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現代でこそ輝ける!愛おしき「変わり種な国産車」たち【レトロ路線編】

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現代でこそ輝ける!愛おしき「変わり種な国産車」たち【レトロ路線編】

ノーマルのままでも個性満開!! ~レトロ路線に走ったB級クルマな珍モデル~

カスタマイズに興味のある読者にとって、クルマのドレスアップは個性を発揮する手段として必要不可欠だと思う。 エアロパーツ、ローダウン、オールペンなど、その手法もさまざま。「次はどんな風にイジろうか」と頭に描くことも多いだろうが、それに伴うカスタム費用が悩みどころ。それならば、あらかじめ変わり種なクルマを選んでみてはどうだろう。ノーマルでも個性的なベース車だ。 というわけで安価で旨い、B級グルメならぬ”B級クルマ(中古車ベース)”を選んでみました。

「自動車に関わる税金」98%が負担と感じている

90年代に一斉を風靡した変わり種として、レトロ調に架装したクルマが多く販売された。サンバーディアス・クラシックを筆頭に、オプティ・クラシック、ヴィヴィオ・ビストロといったクラシカルな軽自動車だ。あくまでも日本市場だけの流行だったが、ニュービートルやBMWミニ、ダッヂ・チャレンジャーなど、原点回帰な発想を持つ輸入車もあった。この原点回帰路線、クラシカルに変化できるボディキットが売れているなど、じつは現代のカスタム界でも注目を集めている。ここではレトロな雰囲気味わえるオススメ車をピックアップ。ノーマルでも十分な個性を放つ5台はコレだ。

【トヨタ・クラシック】 トヨタの市販車生産60周年を記念して、同社初の量産乗用車”AA型”をモチーフに、トヨタテクノクラフトが製作。1996年当時の新車価格は800万円と高価だったし、ハイラックスがベースだったこともビックリ。 (中古車相場:250万円~)

【マーチ・ボレロ】 いわゆるパイクカーを生み出した初代マーチだが、2代目以降もさまざまなレトロ調モデルを輩出。96年はオーテックから「マーチ・タンゴ」、翌年にはジャガー風のようなフロントグリルを与えた「マーチ・ボレロ」が登場した。 (中古車相場:20万円~)

【インプレッサ・カサブランカ】 クラシカルな軽自動車で大ヒットを飛ばしたスバルが、普通車にも投入。インプレッサ・スポーツワゴンをベースに、丸目の灯火類や英国車風のラジエターグリルで装飾。ドアハンドルやバンパーにはクロームを使ってそれっぽく演出した。 (中古車相場:20万円~)

【トヨタ・オリジン】 生産累計台数1億台を達成した2000年11月、これを記念してトヨタが台数限定で販売。プログレをベースに、観音開きのドアや高級木材を使用したガーニッシュなど、専用装備にもコストをかけた。この初代クラウンRS型をイメージした「オリジン」の新車価格は、当時のセルシオよりも高価であった。 (中古車相場:250万円~)

【日産・パイクカーシリーズ】 レトロ調といえば光岡自動車を想像するが、やはり日産のパイクカー3兄弟を外すことはできなかった。 第1弾の「Be-1」は、販売不調だった日産の救世主になったし、リゾートエクスプレス風の第2弾「パオ」はクラシカルさに磨きをかけ、シリーズ最終章の「フィガロ」はオープンエアまで楽しめた。

最近もレトロ風な新車も存在するが、かつてのような潔さが少ない。 希望を言わせてもらうと、最新デバイスを持つ箱スカや2000GTの復活(同価値観を持つコンプリートカーは存在する)。ボディや衝突安全など、いまの基準やコストの問題もあるだろうが、当時の美しさは現代のクルマにはない魅力だと思う。 古いクルマへの重税よりも、古きをリスペクトして再現されたスポーツカーがあってもいいのではないだろうか。

(ちんサブ)

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