ホンダは、2月28日~3月2日に東京ビッグサイトにて開催される「FC EXPO 2018~第14回[国際]水素・燃料電池展~」に水素ステーションや燃料電池自動車などを出展。「つくる・つかう・つながる」をコンセプトに、ホンダが考える近未来の身近な水素社会を紹介する。
水素を「つくる」技術としては、実用化を目指し開発中の「スマート水素ステーション(SHS)70MPa」が展示される。このSHSの最大の特徴は、製造圧力82MPa、充填圧力70MPaという高い圧力を実現していること。高圧水素を製造・貯蔵し、燃料電池自動車に充填する高圧水電解型水素製造ステーションとしては、世界初のスペックとなっている。
水素を「つかう」技術としては、燃料電池自動車「クラリティ フューエル セル」を展示。また「つながる」技術としては、V2L(Vehicle to Load)対応可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」、V2H(Vehicle to Home)対応DC普通充電器「Power Manager」といった、燃料電池自動車などの電動モビリティーから外部給電を可能にする製品が展示される。
さらに、「一般社団法人水素供給利用技術協会(HySUT)」のブースにおける、燃料電池自動車と水素ステーションに対する理解を促進する展示に、クラリティ フューエル セルと、Power Exporter 9000が出展される。クラリティ フューエル セルの静かで力強く滑らかなドライブフィールを体験できる試乗会も実施されるので、最先端モビリティに興味のある人は足を運んでみるといいだろう。
これからもホンダは、「クリーンで安全・安心な社会」の実現に向けて、「つくる・つかう・つながる」技術の組み合わせによって、エネルギーの地産地消と、低炭素社会を可能にする取り組みを拡大させていくとのことだ。
【主な出展内容】
Hondaブース
○スマート水素ステーション(SHS)70MPa
○クラリティ フューエル セル
○Power Exporter 9000
○Power Manager
HySUTブース
○クラリティ フューエル セル
○Power Exporter 9000
なお、2月28日 9:30~12:00に開催される、FC EXPO専門技術セミナー「燃料電池自動車(FCV)普及拡大に向けた開発と展望」において、「Hondaの燃料電池自動車開発と水素社会に向けた取組み」と題した講演が行なわれる。
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