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アウディ 2018年のカスタマーレーシングの活動、サポート体制を発表

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アウディ 2018年のカスタマーレーシングの活動、サポート体制を発表


2018年3月26日、アウディ・ジャパンは2018年度「アウディ カスタマー レーシング」の体制を発表した。スーパーGT300に「R8 LMS」で参戦する2チーム、スーパー耐久シリーズ ST-TCRクラスに「RS3 LMS」で参戦する3チーム、ST-Xクラスに「R8 LMS」で参戦する1チームの、合計6チーム/8台のカスタマー・チームをサポートする。

「R8 LMS」は、量産モデルのR8をベースに作られたFIA(国際自動車連盟)GT3規定に準拠するレーシングカーだ。量産モデルと並行して開発が進められ、パーツの共用率は50%に達している。

アウディR8に台数限定の後輪駆動モデルが登場

アルミとCFRPの複合素材によって構成された新世代のアウディ・スペースフレーム(ASF)を採用。自然吸気のV型10気筒 5.2Lエンジンは最高出力585psを発揮しながら高い信頼性を持ち、オーバーホールのインターバルが2万kmとレーシングエンジンとしては極めて長いことも特長のひとつだ。世界中のカスタマーレーシングチームから高く評価され、AR8 LMSはこれまでに200台以上(2016年時点)を生産している。

一方、RS3 LMSはRS3セダンをベースにした、FIA公認のツーリングカー選手権TCRシリーズに準拠するレーシングカーだ。開発はR8 LMSと同じくアウディ スポーツによるもので、より多くのカスタマーが参戦可能となり、2016年9月の発表から1年を待たずに100台以上が生産されている。

■スーパーGT選手権シリーズ

スーパーGTのGT300クラスにR8 LMSで参戦するのは、2012年からR8 LMSで挑戦を続け、2016年シーズンにはチーム、ドライバーランキング共に3位を獲得したアウディ チーム ヒトツヤマと、参戦3年目を迎えマシンのカラーリングを一新した、チーム タイサンの2チームだ。

アウディ チーム ヒトツヤマは、チーム監督の岡澤優氏、エースドライバーのリチャード・ライアン選手に加え、新たにGT300での経験も豊富な富田竜一郎選手が加入。さらに次世代を担う若手ドライバーの育成にも目を向け、2017年はFIA-F4選手権で活躍した篠原拓朗選手がCドライバーとしてチームに加わる。

チーム タイサンは、2年目となる山田真之亮選手と、新たなパートナーとして2017年もGT300で活躍した川端伸太朗選手がチームに加わる。さらにスーパーバイザーとして元F1ドライバーの中野信治氏が就任した。

■スーパー耐久シリーズ

2017年からスーパー耐久シリーズに新設されたST-TCRクラスへRS3 LMSで参戦するのは、2017年シリーズランキング3位を獲得したバースレーシングプロジェクト(BRP)、アウデイ・チームドリームドライブ、アウデイ・チームドリームドライブ ノアの3チームだ。

また、2018年は新たにフェニックス・レーシング・アジアから3台R8 LMSがST-Xクラスに参戦し、この結果スーパー耐久においてアウディの参戦は6台となり、一大勢力を形成する。

バースレーシングプロジェクトは、HIROBON選手ほか、計6名のドライバーを起用(一部ドライバーはラウンドごとに入れ替えて起用)。アウデイ・チームドリームドライブは、2017年から参戦している竹田直人選手、白坂 卓也選手ほか、計4名のドライバーを起用。、同チームのファミリーチームであるアウデイ・チームドリームドライブ ノアは、計3名のドライバーを起用する。

フェニックス・レーシング・アジアは、元F1ドライバーのアレックス・ユーン、チーム共同設立者のマーチー・リーほか、3チーム 9名すべて外国人のドライバーを起用し、多国籍チームによる構成で初年度のレースに臨む。

2016年以来、カスタマーチームに好評の「アウディ スポーツ・パーツトレーラー」は、2018年度もボディ、トランスミッション、エンジンなどレース車検に適合した約2500アイテム、約8000点の部品を取り揃え、いかなるレース展開にも対応できるように体制を整え、スーパーGTとスーパー耐久レース全戦を支援する。

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アウディ・ジャパン 公式サイト

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