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三菱 新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」を発売

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三菱 新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」を発売

三菱は、新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」を、全国の系列販売会社を通じて2018年3月1日から販売開始する。車両本体のメーカー希望小売価格は253万2600円~309万5280円(消費税込)。

エクリプス クロスは、コンパクトSUVの「RVR」と、ミッドサイズSUVの「アウトランダー」及び「アウトランダーPHEV」で構成される、クロスオーバーSUVラインアップに新たに加わることになった新型コンパクトSUVだ。これまでにないスタイリッシュなクーペフォルムと、ダイナミックなSUVの機動力を融合しすることで、三菱らしいクーペSUVとしている。

三菱 新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」の北米仕様車を出荷開始

特長となっているのは、行動意欲を掻き立てる個性的なデザイン、新たな楽しみへの閃きをもたらすコネクティビティ、そして四輪制御技術による安心して楽しめるドライビングフィール。「行動範囲を広げたい、さまざまなことに挑戦したい」というユーザーの想いに応えることを目標に開発された。

各部を見ていくと、まずエクステリアは、高いヒップポイントによる見晴らしのよさや、ルーミーな室内空間といった、SUVとしての機能性は一切妥協していない。それでいながら都市に際立つ、ダイナミックで存在感のあるクーペスタイルを実現している点が、三菱の言うクーペSUVのフォルムというわけだ。

力強いパフォーマンスと、人とクルマを守る安心感を表現した「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトは更に進化している。薄くてシャープなヘッドライトとLEDデイライトをフロントフェイス上部に、ターンランプとフォグランプを下部に配置することで、より精悍なイメージを表現するとともに、ターンランプの視認性の向上も図られた。

ベルトラインや彫刻的なキャラクターラインによるウェッジシェイプ、前傾したリヤウインドウ、テールゲートを直線的に落とし込みオーバーハングを切り詰めたリヤエンド、アスリートを彷彿とさせる大きく張り出した筋肉質な前後のフェンダーなども、この車の外観の特徴的な部分と言っていいだろう。

ブラックとシルバーのモノトーンとされたインテリアは、水平基調のインストルメントパネルと立体的なシルバー加飾によって、スポーティでありながらも上質な室内空間を作り上げている。また、Gプラスパッケージには、薄型のスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)や、タッチパッドコントローラーを標準装備。ヘッドアップディスプレイはGにも搭載され、運転席の先進感が高められている。

6:4分割のリアシートは、200mmのロングスライドと9段階リクライニング機構を採用。後席乗員の広いレッグスペースを確保するとともに、後端を落とし込んだルーフラインでありながら、十分なヘッドクリアランスを確保している。

走りを支えるメカニズムとしては、4WD車に、アクセル開度や車速、車両の走行条件などから、後輪へ伝達するトルクを常に適切に配分する電子制御4WDシステムを搭載。これにAYCブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用し、ドライバーの操作に忠実な車両挙動を実現している。

ボディはフロント部を、3点式のストラットタワーバーで補強。リヤ周りを中心に構造用接着剤の塗布も、高剛性化のために行なわれている。細部にわたり最適化を図ったサスペンションなどとも相まって、意のままの操縦性と卓越した安定性を実現した。

パワーユニットには、新開発した1.5Lダウンサイジング直噴ガソリンターボエンジンを採用した。運転状態により筒内噴射と吸気ポート噴射をきめ細かく制御することで、優れた燃費性能とクリーンな排出ガス特性を実現。また、過給機エンジンのため、従来型の2.4L自然吸気エンジンを凌ぐ中低速トルクを発揮し、さらに排気マニフォールド一体型シリンダーヘッド、吸排気MIVEC、電動ウエストゲートアクチュエーター付小型ターボチャージャーにより、レスポンスも向上させている。

トランスミッションに採用されたのは、8速スポーツモード付のINVECS-III CVTだ。8速スポーツモードは、各段をクロスレシオとしながらワイドなギアレシオとすることによって、エンジン性能を最大限に引き出してくれる。また、ステップアップシフト制御を採用することで、CVT特有の回転が先行するような吹け上がり感を低減し、ダイレクトで力強い加速感を実現している。

エクリプス クロスは、中期経営計画“DRIVE FOR GROWTH”を達成するためのグローバル戦略車でもある。生産は愛知県岡崎市の岡崎製作所で行なわれているが、すでに2017年10月には欧州へ、11月には豪州・ニュージーランド、アセアン地域へ、さらに2018年1月には北米に向けて出荷されている。計画では、最終的に約80ヶ国へ展開される予定だ。

国内では、2017年12月22日より予約注文を受け付けている。三菱によると、2018年2月末時点ですでに約5,000台の予約注文が入っているそうだ。2018年度の販売目標は、月間1,000台となっている。

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