新鋼鉄集団(Henan Yaxin Steel Group)から、出鋼量各120トンの新型電気炉EAF Quantum2基を受注した。新設される工場に納入される本電気炉により、既存の誘導炉での溶解と転炉での製鋼から、より環境に適合した電気製鋼プロセスになる。電気炉に必要な電力量は大幅に低減され、操業コストとCO2排出がいずれも削減可能。新型電気炉は2019年第1四半期に稼働する予定だ。
河南亚新は年間生産量約1,000万トン以上の民間企業で、中国の5つの省や市においてコンパクトな一貫製鋼プラントを運営している。プライメタルズテクノロジーズは新型電気炉2基の主な機械・電気設備を供給し、残りの周辺設備およびサービスは、現地の設計機関により供給される。
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プライメタルズテクノロジーズが開発した新型電気炉EAF Quantumは、実績のあるシャフト炉と革新的なスクラップ装入プロセス、高効率予熱システム、新しい傾動方式を持つ下部容器、最適化された溶解システムを装備し、溶解間隔の大幅な短縮を実現。従来の電気炉に比べ電力消費量が大幅に低減され、電極と酸素の消費量低減もあいまって、全体で約20%の処理コストの低減が可能。全体のCO2排出量も、従来の電気炉に比べて粗鋼1トン当たり最大30%削減できる。
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