現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 買っても平気? 10万円以下の激安中古車の中身とは

ここから本文です

買っても平気? 10万円以下の激安中古車の中身とは

掲載 更新
買っても平気? 10万円以下の激安中古車の中身とは

 いくら不人気車でもある種「ギャンブル的」な買い物になる

 中古車情報サイトを見ているとたまに見かける車両本体価格10万円以下の激安車。果たしてこんな激安の車両を買っても大丈夫なのか、疑問に思ったことがある人も多いことだろう。今回はそんな激安中古車について説明したいと思う。

販売力最強のトヨタをもってしても売れない残念な現行車4選

 まず中古車の価格が安くなる理由だが、代表的なものをご紹介しよう。それは第一に「人気がない車種」であること。多くの人が購入の選択肢に挙げにくい車種というのは、必然的に安い価格で取引されるのは当然のことだ。

 次に「走行距離が多い」個体であること。クルマというのは当然ながら走れば走るだけさまざまな部分が消耗するため、走行距離が多い=くたびれている車両という図式が成り立つ。もちろん、しっかりメンテナンスをされてきた車両であれば10万kmを超えていても、何も整備などしていない5万kmの個体よりも状態のいい場合はあるが、クルマに詳しくない人でも一目で把握できるのが走行距離であるため、どうしても過走行の車両は安くなりがちなのである。

 そして最後は「なにかしらの瑕疵(かし)がある」ことだ。もちろん、すぐに走れなくなるような重大なトラブルを抱えている個体は問題外だが、機関は絶好調でもボディにヘコミがあるとか、塗装の状態がひどく劣化している、などだ。人気のある高年式車なら直して販売する選択肢もあるだろうが、安価な車両では修理にかけた費用を販売価格に上乗せしたら高くなりすぎてしまうような場合に「外装を気にしないならお安く乗れますよ」と安い価格を付けて店頭に並べるというケースもあるわけなのだ。

 じゃあそれを買っても大丈夫なのか? という部分だが、ここはハッキリいってギャンブルにも近い部分がある。大手の中古車媒体に掲載しているようなある程度大きな中古車店であれば、あまりに粗悪な個体を売ってしまうとお店自体の悪評にもつながりかねないため、掲載している=ある程度自信のある車両ということになるだろう。

 しかし、クルマも機械。納車するまでは何も問題なく機能していた部分が納車翌日にダメになることも多々あることだ。そのため、激安中古車を買うのであれば、ある程度修理費用をプールしておいて、「壊れなかったらラッキー」、「壊れたらネタになる」くらいの気持ちで買うのがベストだろう。間違っても10万円で買ったクルマを100万円のクルマと同じ感覚で受け止めてはいけないのである。

関連タグ

こんな記事も読まれています

レンジローバー初のEVモデル!プロトタイプ車両を公開 過酷なロケーションで走行テスト
レンジローバー初のEVモデル!プロトタイプ車両を公開 過酷なロケーションで走行テスト
グーネット
2023年度のリコール、総対象台数は前年比1.7倍の約810万台 国交省発表
2023年度のリコール、総対象台数は前年比1.7倍の約810万台 国交省発表
グーネット
[新型トライトン]早くも要改善!? ランドクルーザー250並の機能が欲しい……せっかく装備してんだからカメラ目一杯使おーぜ!!
[新型トライトン]早くも要改善!? ランドクルーザー250並の機能が欲しい……せっかく装備してんだからカメラ目一杯使おーぜ!!
ベストカーWeb
衝撃! ”空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイがレッドブル離脱か
衝撃! ”空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイがレッドブル離脱か
motorsport.com 日本版
インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表
インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表
AUTOSPORT web
粉っぽい空気に要注意!! クルマの健康寿命を縮める[粉]の正体と対処法
粉っぽい空気に要注意!! クルマの健康寿命を縮める[粉]の正体と対処法
ベストカーWeb
カブト、新グラフィックモデル『KAMUI-3 RIDGE』を追加。2024年4月から発売
カブト、新グラフィックモデル『KAMUI-3 RIDGE』を追加。2024年4月から発売
AUTOSPORT web
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
AUTOSPORT web
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
ベストカーWeb
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
Auto Messe Web
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
カー・アンド・ドライバー
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
グーネット
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
グーネット
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
グーネット
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
グーネット
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
月刊自家用車WEB
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
AUTOSPORT web
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村